みなさんこんばんは、鷹です!
毎日暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?いよいよ7月も終盤に差し掛かり、あと1週間もすれば8月です。
ところで『大阪』、『8月』と言えば、この行事を欠かすことができません。
『PL花火大会 2017』
私は地元ということもあり、物心ついた頃から
『PL花火大会を見て、夏休み本番に突入!』
というのが当たり前になっていましたが、今年も例年通り開催されるようで何よりです。^^
ところで見どころや穴場スポットについては、昨年このような記事を書かせて頂きましたが、
もし今年も観に行かれるようでしたら参考にしてみて下さいね。
お時間が許すようであればワールド牧場は、花火と同時に夜景も楽しめてお勧めですよ。^^
さて本題ですが、先日こちらの記事でご紹介させて頂きました、パラワンオオヒラタクワガタとスマトラオオヒラタクワガタの菌糸ビン交換。
今回はその後編になります。
目次
交換する菌糸ビン
前回は事前の観察でオスと思われる菌糸ビンの交換を行いましたが、今回はメスと思われる菌糸ビンです。
全部で5本になりますが、こちらはパラワンが3頭、スマトラが1頭になります。3月~4月にかけてXL−POT 800ccに投入して飼育していました。
あれ?今気付きましたが、事前の雌雄判別ではうまい具合に5本ずつに分かれていたんですね?
前回の交換では雌雄の正解率は50%といったところでしたが、果たして今回は?
それでは交換作業に入っていきたいと思います。
菌糸ビンの交換
今回は事前の雌雄判別で『メス』と判定した幼虫ですので、菌糸ビンはそんなに大きい物は必要はありません。
そこで前回同様、XL−POT 800ccに投入することにしました。
1本目
それではまず1本目。
こちらは食痕もそこそこですが、それ以上に菌糸の劣化が目立ちます。こうなっては幼虫が十分な栄養を摂取することができませんので、早急に交換が必要です。
で、掘り起こしてみると、
やはりオスと思われる幼虫に比べればかなり小さいですね。
とりあえず体重を測ってみると、
それでも15gありました。^^
メスであれば上出来ですね。
事前に用意してあった菌糸ビンへ投入すると、すごい勢いで潜って行きました。^^
2本目
続いて2本目。
こちらは食痕がそこまで広がっている訳ではありませんし、菌糸の劣化もほとんど見られません。
ただ投入から3か月が経過していることと、気になる点があってそれがこちら、
少し見えにくいのですが、菌糸ビンの中央付近にかなり大きな空洞が作られているようにも見えます。
ということで事前にはメスと判断しつつ、少し期待を込めながら掘り出してみると、
やはりそこそこの大きさです!(明らかに先程の幼虫より2回りほどは大きいです^^;)
もちろんのことながら体重も、
なんと26g!
これはどう見てもオスのようですね?^^;
またしてもやってしまいました。
とりあえずこのままにしておくわけにもいきませんので、用意しておいたXL−POT 800ccに投入してみますが、
どう見ても小さすぎですね。
しかし手持ちの菌糸ビンはこれしかありませんのでとりあえずはこちらで生活していただき、頃合いを見ながら少し早めに次回の菌糸ビン交換を行いたいと思います。
3本目
気を取り直して3本目です。
こちらも食痕はそれほど大きくありません。時間経過が気になったため、今回同じタイミングで交換することにしました。
で、掘り出してみると、
小さい、と言うより、むしろ『可愛い』ですね。^^
体重も見た目通りで、
9g。
これは間違いなくメスだと思われます。
4本目
どんどん進めていきます。
こちらは劣化に加えて、水分まで大量に発生しています。
このような菌糸ビンも早めに交換が必要です。
早速、掘り出してみると、
ようやく予想通りの幼虫が出てきました。^^
体重もほぼ予想通りで13gです。
5本目
いよいよ最後の菌糸ビンですが、こちらはスマトラになります。
こちらは下部の食痕(幼虫の姿も確認できますね)と上部の軽い劣化以外は、全体的にかなり綺麗な状態です。
しかしやはり3か月以上が経過していますので、飼育管理のことも考え一気に交換してしまいます。
幼虫が見えているのでそこを目がけて掘り進めて見ると、
こちらもほぼ予定通りの大きさです。
ちなみに体重の方は?
こちらもほぼ予想通りの14gでした。^^
まず『メス』で間違いないでしょう。
最後に
さて、2回に渡ってパラワンオオヒラタクワガタとスマトラオオヒラタクワガタの菌糸ビンをご紹介させて頂きましたが、やはり大型のクワガタだけあってその成長スピードも相当なものです。
それに加えて初期に菌糸ビンに投入した10頭すべてが生存しており、何とも嬉しい限りです。
パラワン・スマトラ共に外国産クワガタということである程度の温度管理は必要になりますが、基本的には丈夫な部類に入るようですね。
これで初期の10頭すべての菌糸ビン交換が終了しましたが、ある程度の大きさまで育ってくれていますので、今後は先日導入したワインセラーを使い、
少し低めの温度設定でじっくりと時間をかけて育てていきたいと思います。
コメント
お久しぶりです。パラワン、順調そうですね。パラワンメスは早めに成虫になるので、年始過ぎに産卵されたものと思われる我が家のパラワン達はメスが次々と蛹になっています。ただ、蛹化の前の暴れがほとんどの個体で出まして、結局一部以外はそのまま蛹になってもらった為か現在羽化した3匹のサイズも親より少し小さめとなりましたので、きちんと暴れ対策をすればと思いました。そちらの個体もそろそろかもしれませんのでご注意ください。
征様
こんにちは。お久ぶりです。
ブリード当初はブヨブヨ病に悩まされましたが、
現在飼育している幼虫たちはとても順調に育ってくれています。
ある程度の大きさ(2齢ぐらい)まで成長すると、
パラワンはとても丈夫な種であるような印象を受けています。
征様のお宅ではもう蛹化がはじまっているのですね?
