みなさんこんばんは、鷹です!
最近は大阪でも雨が降ることが多いのですが、それとともに少しづつ気温が下がってきましたね。もちろん日中は30℃を超えまだまだ残暑が厳しいですが、朝晩はほんの少し肌寒さを感じることもあります。
結局、今年も1度しか採集には出かけることができませんでしたが、そろそろ屋外でもカブクワの姿が見られなくなりますね。
それはもちろん飼育環境でも同じですが、常温飼育している国産種は次の段階へ進みつつあります。
目次
産卵セットの経過
というわけで今回は久しぶりとなる、ノコギリクワガタの飼育状況のご報告になります。
以前ご報告させていただきましたが、今年は一昨年にブリードし昨年の夏から秋にかけて羽化してくれたノコギリクワガタたちが、長い休眠期間(約1年)を経て活動を開始してくれました。
そのため累代を目指してブリードに挑戦していたのですが、産卵セットにペアを投入したのが6月25日のことでした。
さてそれからの飼育状況ですが、実は産卵セットに投入してから2~3日後には飼育ケースの底に卵が確認できました。
ただノコギリクワガタのメスをマットで産卵させると、ほとんどが中央から底にかけて産んでくれ、またオスは倒木の裏側に潜り込むだけで、マットの奥深くまで潜っていくことはありません。
そのためそのまま同居生活を進めていたのですが、
8月6日にオスが☆になり、
8月25日にはメスがとうとう☆になってしまいました。
と言ってもこの時点で投入からすでに2ヶ月です。産卵期間としては十分すぎるほどで、すでに多数の幼虫の姿も確認できています。
産卵セットの割り出し
本当はもう少し早く割り出しを行いたかったのですが、あれやこれやと時間が取れず。^^
結局、2ヶ月以上も引っ張って、9月5日にようやく割り出しを行うことができました。
まずは上から見た飼育ケース内部の様子ですが、
今年は気温が高くマットも乾燥気味だったので、産卵セットも様子を見ながら霧吹きで加水を続けていました。
それではいよいよ、
大漁です!^^
それだけでなく2ヶ月も引っ張ったことから、この状態で見える幼虫は2齢も多いですね。^^;
そしてマット内を注意深く調べた結果、、、
卵4個、
そしてなんと幼虫38頭を回収することができました。^^
2年ぶりのノコギリクワガタの産卵セット割り出しですが、今回もうれしい悲鳴を上げる結果となってしまいました。
最後に
さて、割り出した卵と幼虫たちはとりあえずこちらで管理。
私はこれまでノコギリクワガタの幼虫はずっとマットで飼育してきましたが、今期は菌糸での飼育を試してみたいと思います。
一般的にノコギリクワガタは、マットでも菌糸でも大差は生まれないと言われていますが、飼育する以上はできれば『親越え』を狙いたいというのがその理由です。
考えてみればこの血統、元々は2018年に採集した67㎜のオスと31㎜のメスが元祖です。
少しでも近づけるように、今期は今までと違った手法を試してみたいと思います。
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