みなさんこんばんは、鷹です!
タランドゥスの前回の記事では、ホワイトアイの幼虫たちが蛹化直前であることをお伝えしましたが、
実はその前の記事でお伝えした通り、ホワイトアイの1ラウンド目以降は少しブリードが難航しています。
そこで今回は5月以降のタランドゥスオオツヤクワガタのブリードについて、ご報告させて頂きたいと思います。
目次
T-3ライン
こちらは前回ご紹介させて頂きました、蛹化直前の幼虫たちと同ラインになります。
1ラウンド目の幼虫たちは順調に育ってくれましたが、その後メスはなかなか産卵してくれませんでした。
そのため数回に渡り産卵木を入れ替え、さらには追い掛けも行いましたが、
まずは7月の割り出し時、
何とか卵7個を採卵することができ、
その後幼虫も数頭孵化してくれましたが、なんと全て☆になってしまいました。
ただここであきらめることもできませんので引き続き産卵セットに投入し、9月に割り出しを行いましたが、
この時は全く産卵してくれていませんでした。
さすがにこの時点でメスはかなり動きが鈍くなり、
10月に入ってすぐに☆になってしまいました。
そのためT-3ラインは1ラウンド目で確保できた、6頭の幼虫の羽化に賭けるのみとなってしまいました。
T-4ライン
T-3ラインのブリードが難航し、さらには9月の割り出しを最後に終了してしまったため、ホワイトアイの累代は同血統のメスを使用したT-4ラインに望みを託すこととなりました。
こちらは3月からペアリングを開始し、最初の割り出しはこちら、
しっかりと穿孔してくれているので期待が高まりますが、
この時取り出せたのはなんと卵1個のみ。
その後濡れティッシュで管理していましたが、この卵が孵化してくれることはありませんでした。
続いて2ラウンド目は7月。
しっかりと穿孔してくれてはいましたが、この時は全く採卵することすらできませんでした。
ただメスはこの時点では非常に元気でしたので、割り出しと同時に次の産卵セットに投入、
今度は産卵材2本体制で挑んでみました。
こちらも翌日には順調に穿孔(なぜか細い方の材に^^;)、約2週間後に採卵を狙って割り出しを行いました。
中にメスが潜んでいますので、取り出しつつ割り出しを進めていくと、
かなり密集した状況で卵を発見。
この時は5個の卵を採卵することができ、産卵材の削りカスで管理していましたが、孵化した幼虫が材を全く食べてくれず☆になってしまいました。
ここまでのT-4ラインの状況を振り返ってみると、しっかりと産卵してくれ少ないながらも採卵できていますが、孵化率が非常に悪くさらに孵化した幼虫が材を全く食べず☆になってしまいました。
卵や幼虫の管理はこれまでの方法と何ら変わることはありませんが、私の気付いていないところで何かしらの条件が合っていないようです。
ただこの時点でもメスは非常に元気なため、あきらめずに再度産卵セットに投入しました。
そして9月下旬、
いつものようにきれいに穿孔はしているのですが、
この時は全く産卵してくれていませんでした。
実はこのメスは昨年の9月羽化のため、ちょうど1年を経過してしまいました。
さすがにここからの産卵はかなり確率も低く、これまでの経緯もあるためブリードは断念しようと思いましたが、メスが信じられないくらい元気でゼリーもかなり食べているため、ダメもとで最後の産卵セットに投入することにしました。
するとなんと翌日には早速穿孔していました。^^;
しかしさすがにこの時期の産卵ですので、メスはしばらくすると材から出てくるようになりました。
そのため11月20日、最後の割り出しを行うことにしました。
材の方はそれなりに良い感じだと思うのですが、、、、
なんとか卵4個を取り出すことができました。
ここまでは卵の管理で失敗してきた感もありますが、やはり今回も他の方法が思いつかずこちらで管理。
が、卵は1個も孵化してくれず、
メスも産卵セットから取り出してから1か月後、
ついに☆になってしまいました。
最後に
タランドゥスオオツヤクワガタのホワイトアイは初期のブリードで
- オス5頭
- メス5頭
が羽化してくれましたが、里子に出したため手元に残っていたのは
- オス1頭
- メス2頭
のみでしたので、これでF2のブリードは終了となってしまいました。
ただ冒頭でご紹介した6頭のF2たちが羽化時期を迎えていますので、この子たちに時期ホワイトアイのブリードを託していきたいと思います。
コメント
鷹さんへ
ご無沙汰しておりますGOです。
いつも楽しく拝見しております。
タランドゥスなかなか難しいですね
私も昨年よりタランのブリードを初めた初心者で偉そうなことは言えませんが採卵後の卵管理に何かしら問題がありそうですね…
私もそうでしたが削りカスで管理した卵は菌糸にまかれほぼ全滅でしたので、マットで孵化させ一時的にマットで短期管理し直ぐに菌糸カップに入れたら死亡率はかなり減りました。
大型を狙うのに支障があるかは微妙ですが、ネット等では濡れティッシュで孵化させ管理されてるケースもよく見かけますね。それか幼虫で割り出すかですが…
わたしも今3セット削孔しもう少しで割出なので楽しみで仕方ありません
お互いタランドゥスブリード楽しみましょう❗️
go様
こんばんは。
そしてコメントありがとうございます。
昨年のタランドゥスのブリード、
そして今年のローゼンベルクオウゴンオニクワガタのブリードでも
全く同じ方法で成功率が高かったのですが、
今年は全くうまくいきませんでした。
私もタランドゥスの卵をマットで管理する方法は見たことがありますが、
使うマットがいまいちよく分からないのと、タランドゥスがカワラ菌糸を食べる種ということもあり
躊躇してしまったのが現状です。
そのためまだ記事ではご報告させて頂いておりませんが、
秋口からのタランドゥスブリードでは割り出し時期を遅らせて、
幼虫で回収できるように心掛けています。
ただ産卵時期によっては今後も
卵で回収せざるを得ないケースも出てくると思いますので、
その時はマットでの管理も試してみたいと思います。
我が家のホワイトアイは今期もそれほど大きく育ってくれませんでしたが、
様々な飼育方法を模索し、楽しみながら来期は80㎜越えを狙っていきたいと思います。^^
鷹さんへ
おはようございますgoです。
マットで一時的に管理するやり方は私も最初抵抗ありましたが、私が成虫を譲り受けたベテランさんも実践されてるので間違いないとは思います。
マット種類はグローバルさんのDVマットでいけましたよ(ちょっと高価ですが)
80mm超え…私も同じ目標ですタランドゥスは幼虫飼育がすごく難しいと昨年思い知りましたが、これも楽しみの内です️お互い頑張りましょう❗️
go様
こんばんは。
確かに卵の管理から幼虫の孵化、
その後1、2週間はマットで管理されている方が多いようですね。
DVマットの情報、ありがとうございます。
発酵の度合いが低くて卵や若齢幼虫には特に良さそうですね。
さらに微粒子で幼虫がバクテリアを摂取しやすいようですので、
孵化したばかりの幼虫が食べずに☆になってしまうのも防げそうです。
これなら今期の私の失敗を一気に解決してくれそうで、
次回以降卵で回収してしまった時は、是非ともチャレンジしてみようと思います。
確かに幼虫の管理は難しく感じますが、回を重ねるごとにいろいろな発見があり、
逆に今はそれを楽しいと感じてしまっています。^^
お互い目標までの道のりは険しいかもしれませんが、
頑張って80㎜越え、目指していきましょうね。^^