みなさんこんばんは、鷹です!
4月はやはり『新年度のはじまり』ということもあり、公私共に何かと忙しい日々を過ごしています。
そして同じタイミングで国産種たちも活動をはじめたもので、
- マット交換
- 飼育ケース交換
- 飼育場所の移動
- ブリード計画
等々、あわただしくも楽しい毎日を過ごさせて頂いております。^^
さて今回の本題ですが、3月の初旬にスタートさせた
『パラワンオオヒラタの本命ラインのブリード』
メスを産卵セットへ投入してから1ヶ月が経過したため、先日産卵セットの割り出しを行いました。
目次
産卵セットの経過
こちらのラインは昨年11月に我が家で羽化したメス(49㎜ CBF1) と、同時期に『補強』という形で我が家にやってきたオス(98㎜ CBF3)をペアリングさせたラインになります。
このメスは私がはじめて飼育したWDのオス(92㎜)とメス(CBF1 50mm)の子で、どうしても子孫を残してあげたいとの思いから『本命ライン』としています。
3月8日に同居生活をはじめたところ、ものの20~30分であっさりとペアリング成功!
メスには約1週間の休憩時間を与え、3月15日に産卵セットへ投入しました。
ただ実は、ゼリー交換の際に産卵セットの飼育ケースを観察していたのですが、事前に確認できた卵はたったの1個のみ。
その状態が続いていたため本来はもう少し放置する予定だったのですが、4月13日ごろから底面に幼虫が姿を見せ始め、それから数日の間に数頭の幼虫の姿を発見。
それならばということで、ほぼ予定通りの4月18日(産卵セット投入から約1ヶ月)、割り出しを行ってみました。
産卵セットの割り出し
それでは恒例になってきましたが、^^;割り出し前の産卵セットの様子です。
フタを開けるとこんな感じです。
それでは早速、裏返しにしてみます。
この時点ですでに8頭もの幼虫の姿が確認できます。
先程も記載しましたがこの産卵セットではメスを投入してから約1か月間、外から確認できていたのは卵1個のみでした。
それが割り出し直前の4~5日でこの状態。^^;
この1か月間の私の『モヤモヤ』は何だったのか?
少し気が抜けたような気もしますが、とりあえず気を取り直して割り出し作業を進めていきます。
まずは上の状態から飼育ケースを取り除きます。
すると少しマットが崩れ、数頭の幼虫が隙間に落ちてしまいましたが、とにかく幼虫を傷つけないよう注意深く回収していきます。
すると、
この時点ですでに8頭もの幼虫を回収することができました。
その後は少しずつマットの中を点検していきますが、ここで一つ気づいたことが、
『メスはどこへ行った?』
ということで『幼虫』・『卵』・『メス』を同時に捜索していきますが、
ここまでマットを崩してようやくメスを発見です。
手に乗せてみましたが掴まる力も非常に強く、元気なようで何よりです。^^
大仕事を終えたメスには『スイートルーム』でゆっくりと過ごして頂くことにします。
ということで無事メスも回収することができ、その後も地道に割り出し作業を進めた結果、
思いの他、多くの幼虫を回収することができましたが、上の画像では少し見難いので整列してもらいました。^^
幼虫12頭。
卵6個。
『爆産』とまではいきませんでしたが、孵化するかどうか分からない卵もありそうなので、個人的には理想的な数を回収することができました!^^
最後に
セット中の不安をよそに、思った以上の数を回収することができました。
幼虫と卵はしばらくの間、個別にプリンカップで管理していきます。
最後にフタをして、分かりやすくメモを貼り付けて完成です。
回収した幼虫たちはいずれもすでにマットを食べており、いつ菌糸ビンに投入しても問題なさそうですが、とりあえずは菌糸ビンの準備ができるまでマットで管理していきます。
また卵の孵化数や飼育スペースの状況により、今回のラインでも『菌糸ビン飼育』と『マット飼育』の『飼育方法の比較』を行う予定です。
『本命ライン』だけに少しでも大きく育てたいとは思いますが、それ以上に
『1頭でも多く成虫に育て上げる』
ことを目標にしていきたいと思います。
コメント
鷹さん、こんばんは。
いつも楽しく拝見させていただいてます。
幼虫12に卵6、ブリードには理想的な数ですね。
羨ましい限りです。
と言うのも、つい先程、今月1日に組んだオオクワおよび外国産ヒラタの産卵セットをチェックしたのですが、パラワンのメスが☆になっていました。。。
鷹さんにアドバイスいただいてペアリング上手くいったものだったので、正直ショック大きいです。
息子へのクリプレで買った昨年6月羽化のCBだったので、自分の至らなさに凹むばかりです。
生き物は機械と違って絶対はないし、それゆえ尊いと息子に教えてきましたが、今回ばかりはどう伝えたものかと。
オッサン、ちょいと真剣に考えます。
ちいもん様
こんばんは。
えっ?あのハンドペアリング成功したメスですか?
