みなさんこんばんは、鷹です!
急に初夏がやってきましたね!^^
まあ朝晩はまだまだ気温が下がってしまいますが、これから日中はかなり過ごしやすくなってきますね。というよりすでに『暑い!』と言った方が正解でしょうか?^^;
そんな季節の移り変わりを察してか、今年もこんな光景を見られるようになりました。
やはりこれを見ると本格的なシーズンの訪れを実感してしまいますが、今年は何とか時間を作って、自然界でもっとこのような光景を見られるようにしていきたいと思います。^^
で、今回の本題です。
目次
2019年度、スマトラオオヒラタのブリード
2017年~2018年にかけて3ライン(S-2・S-3・S-4)体制でブリードを行ってきたスマトラオオヒラタクワガタですが、S-3ラインは全て羽化が終了し、残りはS-2ライン(オス5頭)・S-4ライン(オス2頭)のみとなりました。
そこで昨年11月から新たなブリードをスタート。
こちらは『例のごとく?』爆産してくれたため半数以上を里子へ出し、現時点では9頭の幼虫を菌糸ビンで飼育しています。
そして今年の2月からはさらに新しいラインでのブリードをスタート。
このラインはマット飼育で早期羽化したS-2ラインのオスと、昨年の本命ラインであるS-4ラインから産まれたメスの組み合わせであるため、ある意味今年の『本命ライン』とも言えます。
現時点では上記の2ラインでブリードを進行しており、飼育種や飼育数とスペースのバランスを見ながらできればもう1ライン増やしたいとも考えているですが、それはもう少し先の話になりそうです。
産卵セットの割り出し
ところで2月にスタートした新規ラインですが、ハンドペアリングに成功しメスを産卵セットに投入したのが2月7日だったため、メスにも十分な産卵時間を与えることができました。
そこで約1カ月半が経過した3月28日、いよいよ産卵セットの割り出しを行うことにしました。
いつもと違う?
さてそれではいつも通り中の様子から。
フタを開けてみるとちょうどメスが出てきていましたが、本当にこのメスはよく威嚇姿勢を取ってくれますね。^^;
羽化して掘り出した時もそうでしたが、
メスにしてはちょっと珍しいくらい好戦的です。
とりあえずメスにはこちらへ移動していただき、
いよいよ産卵セットの割り出しを行っていきます。
が実は今回の産卵セット、ちょっとこれまでとは様子が異なっていました。
メスの行動パターン
まず第一に違いを感じたのがメスの行動です。
というのもこのメス、
『毎日のように地上に上がってきて、大量にゼリーを食べている』
のです。
もちろん潜っている形跡はありますし、これまでのブリードでもメスが地上に上がってくることはありました。
それでもやはり数日は出てこない、特に『爆産パターン』であれば地上に出てきた形跡はあっても、ほとんど姿を見せないというのがこれまでのパターンでした。
飼育ケースに見える卵の数
そして何より違うのがこちら。
少し画像ではわかりにくいですが、産卵セット投入期間中に飼育ケースの外から確認できた卵は、赤丸の個所に1個のみでした。
ただこのパターンは以前にパラワンオオヒラタのブリードでも経験しており、
マットの中央部に集中して産卵しているケースもあります。
強いて言えば幼虫の姿が1頭も確認出来ていないことが気掛かりですが、投入期間も1カ月半を超えていますので、ここはひとまず割り出しを進めていきます。
予感的中?
まずは先程の画像(飼育ケースを逆さまにした状態)から、飼育ケースを抜き取ります。
すると卵が見えていた底面ではなく側面から幼虫が、
どうやら孵化して間もないようですので『どうやって取り出そうか?』と考えていると、
自らにょきにょきと出てきてくれました!^^
そして飼育ケースの底面に見えていた卵は、
卵のまま出てきてしまいました。
幸先はなかなかいい感じですので、取り越し苦労だったのかもしれません。
とりあえずマットを少しづつ崩しながら、取りこぼしのないように隈なく調べていくと、
悪い意味で予感的中です。^^;
初齢幼虫×1・卵×2ということで、今回の産卵セットは久々の『撃沈!』となってしまいました。
最後に
オオヒラタとして本当に久しぶりですが、今回の産卵セットは大変不本意な結果となってしまいました。
ただ割り出し後にその原因についていろいろ考えてみたのですが、実は私なりに気になっていることが数点あり、それについては次回の記事でご報告させて頂きます。
とりあえずメスにはこちらでゆっくり休養して頂き、
元気そのものですので、是非ともリベンジして頂きたいと思います。
コメント
鷹さん今晩は。
我が家のスマトラも全く卵を産んでくれません。
ついでにパラワンもダイオウも全くダメでした。
何かが必要なのでしょうか?
ちっきー様
こんにちは。
ちっきー様も苦労されているのですね。^^;
オオヒラタに限らず、産卵してくれない理由は必ずあると思います。
ただ少し長くなりそうですので、私なりの考えは次回の記事でご報告させて頂きますね。