みなさんこんにちは、鷹です!
少し変な記事タイトルでスイマセン<m(__)m>。
これにはちょっと訳がありまして、、、、、
今年はコクワガタがたくさん採れたこともあり、少し本格的にコクワガタのブリードに挑戦しています。
がしかし、コクワガタの産卵セットを組んであった飼育ケースが、先日不慮の事故に遭ってしまったのです。
事故に遭ったのはこちらの飼育ケース。
置いてあった場所も悪かったのですが(階段の踊り場)、三男が朝、学校へ行く際にランドセルをひっかけ階段から転落。幸い中身が全部出てしまうことはありませんでしたが、マットがかなりこぼれ出てしまう事態となってしまいました(涙)。
というわけで整理も兼ねて少し中の様子を見てみることにしてみました。
目次
少しだけ割り出し
まずは今日の飼育ケースの様子こんな感じです。
とりあえずこぼれ出たマットや木を元に戻しておきました。もし幼虫が生まれてマットの中に出てきていたら大変なことになってしまいますからね。
ただ一度ひっくり返ってしまっているのでここは割り切って、大きめの容器にひっくり返してみることにしました。
幸いマットの中には幼虫の姿も卵も確認できませんでした。そして産卵木を取り出して少し観察していると、所々柔らかくなっている部分があります。そこを少し割ってみると、、、
いました!コクワガタの1齢幼虫です!
スプーンに移動させてみると、まだまだかなり小さいですね。^^;
これはまだプラスチックコップに移すには早すぎです。
以前、あまりにも早い時期にコクワガタの幼虫を取り出して2頭が死んでしまうということがあったため、今回は幼虫を産卵木に戻し割った部分も元に戻して、再度マットの中に埋めてもう少し様子を見ることにしました。
この産卵木にはまだ他の幼虫や卵がいる可能性もあるため、もう1か月ほど様子を見てから割り出しを行ってみたいと思います。
コクワガタの幼虫の取り出し
ところで先日から見えていたコクワガタの幼虫ですが、
今日確認してみるとかなり大きくなっているようです。
こちらはさすがに問題なさそうですので、早速取り出してみることにしてみました。もしかすると他に幼虫がいるかもしれませんし。
出てきたのは1頭だけ
幼虫が見えていたのはこの飼育ケースの右側です。この飼育ケースは中央に仕切り版があるため、左と右で少し飼育環境を変えてありました。
- 左=産卵木
- 右=フジコンバイオくち木BLOCK
これらをそれぞれ埋め込んで複数の成虫を飼育していました。
左側はつい先日までコクワガタのメスが産卵している様子を確認していたので、しばらくはこのままにしておきます。そして幼虫が見えていた右側を掘り出して確認してみたところ、、、
出てきたのは見えていたこの1頭のみでした。
このことから考えるとコクワガタの産卵にはフジコンバイオくち木BLOCKのような柔らかい材より、少し硬めの産卵木の方が適しているのかもしれません。
今後の参考にしていきたいと思います。
菌糸ビンの利用
さて、たった1頭とはいえ取り出すことができたのでプラスチックコップへ移動ですが、少し前から考えていたことがあったので今回は実践してみることにしてみました。
それがこちら、
ノコギリクワガタの幼虫を飼育している菌糸ビンです。9月21日にさなぎになっていることを確認していたのですが、羽化はもう少し先のようです。
(相変わらず見えづらい画像でスイマセン^^)
どちらにしても成虫となって出てくるのは来年の初夏の話。しかしよくよく見てみるとほとんど菌糸が残っています。もちろんさなぎになってしまえば菌糸は必要ないので、取り出してコクワガタの幼虫に使ってみることにしてみました。
取り出した菌糸ブロックをプラスチックコップに入れ、その上からマットを詰めて少しくぼみを付けた部分に幼虫を乗せてあげます。
この後元気にマットの中に潜っていきました。
最後に
やはりクワガタはカブトムシと違って、成虫を飼育しているだけで自然に交尾・産卵というケースは少ないようです。たとえあったとしてもその場合は今回のように、飼育ケースの中から出てくる幼虫の数は少なくなってしまうようですね。
私は過去にもコクワガタの幼虫を成虫まで飼育した経験はあるのですが、思い返してみれば確かに多くても年に3頭ほどだったと思います。