お気持ちお察しいたします。
ただ昨年の6月羽化ですと、
もしかすると単純に寿命だったのかもしれませんね。
私のこれまでの経験からすれば産卵の有無にかかわらず、
クワガタはオスよりメスの方が寿命が短いように思えます。
こればっかりは生き物である限り致し方ないかとも思います。
参考までに私はこういった場合、
そのまま子供たちに伝えるようにしてきました。
クワガタに限らず生物はいずれ最期の時を迎えます。
そして残された者はその現実と向き合わなければなりません。
子供たちにはしっかりとその現実を受け入れ、
それでもなお先を考えるとこのできる器を持って欲しいと願います。
なんか偉そうな文章になってしまい、申し訳ありません。
でもカブクワの飼育を通じてこういうことを考えることができるというのは、
非常に素晴らしいことだと思います。^^
鷹さん、有難うございます。
ちょっと期待が高かったものでかなり凹みましたが、
これも自然の摂理ですよね。
息子もショックは受けるでしょうが、小3なので理解
してくれると思います。
クワカブ飼育、息子といろいろ考えるいい機会ですよね。
有難うございました。
ちいもん様
こんばんは。
息子さんにとっては辛い経験かもしれませんが、
これも必要なことなんでしょうね。
『いい機会』と考えられるちいもん様のように
息子さんも育ってくれるといいですね。
きっとそうなってくれますよ。^^
鷹さん、こんばんは。
息子に話しました。
昨年、国カブメスが☆になった時は母親に抱きついて
涙ぽろぽろでしたが、今回は悲しい顔をしたものの直ぐに
「頑張ってくれて有難う」と手を合わせてくれました。
幸い、オオクワ産卵セットは順調に齧ってくれているよう
なので、気をとりなおしてパラワン再チャレンジに向けて
メスを探していこうと思います。
気掛かりがもう一つ。
国産カブの幼虫を30頭ほどベランダストッカーで飼ってい
るのですが、近所に虫好きの子があまりいないようで貰い手
が見つかりません。
私が小学生の頃は、母親の実家からもらってきたカブを育て
翌年羽化したカブたちを近所の子にあげたら、狭い我が家の
庭一杯に小学生が集まってきたものですが。。。
スマホゲームよりよっぽど魅力的だと思うんだけどなぁ。。
ではまた。
ちいもん様
こんばんは。
息子さん、素晴らしいですね!
昨年のことを思えば確実に成長されているようです。
こうして経験を積んで、
前向きに頑張ってもらいたいですね。
確かに虫好きな子供の数は減りつつあるようにも思えます。
私も以前は近所の子供にカブトムシやクワガタを配っていたのですが、
数年前からそのようなことも無くなってしまいました。^^;
ただそれでも好きな子はいるでしょうし、
もし貰い手が見つからないようであれば
近所の小学校や幼稚園の先生に声をかけてみるのも一つです。
私も何度か経験があるのですが、
『観察』と称して喜んで貰ってくれる場合もありますよ。^^
鷹さんこんにちは。
無事に産卵してた様でおめでとうございます。
最後の数日で巻き返したようですね。
私は何度か産卵セットを組んでますがいつも一か月で割り出してます。しかし、ほとんどが卵か初令で、今にも菌糸に入れれそうなやつが出た事がありません。鷹さんの様な理想的な割り出しをしてみたいもんです。
さて、私はパラワンの産卵セットを、もう一度チャレンジしようと思ってます。
しかし、♀がそろそろ羽化一年になるのと、心なしか動きが鈍くなってきてます。
次で四回目になります。今までの幼虫はブヨブヨ病等で7割が☆になってまして、もう少し幼虫が欲しいという本音があります。
たぶんこの個体で最後のセットになると思うのですが、最善を尽くしたいと思います。
都内40歳父さん様
こんばんは。
昨年の11月ごろからパラワンもスマトラも
同じように産卵セットを組んでいるのですが、
好条件が重なっているように思えます。
中でも最も効果があるのが
マットと飼育ケースかもしれないと考えています。
産卵セット、成功すると良いですね。
とにかくメスが産卵に集中できる環境を与えてあげ、
静観するのが最善だと思います。