スマトオオヒラタの本命ライン、割り出し

飼育日記

みなさんこんばんは、鷹です!

3月も後半に差し掛かり、気温が高くなる日も増えてきましたね。

と言うより最高気温が20℃を超えるとは、、、、。まるで初夏の陽気です。

さすがにこれだけ暖かくなるとこのような光景も見られます。

オオクワガタのオスがマットに潜ったままゼリーを食べています。^^

実はこの画像、3月15日の昼間に撮影したものなのですが、この日は大阪でも最高気温が20℃を超えていました。

冬眠中クワガタも『春が来た』と勘違いして動き始めてしまったようです。

ただこうして冬眠のために数か月も見なかったクワガタが姿を見せてくれると、シーズンが近づいてきたことを改めて実感してしまいますね。

今年も目一杯、カブトムシ・クワガタムシライフを満喫していきたいと思います。

が、自作温室で生活している外国産クワガタたちには、日本の四季なんて何の関係もありません。

ということで産卵セット投入から1ヶ月が経過した、スマトラオオヒラタの本命ラインの産卵セット割り出しを3月15日に行いました。

目次

産卵セットの経緯

こちらの産卵セットは昨年の11月に我が家で羽化した47㎜のメスと、11月に『補強』ということで我が家へやってきた84㎜のオスをペアリングしたラインになります。

同居を始めたのは2月5日ですが、このペアでは目視による交尾は確認できませんでした

ただ翌日にはメイトガードする様子も見られたことから、2月7日には再び個別飼育へと切り替えました。

先程も記載しましたが、このペアでは目視による交尾は確認できておりません。そのためペアリングできていないようであれば再ペアリングも想定していたため、通常飼育も兼ねてメスには少し早めの2月9日に産卵セットへ入ってもらいました。

スマトラオオヒラタの本命ライン、ブリード開始!
みなさんこんばんは、鷹です! 毎日寒い日が続いていますが今日(2月12日)は、ついに大阪でも雪が積もってしまいました!^^; 昨夜から『やけに冷え込むな?』とは思っていたのですが、朝起きて窓の外を見てみると真っ白でした。^^; さすがに自宅...

投入当初はメスが毎晩のように出てきてゼリーを食べた痕跡があったため、その時点で『今回の産卵セットは失敗か?』とも思っていたのですが、メスの投入から一週間以上が経過した2月18日、飼育ケースの底に卵を1個見ることができました。

しかし実は、事前に確認できた卵はこの1個のみです。

卵を確認できてからもメスは毎晩のようにゼリーを食べに地上に上がってきており、正直、それほど多くの産卵をしているとは思えませんでした。

ただ割り出しの一週間ほど前には、事前に確認できていた卵とは別の場所で幼虫の姿を確認し、その後卵も孵化しているのが確認できました。

またメスは夜暗くなってから地上に出てきゼリーを食べているようですが、人の気配に敏感なのか?実は産卵セットに投入してから一度もその姿を目撃しておりません。

あくまでゼリーを食べた痕跡から生存を確認していたのですが、産卵セット投入から1ヶ月以上もこの状態が続いてるため、メスの救出も兼ねて産卵セットを割り出してみることにしました。

産卵セットの割り出し

それではいよいよ産卵セットの割り出しです。

とりあえず飼育ケースを逆さまにして、底の様子を確認してみると、

幼虫を4頭確認することができました。^^

このまま一気に『プッチンプリン』です。

そして見えている幼虫から回収していきます。

さらにマットの中からも数頭。

そしてマットを半分ほど点検したところで、ようやくメスを発見です。

とりあえず元気でいてくれたことと、無事産卵していてくれたことに感謝です!

2セット目はどうするか?検討中ですが、とりあえずはゼリーをいっぱい食べさせ、ゆっくり休ませてあげたいと思います。^^

そしてさらにマットの中を注意深く見ていくと、幼虫だけでなく卵も発見!

ということで最終的に、幼虫11頭卵2個を回収することができました。

幼虫は初齢から2齢ですが、いずれもすでにマットを食べてくれているようです。^^

またこれまでの経験からも、スマトラやパラワンは卵で回収しても比較的孵化率が高いため、しばらくは全てプリンカップで飼育したいと思います。

最後に

セット中には卵が1個しか確認できなかったことや、メスが頻繁に地上に上がってきていたことからもっと少ない数を想像していたのですが、予想に反してちょうどいい数を産んでくれました。

今回割り出した幼虫と卵の経過次第では2セット目も考えますが、とりあえず大仕事を終えたメスにはゆっくり休んでもらいたいと思います。

またこのラインは今年のスマトラヒラタの本命ラインになりますので、近日中に菌糸ビンへ投入し、大事に育てていきたいと思います。

マット飼育のスマトラヒラタ

そして今回はもう一つご報告が。

スマトラオオヒラタの幼虫、菌糸ビン飼育とマット飼育
みなさんこんばんは、鷹です! 11月に『新たなラインの確保』ということでスタートしたスマトラオオヒラタのブリードですが、12月の末に産卵セットの割り出しを行った際には、これまでに経験したことがないほど多くの幼虫と卵を取り出すことができました...

以前こちらの記事でご紹介したマットで飼育しているスマトラオオヒラタの幼虫ですが、順調に成長してくれているようです。

その中で目に見えて大きくなっており、マットの劣化も見られる4頭のマットを入れ替えてみました。

こちらはすでに7gまで成長しています。

こちらの3頭は少し暴れ気味ですね。^^;

ちなみに体重は、

3g~4gでした。

正確に比べたわけではありませんが、今のところマット飼育組と菌糸飼育組で大きさにそれほど大きな差は出ていないような気がします。

まだ飼育分けをして2か月足らずなので何とも言えない部分もありますが、今後が非常に楽しみですね。^^

コメント

  1. ちっきー より:

    鷹さんおはようございます。
    スマトラヒラタ順調ですね!
    我が家のスマトラヒラタも去年の秋に爆産して20匹程幼虫がいてますが、去年の秋に羽化した♀️がそろそろ活発になってきたのでブリード可能かなと。
    また楽しみにしてます

    • taka より:

      ちっきー様

      こんばんは。
      今のところブリードも幼虫飼育も順調ですが、これから先は何が起こるか分かりません。
      全頭羽化を目指して、頑張って飼育していきたいと思います。

      スマトラも飼育されているのですね?
      昨年の秋羽化であれば、そろそろ大丈夫じゃないでしょうか?

      ぜひともブリードしてあげて、ブログで報告してくださいね。^^

  2. 鬼怒River より:

    鷹さんこんにちは。
    以前、コメントしたアンテマットですが、スマトラヒラタ2セットで幼虫60オーバーでした。
    余りが20lありますが必要であれば郵送しますよ

    • taka より:

      鬼怒River様

      こんばんは。
      なんと、2セットで60オーバーですか?爆産を通り越して量産体制確立ですね?^^
      やはりアンテマットは評判が良く、
      産卵だけでなく飼育にも使われている方が多いのがうなずけますね。

      マットの件、お声がけ頂き心より感謝いたします。
      ただ実は、先日のパラワンのブリードの際に少しまとめて購入してしまったため、
      私も少しマットを余らせている状況なのです。

      今回は非常に申し訳ありませんがご遠慮させて下さい。

      ただこうして交流させて頂くことは非常に嬉しく、
      私も何かネタがあればご連絡させて頂きますね。^^

  3. 鬼怒River より:

    鷹さん

    機会あれば是非!

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