今年は産卵木をセットしたこともあってま、だまだコクワガタの幼虫を取り出すことができるでしょう。
できるだけ多くの幼虫を取り出して、大事に育てていきたいですね。
コメント
はじめまして。ネコ吉と申します。
クワガタ飼育でたいへん参考にさせていただいてます。
おわかりでしたら・・と祈りを込めての質問なのですが、、
ひょんなきっかけで2年前からコクワガタを飼いだし、今年はじめて産卵→幼虫孵化まで
こぎつけたのですが、
7月中ごろに割り出し後、1週間ほどプリンカップで、産卵した既存マットで飼育。
それから1.5Lのペットボトルを半分ほどに切り、新品マットで菌糸ビンもどき(笑)
にて個体ごとに飼育中。
という状況です。
7頭ほど居ますが、うち1頭は割り出し時に比較的大きかった(2齢?)ので
100均で買ってあった小さな虫かごにマットを入れ飼育してます。
その固体なのですが、半月ほど前にマットを換え(おそらく3齢)、
ケースの底の見える位置でうねうねしている状態でした。
ところが、2、3日前にそのケースを確認したら、同じ場所ですが、薄い黄色の
物体が居ます。
と、ここまではいいのですが、動きがイモ虫状態のモソっとしたものではなく、
釣り上げた小魚がはねるような、ピョッピョッ・・みたいな動きをします。
なおかつ、明らかにイモ虫状態の幼虫とは容姿が異なります。
透明なケースですが、細かなマットのカスも邪魔ではっきりと確認までは
できないのですが、まさか蛹になっているなんてことが、この期間、この時期で
あり得るのでしょうか?
ネットで検索しても、孵化して3ヶ月程度で蛹になる内容は見つけられません。
気になって仕方ないので、思い切ってコメ欄で質問してしまいました。
何かご存知でしたらご教示いただけませんでしょうか。
長くなってすみません。
ネコ吉様
はじめまして!
かなり詳しく状況をご説明頂き、ありがとうございます。
早速ですがその『謎の生物』、
文章の内容からすれば『コクワガタのさなぎ』に間違いないと思われます。
まずはこれまでの飼育経緯を再確認して頂きたいのですが、
ペアリングから産卵セット、さらに割り出しまではどのような状況でしたでしょうか?
コクワガタの幼虫はかなり小さいため、
割り出し時(7月中旬)に2齢、半月ほど前(9月初旬)に3齢であったならば、
産卵、孵化は春先~初夏にかけてではと思われます。
もしそうであれば今年の夏はかなり気温が高かったため、
飼育環境にもよりますが、早期羽化の可能性は十分に考えられます。
私自身は経験がありませんが、以前『月夜野きのこ菌』様の飼育ブログで、
『ヒラタクワガタのメスが4か月で羽化した』という記事を見たことがあります。
念のためリンクを張っておきますので、よろしければ参考にしてみて下さい。
『本土ヒラタクワガタの飼育 【幼虫飼育経過観察】 菌糸ビン飼育による早すぎる羽化!』
ともあれしばらくはあまり刺激を与えず、
定期的に観察してみて下さいね。^^
taka様
お世話になります。早速のご回答ありがとうございます。
とりあえず、ご回答内容について、、、
>ペアリングから産卵セット、さらに割り出しまではどのような状況でしたでしょうか?
ペアリングというほど意識したアクションはしてませんが、昨年夏に♂x②を
自然採集して、♀x②をショップで購入。
越冬しましたが、今春だったか、♂1頭が☆になり、♂①+♀②の状態で同居。
5月半ば頃に別容器で産卵セットをつくり、♀2頭を移動。5月終わり頃に
♀を元の容器へ戻しました。
セットは2ヶ月ほど放置し、7月終わり頃に割り出して7頭発見。
記憶が確かなら、2齢くらいが2頭、あとは初齢だったような気がします。
こんな感じです。
現物の明瞭な写真でも撮れて、ご覧いただければもっと判るものかと、、残念です。
どさくさ紛れのようで申し訳ありませんが、実はもうひとつ不思議な話があり、
これも半月ほど前の話ですが、産卵用の容器とは別の成虫の飼育用容器の中で、
3齢maxほどに育った幼虫がうごめいており、ビックリ。
産卵木も何もなく、産卵容器のマットを使いまわしたわけでもない別容器に
イリュージョンかと思える事態で、1頭増えました(笑)or(凍)。
ミヤマ種とかでもないのに、マット産卵なんてあり得るのでしょうか??
