みなさんこんばんは、鷹です!
1月の末にまるで『思い付き』のようにスタートしたタランドゥスオオツヤクワガタの累代飼育ですが、
3月7日に割り出しを行ったところ幼虫1頭と卵7個を回収することができました。
ほとんどが卵での割り出しだったため不安でしたが、そこそこ順調に孵化してくれ3月18日の時点では幼虫6頭と卵1個をプリンカップで管理していました。
目次
菌糸ビンへ投入
割り出し当初から卵1つはダメそうな気がしていたのですが、こちらは案の定孵化することなく☆になってしまいました。
そして孵化した幼虫のうち1頭が☆になってしまったため、
4月4日の時点では6頭の幼虫が生存していることとなりました。
前回の記事でお伝えした通り、孵化した幼虫たちは菌糸ビンを作る際の菌糸ブロックの表皮を細かく砕いたものをプリンカップの底に敷き詰め、その上に産卵木の破片を入れてその中で管理していました。
ただその間にも菌糸ブロックの表皮が劣化していきますので、状態を見ながら入れ替えも行っておきます。
上の画像は菌糸ブロックの表皮の中に潜り込んだ幼虫です。
表皮を割ってみるとこんな感じですね。^^
そうこうしているうちに菌糸ビンが完成!
いよいよ幼虫たちを菌糸ビンへ投入していきます。
上の幼虫も菌糸の表皮の中に潜り込んでいますね。^^
おっ、そこそこ大きいかも?
ということで6頭すべての投入が完了です!
800㏄の理由
で、ここで投入完了した菌糸ビンを並べてみます。
実は今回、全ていきなり800㏄の菌糸ビンへ投入しています。
私はこれまで種を問わず、菌糸ビンを使用する際は1本目に500㏄を使ってきました。
これはコストや飼育スペース・交換サイクルなどを考えた結果、『1本目は500㏄が最適である』と考え実践してきたのですが、今回1本目に800㏄を使ったのは何も『間違えて作ってしまった』とかではなく、ちょっとした理由があります。
それがこちら、
そしてこちらの記事です。
上の2つの記事でご紹介している幼虫たちは、実は今回のブリードの種親なのです。
これは本当に偶然なのかもしれませんが、プリンカップで管理していた幼虫の中で少し大きかった個体を産卵セット用に作って余っていた1400㏄と1100㏄へ投入したところ、他の幼虫たちの約2倍の大きさまで育っていました。
今回の幼虫たちは正にこの幼虫たちの子孫で、同じように大きく育ってくれる血統は備えていると考えられます。
またひょっとするとタランドゥスは早い段階で大きめの飼育スペースを与えてあげると、より大きく育ってくれるのかもしれません。
まあいずれにしてもタランドゥスは幼虫時代から『大食漢』で、カワラ菌糸もそんなに長い期間は使えないでしょうから1~2カ月で交換になってしまうでしょうが、試してみる価値はあると考え、今回は1本目に800㏄を使用することにしてみました。
最後に
いよいよ本格的にタランドゥスの累代飼育が始まりましたが、昨年の飼育記録を見直してみると、この血統は管理さえうまくいけば80㎜は超えてくれる可能性が十分にあると感じています。
親の世代では『75㎜』が最大でしたが、『80㎜』と『親越え』を目指し、頑張って飼育していきたいと思います。^^
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