私が現在飼育している幼虫たちは2月~3月孵化ですので
今のところ暴れ等は見られませんが、
征様との産卵時期の差を見てみると、
これから1~2か月の間にそのような兆候が見られるかもしれませんね。
貴重な情報を頂きありがとうござます。
今後はより一層、注意深く観察していきたいと思います。
ところで私は7月頃から20℃のワインセラーの中で飼育していますが、
征様はどれくらいの温度で飼育されているのですか?
飼育温度も蛹化時期に影響があるかもしれませんね。
コメありがとうございますm(u_u)m。我が家の暴れについては菌糸の硬さか添加剤の問題、もしくは室内温度を疑っています・・・今もオス2匹が暴れまくってます(T0T)
室内温度ですが、日中は嫁さんに頭下げてエアコンをタイマーかけて対処しています。それでも一日通しての平均温度的には27度程度と思いますので、やや負担が大きいかなぁと思います。
あとは菌糸ですが、前回暴れられたので対策にと硬めにセットしたのですが・・・あと添加剤も少し入れてるのですが、結果としては硬さ以外変化してないようには思うのです。
また何匹かは床下で過ごしてもらってます。真夏でも28度以上にはいかないようだったので。床下もメスは暴れてましたが菌糸は食痕ぽく真っ黒けだったので、温度だけでなく蛹化準備の為の暴れかもしれません。
次回は幼虫時前半に必要と言われている高温?飼育時期と真夏がうまく重なるよう、来年5月位での産卵⇒6月~7月位での孵化になるようにブリードさせようかと画策しております。
大変詳しくて分かり易いご説明、ありがとうございます。
とても参考になります。
クワガタの幼虫飼育は『温度』『湿度』『食料』『環境』などが
大きな影響を与えるようで、
みなさん試行錯誤されながらいろいろと工夫されているようです。
しかしそれで期待以上の成虫が羽化してくれれば、、、
想像するだけでワクワクした気分になってしまいます。
かく言う私もクワガタの本格的なブリードに関しては
まだまだ初心者ですので、
征様や諸先輩方の情報を参考にさせて頂き、
大型個体を目指して頑張っていきたいと思います。
ところで『暴れ』に関しては、皆さん苦労されているようですね。
明確な理由が分からないため、これと言った対策も見つかりません。
私は『暴れ対策』の意味も込めて低温管理していますが、
気付いたことなどがあれば、ブログでご報告させて頂きますね。
お疲れ様です。勝手ではありますが我が家のパラワンの近状報告をさせていただきます
m(uu)m
先日暴れておったパラワン♂3匹はとりあえず落ち着きました。菌糸ビンを固めに作成、交換時に通気口を多目に開け、リスク承知でボトルの底にも穴をあけ(フィルタは貼りました)瓶内換気がスムーズにいくようにしてみました。策の効果よりは単に気温が下がった(自分も大阪です)からかなぁと思ったり。加えて大き目だった一匹が60グラムから45グラムに体重ダウンしてガッカリでした・・・メスはやはり次々と羽化しています。今のところ52ミリが現状最大でした。
征様
こんばんは。
とても参考になる飼育状況のご報告、ありがとうございます!
『暴れ』はどうやら収まったようで何よりですが、60gが40gまで落ちてしまったのですか!?
少し残念ですが暴れも収まったようですし、
なんとか幼虫に頑張ってもらって少しでも取り戻して欲しいですね。
メスはもう羽化しているのですね?
私はパラワンを羽化させたことはないのですが、
52㎜であればそこそこの大きさではないでしょうか?
ところで我が家のパラワンたちは、
現状では一向に暴れる気配もないんですよ。
そろそろメスには動きもあってもよさそうですが、
逆にちょっと心配になってきますね。^^;
ただ同時期にブリードしていたスマトラのメスの1頭が蛹室を作り始め、
他のメスもそのような動きを見せています。
そのためパラワンのメスもそろそろ動きがあるかもしれませんね?
幼虫が暴れてしまう原因は本当にいろいろあるようですが、
征様のご報告からすればやはり『温度』が一番怪しかったのでしょうか?
さらに『酸欠』であったとも考えられますね?
我が家のパラワンのオスはそろそろ菌糸ビンの交換が必要な感じになってきましたので、
征様のご報告を参考にさせて頂きたいと思います。
ありがとうございました。