びっくり続きですが、全頭無事に羽化してくれるといいなと祈りつつ。
ありがとうございました。。。
ネコ吉様
早速のご返答、ありがとうございます。
内容から察するとメス2頭、もしくはどちらかは昨年の時点で交尾しており、
産卵セットに投入直後に産卵したのではと思われます。
そうすれば羽化までは5ヶ月前後という計算になりますので、
十分に有り得ることだと思います。
その『証拠』とも言えるのが成虫飼育用の容器から出てきた幼虫で、
おそらく越冬直後にメスがマットの中で産卵したものと思われます。
ちなみにコクワガタのマット産卵については、
私も過去に何度も経験しています。
(ブログ他記事でもご紹介していますよ^^)
『コクワガタが産卵していたようです マットの中に幼虫が!』
この繁殖力の強さが、小さくて弱いにも関わらず
あちこちで成虫を見ることができる要因の一つかもしれませんね。
ちなみに現在『さなぎ』と思われる個体は約1か月後に羽化するでしょうが、
来年の春までは蛹室内で休眠し活動を開始しません。
少し不安化もしれませんが、
自力で蛹室から出てくるまでそっとしておいてあげて下さいね。^^
全頭無事羽化してくれるよう、お祈り申し上げます。
こんばんわ。ネコ吉です。
先のコメントの蛹ですが、、、
さきほど羽化しているのを確認しました。
頭半分が茶色、下半分がクリーム色っぽい感じで、最初見た時は
変色している!死んじゃったか??と一瞬焦ったのですが、動いたので
まさか!!と。
こんな感じです。
ところで、、
現在100均の15cmx10cmくらい、深さ10cmほどの透明の虫かごに居ます。
幼虫の頃、ケースの底いっぱいに潜って、蛹の状態で見えたのはケースの
底面からです。蛹の体面が触れているのがマットでなく、ケース面なので
どうかと考え、ケースを正方向でなく、横面を底にして立てるような(フタが
横方向に)状態でそっと経過を見てました。
この先ですが、本来(マットの)地表面が上になるべきですが、当然横
向いてます。つまり重力方向の上はケース横面な訳で、重力にしたがって
上に出ようとしてもケース横面が天井になります。
もし横方向に穴を掘りフタ方向(マット地表)へ出た場合、抜け穴から
崖下へ転落する話になる訳です。
説明が難しく、ややこしくてすみません。
どうしていいか、わかりません。
アドバイスあればご教示いただけませんか!!
よろしくお願いします!
ネコ吉様
こんばんは。
無事羽化してくれたようですね、おめでとうございます!
さてこれからのことですが、、、、
文章から判断すると、まだ羽化して間もないと思われますので、
とりあえず1ヶ月くらいはそのままにしておいてあげて下さい。
その間に体色もみるみる赤から黒へ変色していきます。
そこまでくれば飼育ケースを本来の縦向きにおいてあげれば大丈夫です。
ただ、この時期に羽化した成虫は来年まで活動を開始しません。
ご存知かもしれませんが、これを『休眠』と言います。
その間羽化した成虫は蛹室内でじっとしており、
来年の春先から初夏にかけて活動を開始します。
そうすれば自力でマット内から地上に上がってきますので、
それまではそのまま放置しておけば大丈夫です。
ただ成虫に余計な刺激を与えないために飼育ケースを置く場所は室内で、
なおかつ冷暖房の影響がない場所が好ましいです。
初めてのことで不安化もしれませんが、
休眠中の成虫は数か月もの間、食事も全く摂りません。
これは自然界ではごく当たり前に起こっていることですので、
心配する必要はありません。
そして来年の3月~4月ごろ、
目安としては外気温が18℃前後になれば、
飼育ケースにゼリーを入れてあげれば良いと思います。
そうすれば休眠からクワガタは自然にマットの上に上がってきます。
それまではとにかく安静にしておいてあげることですね。^^
ちなみに『説明文』とてもよく分かりますよ。
もしまたご質問があれば、お気軽にお問合せ下さいね。^^
taka様
こんにちは。いつも親切かつ丁寧なご回答、ご対応ありがとうございます。
放っておくんですね。。
でも正直、見えるだけに生きてる、死んでるが不安でしかたないのですが、
そっとしておかないとヤツらとてストレスで、それこそ死んでしまいそう
ですね。
ちなみに羽化したのは♀のようです。
あと7匹の幼虫がペットボトルのニセ菌糸ビン(中身は幼虫用と称すマット)
なのですが、どこかで3ヶ月ごとくらいでマットを取り替えるような事を
目にしたのですが、そろそろ3ヶ月くらいになるものかと。。
換え用のマットは買ってあるのですが、コイツらは外から見えません。
もし・・・また蛹になっているヤツが居たとしたら蛹室とやらを壊し
面倒なことになったら、、、。
と考えると、どうしたものかと思案してます。
まぁ、古いマットをバラさなければ交換もできない訳でもあるのですが。。
命あるものを相手するのって人間でもイヌ、ネコでも、害虫を除く昆虫でも
クワガタを飼い始めて、あらためて奥深いなと感じます。
では、また何かありましたら訪問します。
そのときは宜しくお願いします!
ネコ吉様
こんばんは。
確かに不安かもしれませんが、
屋外のクワガタたちはじっと来年の春を待っています。
できるだけ同じ環境を与えてあげることが一番ですね。^^
ただ少しだけ補足を。
マットの表面が乾燥してきたら、霧吹き等で軽く湿らせてあげた方が良いですね。
この時注意が必要なのは、蛹室内に水が入ってしまわないようにすることです。
私の過去の飼育経験から言っても、
こうしてあげれば無事越冬してくれる確率がぐっと高まります。
マットについては『3ヶ月』というのはあくまで目安ですね。
好ましいのは幼虫の食べ具合やマットの劣化を見ながら交換していくことです。
マットが異常に乾燥していたり、幼虫の糞が目立ってきたり。
あるいはマットがパサパサな状態になって繰れば、交換してあげれば良いかと思います。
そのため飼育場所や飼育種、さらに個体差も出てくると思いますので、
定期的に観察を続け、交換時期を見極めていく必要がありますね。
逆に言えば、外から幼虫の姿が見えない状態であれば、
交換する必要はありませんね。
クワガタを飼育しているといろいろな気付きがあったり、
改めて考えさせられることがあったりしますが、
こうして『命』について考えられることは、とても素晴らしいことだと思います。
またのご訪問、心よりお待ちしております。
taka様
ご無沙汰しています。以前”おかしな時期に蛹化→羽化してしまった”
コクワガタの件で質問させていただいたネコ吉です。
当のコクワは100均の虫かごで、以来まったく姿も見せず生死不明でしたが、
勇気を出してマットをバラしたところ、無事♀として生きており、祝初ブリの
初号機となりました。
カミさんとちょっと感動モードに浸ってました(笑)
さて、いよいよ暑くなりはじめ、去年孵化した幼虫たちもペットボトルの
ニセ菌糸瓶(中味はマットですが(悲))で蛹化しはじめました。
去年7瓶ぶんの幼虫ができたのですが、うち1匹は12月頃というこれまた
おかしな時期に蛹化してしまい、最初は蛹室でピョッピョッと元気な様子
でした。
が、日が経ち確認できたのですが、幼虫時の頭の茶色い蓋が取れておらず、
蛹化不全というヤツだったのでしょうか。
年が明けるころにはこげ茶色に変色し、まったく動く様子もなく☆に
なってしまったようで、先日荼毘に伏せました。
残り6匹のうち今のところ1匹を残し蛹になったようですが、この1匹の
ような残念な結果にならないかちょっと心配です。
たかが昆虫と言えど、やはり命あるものを意思を持って抱えた以上、
正直、情が入ってしまってますね。(笑)
なにせ、クワガタを飼育する行為自体3年前初めてで、カブト虫とは
また違う姿・形。
コクワだからかもですが、なにか無邪気さや可愛らしさみたいな
ものを余計に感じているような気がします。
と、前置き長くなりましたが近況はこんな感じです。
さて、今回再びメールさせていただいたのは、現在の子クワたちに
ついてまたご教示頂きたいのですが、
現在の構成は、
①♀:子クワの親。WDの♂のためにショップで買った嫁です。
おそらく3年目。なんとか越冬し生きてました。
②♀:上記、おかしな時期に羽化までしてしまい、成虫で確認できた子。
③~⑥:蛹中。雌雄不明。
⑦:幼虫状態。
です。
質問は、②~⑦が適当な数で雌雄分かれたとして、
1.無事成虫となった場合、どのような飼育方法(多頭とかペアごとなど)
を取るのが良いか。
2.交尾時期はいつごろが想定でき、♀の産卵セットを用意すれば良いか。
3.産卵セットから出した後の♀の飼い方。
去年は今頃に産卵セットを造り、6月はじめに♀を出し、7月終わり頃
割り出しをして幼虫を採取。
という感じでしたが、いろいろ調べましたが具体的に「こう」という
内容が見つけられず、また子たちもこれから成虫になる話で時期も全然
違うのでどうすべきかわかりません。
また質問の3ですが、これは①の♀ともう1匹♀がいたのですが、♂が
☆になり、♀x2の状態で居たところ、どうやら①がもう1匹の♀を
バラバラに殺してしまったようでした。
タンパクを採りたい時、♀は共食いをするような話をネットで見たことが
あります。このことからの質問となります。
お忙しいと思いますが、お時間ある時ご教示いただけると幸いです。
アドバイスよろしくお願いします!!
ネコ吉様
こんばんは。お久しぶりのコメント、ありがとうございます。
『例のコクワガタ』、無事羽化してくれたようですね!
おめでとうございます。
1匹は残念ながら☆になってしまったようですが、
こればっかりは命あるものと付き合っていく上で
避けては通れない道かと思います。
さてそれではご質問について。
1.クワガタの飼育については、
寿命を最優先させるのであれば1匹づつの単独飼育が最も理想と言えます。
ただこれはあくまでも私の個人的な方法になりますが、
飼育スペース等の問題からどうしても多頭飼育する場合は、
⓵オスとメスは一緒にしない
⓶できるだけ大きめの飼育ケースを使い、隠れることができる場所も多く確保する
⓷エサ(ゼリー)は飼育数に合わせて入れておく
ということを心がけています。
確かにコクワガタ(特にメス)は、
オスや他のメス、さらには自分が産んだ卵や幼虫までも襲ってしまうことがあります。
ただこれはあくまでも『閉鎖された飼育環境』だから起こってしまうことで、
自然界ではほとんど見られないと考えています。
そのため私は上記のような飼育方法をとっています。
2.ネコ吉様の管理個体を見てみると、
⓵のメスはおそらく初夏頃には☆になってしまうのでは?と思われます。
そうすると必然的に⓶以降の個体になってしまうのですが、
例え順調に羽化してくれたとしても、6月~7月頃になるのでは?と思います。
もちろん羽化時期や活動を始めた時期にもよりますが、
コクワガタは羽化した年よりも一冬を越した翌年の方が、
確実かつ多く生んでくれる可能性が高いです。
そのためお勧めとしては、
今年の夏はできるだけぜりーを多く与えて飼育し、
来年の今頃からブリードにチャレンジするという方法です。
3.これも私の飼育方法になりますが、
産卵を終えたメスは必ず単独で飼育するようにしています。
理由はネコ吉様が書かれている全くそのままです。
さらに付け加えると産卵を終えて体力を消耗したメスが、
逆に被害に遭ってしまうことを防ぐためです。
以上になりますがいかがでしょうか?
少し長文になってしまったためご不明な点等あれば、
またいつでもお気軽にお問合せ下さい。
taka様
いつもお世話になっております。
本当に丁寧なアドバイス、毎回感謝に尽きます。
ありがとうございます。
まだ蛹中の6匹の雌雄が現在不明なので、どうなるのか
わからないところではありますが、ブリードを考える
ならアドバイス通り、来年をターゲットでやってみようと
思います。
クワガタを飼うきっかけも、なぜここに?というように
自宅庭で♂と偶然出会ったというひょんな事から、わざわざ
ショップで♀を買いに。
ということからでした。
それから仕事先でやはり♂ばかり2匹拾い、そのたびにショップで
♀を買い足して今日に至るという事なのですが、
飼っている中で、狭いケースの中でほとんど潜ったままの状態に、
「オレに捕まらなければ今自然の只中で生きてたんだろうな」、、と
思うこともあり、近所の神社にでも放してやろうかとも考えた
こともありました。
が、自然界の掟とはいえ、天敵や他動物に捕食されるような結果を想像
するとそれもいかがなものかと。
こんな葛藤のもと、手をつけた以上これも縁。責任もってコイツらを
飼うぞみたいな感じですね。無邪気な姿が癒しを与えてくれますし。。
(こうしてtaka様サイトにコメント打ってるのもコクワが引き寄せた
縁ですね(笑))
この先はショップで買い足す事はやめようと思ってます。今居るヤツらの
系譜がいつか途絶えたところで卒業。
やっぱ大小問わず、「命」抱えるのって重い事を実感してます。
取り留めない話ですみません。
ところでくだらない質問なのですが、マット中の蛹の様子を観察していて
思ったことで、「蛹室」って何らかの事情で人工のものを使うようですが、
ティッシュとか発砲スチをくりぬいたようなモノとかあるようですが、
マットを指とかで押さえてカチカチにして、それっぽい感じではダメなの
ですか?
そのほうが自然に近いような気がするのですが。
ホントくだらない疑問でしょうが、結構気になる疑問なので、またおヒマ
な時にでも教えてください。
では、今後とも宜しくお願いします!
ネコ吉様
こんばんは。返答が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。
本当に偶然に偶然が重なって今日に至ったようですね。^^
ただ出会ったことは偶然だったかもしれませんが、
そこから先はネコ吉様の小さな命を大切にするお気持ちと、行動による賜物です。
それがなければ私と交流して頂くこともできませんでしたからね。^^
人によっては例え見つけても大して興味も持たず素通りしてしまったり、
中には捕まえてももっと酷い扱いをするかもしれんせん。
またコクワガタにとってみても捕まったのがネコ吉様だったからこそ長生きできましたが、
これが先程述べたような人や、ましては他の動物であれば、とっくに☆になってしまっていたことでしょう。
そう考えるとどちらが幸せだったかは非常に複雑ですので、
私はなるべく深く考えないようにし、少しでも長生きできるように飼育するようにしています。
さて人口蛹室の件ですが理想はやはり仰る通り、マットを固めて作った方がベストかと思われますが、
実際作ってみるとこれがなかなかうまくいきません。
ご存知のようにクワガタはさなぎの状態でもじっとしている訳ではなく、そこそこ頻繁に動いてくれるのですが、
マットを固めて作った蛹室だとこの動きに耐え切れずボロボロと崩れていってしまいます。
クワガタが自分で作った蛹室はそれでも崩れませんが、それは蛹室を作る際に糞や自分の体液を使っており、
それがまるでセメントのような役割を果たしています。
そのため私だけではなくカブクワを飼育しているほとんどの方が、
さなぎが動いても崩れない素材を使って、人口蛹室を作っています。
ご参考までに。^^
Taka様
いつもお世話になっております。
なるほど~、、、自然の営みは生半可な人工世界では言うに及ばずという感じ
ですね。参考になりました。
またお褒め(?)の言葉もいただき、くすぐったい感じです(笑)
さて、先ごろ蛹クン達(6頭)の様子を確認したのですが、一応3頭が♂の
ようです。はっきりと顎が出ているのがわかりました。
しかし1頭だけ(雌雄不明)、どうも動きが無く、今のところ茶変色して
いないようなのですが、少し心配な感じです。
すでに夏が来たような気候となってますが、勘違いして羽化が早まらないか
なぁ、、などと思う今日この頃。
とりあえず30cm角くらいの大きさのケースが2個ありますので、アドバイス
通り♂♀分けて、来年を待ってみようと思います。
成虫の♀2頭はおとなしいながら、ちゃんと生きててくれてるようです。
母♀が先日ゼリーを一生懸命すすっているところを目撃しました。
カブトや大型クワガタ(一時ミヤマも居ました)に比べ、ぜんぜん体が小さい
せいもあるのか、何とも無邪気な姿というか、可愛げというか、、。
コクワにハマってしまった一因かもしれません(笑)
では、また変化出たらレポートさせていただきますね!
こんにちは。
ぼちぼち羽化が始まりました!
とりあえず3/6頭、すべて♂のようです。エセ菌糸ビンのペットボトルの
中でモソモソと薄茶色が動いているのが確認できました。
しかし1匹だけどうも動きがなく、薄茶色にうっすら白っぽいスジが見える
ので、羽パカか羽化不全で☆になったのか、、、気になって仕方なかったので
ネットでは1ヶ月ほど放置がベターとありましたが、手のひらに載せた画像の
方もいたので、思い切って慎重に慎重を重ね掘り出してみました。
心配は余所に、ぜんぜん元気な♂クンでひと安心。
小さい虫カゴに新品のマットで床を作り、入れた途端ソッコー潜っていき
ました。
残りの蛹クンたちですが、私のミスで、うち♂1匹を危うく殺してしまう
ところでした。
超ヤバい光景を見てすぐさま掘り出し、ネットで見たティシュ蛹室を作り
ましたがピクリとも動かず、かなり凹みました。
とりあえず翌日、荼毘に伏そうとその日は寝ました。
しかし、朝起きると家内が残したメモが。
「生きてるみたいだよ」と。私が寝たあとで動いているのを見たそうです。
翌日、これまたネット受け売りの園芸スポンジで蛹室を作り引越しさせると
元気な様子を見せてくれてます。
やっぱ命は「重い」と実感します。蛹のなんとも無邪気な格好を見たら余計に
自分のミスを悔やむばかり。
でもあの状態から、死なずに生きててくれるとは。命の驚異とでも言う
のでしょうか。
そんなこんなで、小さな虫たちがいろいろと感動を与えてくれる今日この頃
です。
では、また!
ネコ吉様
こんばんは。
コクワガタたち、順調に羽化していっているようですね。^^
慣れない頃はほんの少しの変化が気になりついついと手を出してしまうもので、
その気持ち本当に良く分かります。
ただそれも何とか無事羽化させてあげたい気持ちの表れで、
決して悪いことではありませんね。^^
クワガタのさなぎは羽化前になると極端に動きが少なくなります。
その後、茶色から赤黒っぽく変色して羽化を迎えるのですが、
動かないは変色してしまっているはで、さすがに不安になってしまいますよね。
蛹室に移動させたさなぎも無事羽化してくれると思いますよ。^^
taka様
こんにちは。
祝!すべて正常に羽化してくれました!!
Taka様アドバイスほか、ネットの受け売りばかりでしたが、なんとか
ここまでやって来れました。ありがとうございます。
先のコメントで「殺しかけた」チビが最終だったのですが、受け売りの
人工蛹室にて、脱皮の瞬間まで観察させてくれました。
他のチビらはビンの外から見えたとはいえ、マットの中の蛹室だったため
何となくわかったレベルでしたが、初めて見た「頭・茶色-尻・白色」の
ツートンが何とも神秘的でした。
結果、♂x4と♀x3 でまずまずのバランスでした。
体格の個体差ってのもすごいですね。とくに♂はパッと見50mm弱も居れば
40mm有るか?コイツ、みたいな。
とにかく可愛いです(笑)
いろいろとお世話になり、ほんとうにありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします!
ネコ吉様
こんばんは。
ついにやりましたね!おめでとうございます。
初チャレンジでここまで羽化させてあげられたことは素晴らしいことです。
確かに最初は受け売りかもしれませんが、
一つ一つが貴重な経験となり実績となっていきます。
できれば次世代・累代にもぜひチャレンジして頂きたいものです。^^
またさなぎから成虫へと羽化する様子を観察できたことによって、
今後見えない状況であってもクワガタの状態を推測できるようにもなりますね。
コクワガタは小さくて動きも素早いため事情に可愛い印象を受けますが、
静かに長時間観察しているとケンカをしたりメスを取り合ったりして
いかにもクワガタらしい姿も見せてくれます。
できれば大事に飼育して、
是非とも次世代のブリードへチャレンジしてみて下さいね。
Taka様
ご無沙汰しております、ネコ吉です。
いつもありがとうございます。
夏も終わり、そろそろエサの減りも少なくなりはじめたので、マット交換を
しつつ近況報告です(笑)
まず固体についてですが、先の孵化結果の報告で「♂x4と♀x3」と申し
ましたが、
① 「蛹時に私が殺しかけた♂」クンは、羽化してくれた後1週間後くらい
だったと思いますが突然死していました。
② ♀群ですが、いただいたアドバイス通り、♂と分け、4匹を1カゴにして
ましたが(たぶん)母♀と1頭が影も形も無くなっており、現在30mmと
20mmの2頭だけになってしまいました。
③ ♂群は50mmと45mmの大ペア。35mmと30mmの小ペアに分け、
2カゴにしてましたが、45mmは頭と胴がちぎれた状態で発見。
50mmにやっつけられたのでしょうか。夏場のエサ交換は2,3日ごとに
やり、その頃はちゃんと45mmも元気な様子だったので、最近の話かと
思います。
という事で、♂x3と♀x2が今日現在です。
マット交換の間、空にしたカゴにまとめて仮入れたところ、♂クン達の
性欲が爆発したのか、小群の♂クン達が30♀に乗っかり変わるがわる
交尾?らしきアクションをはじめました(^ ^;)
♀は嫌がって?たようでアクションだけに終わったと思います。
さて、ここからですが、越冬を迎えるにあたり、固体をどうやって分けるが
ベターかについてまたアドバイスいただけたらと思いますが、
現状で用意できるカゴ環境として幅x奥行x深さで
① 300cmx20cmx20cm ほどのケースが2個
② 15cmx10cmx10cm ほどの100均ケースが1個
③ 60cmx40cmx30cm ほどの衣装ケースの代用が1個
なのですが、ケンカや共食いはもうしてほしくないのでどうしていいのか
悩み中です。
1頭ずつ分けておくが最良かとも思いますが、さすがにカゴだらけになるのも
コスト的にもカミさんに言いづらく・・・。
ご多忙とは存じますが、アドバイスいただけると幸いです。
では、また!
taka様
たびたびすみません!
転倒防止の木皮のウラから♀1頭20mmが出てきました(^ ^;)
消えたつもりが勘違いしてたようです。
♂3と♀3ですが、
母♀の亡骸(?)が何も確認できなかったのが不思議なのですが。。
以上、追伸です。
ネコ吉様
こんばんは。
お久しぶりのコメントありがとうございます!
さてまずは夏場の状況について。
メス(母親)が影も形もなくなってしまったのは不可解ですね?
コクワガタのメスは喧嘩や共食いの可能性もありますが、これはあくまでも特殊な事例です。
極端にエサ不足になったり、産卵中・もしくは産卵後によほどの栄養補給を必要としない限り、
ほぼ起こらないと思われます。
実際、私はこれまでに何度もコクワガタの集団飼育をしてきましたが、
共食いと思われるような状況は見たことがありませんでした。
また仮にそのような事態が起こったとしても、
クワガタのような甲虫が跡形もなく消えてしまうことは考えにくいと思います。
少しでも体の一部は残されているはずです。
これはひょっとすると『脱走』してしまったのかもしれませんね。
次にオスですが、
確かにコクワガタと言えどオス同士であればそれなりに喧嘩もしますが、
コクワガタに相手を殺してしまったり、切断してしまうような力はありません。
つまりこのオスは死んでしまった後にばバラバラになってしまったと考えられます。
確かにコクワガタは基本的に長生きですが、全てが越冬できるほど長生きするとは限りません。
羽化したその年に死んでしまうこともあります。
さてそれでは越冬について。
これからの時期は気温もどんどん下がってくるため、
コクワガタたちも夏場のように活発には活動しなくなります。
とはいえ気温が15℃もあれば時々出てきてエサを食べますので、
食べている痕跡が完全になくなるまではエサを入れておいてあげて下さいね。
また活動が鈍くなるにつれ喧嘩の頻度もどんどん下がっていきますので、
夏場の集団飼育ほど気を遣わなくても大丈夫だと思います。
その為ネコ吉様の飼育状況であえて分けるなら、
① 300cmx20cmx20cm ほどのケースが2個=メス3頭
② 15cmx10cmx10cm ほどの100均ケースが1個=50㎜のオス
③ 60cmx40cmx30cm ほどの衣装ケースの代用が1個=35㎜と30㎜のオス
というのがベターだと思います。
メスは3頭でも比較的大きめのケースを使えばそれぞれのスペースは確保できます。
また喧嘩はほぼ100%エサ場で起こりますので、
エサを離れた場所に2個入れておけば、ほぼ問題は起こらないと思います。
オスに関しても同様のことが言えますが、
やはり体格差はそれなりのリスクを伴いますので、
上記のような分け方になります。
これはあくまでも私の個人的な見解ですので、
実際の飼育環境や個体の特徴も考慮していく必要もあります。
その為時々観察を繰り返し、もし問題が起こるようなら再度組みなおす必要もありますね。
ちなみにエサを食べている痕跡が見られないようになれば、喧嘩のリスクは全くありません。
中には越冬中に死んでしまう個体もいますが、あとは運を天に任せて静観するしかありませね。