みなさんこんばんは、鷹です!
昨年さんざん試行錯誤した挙句、結果的には4ラウンドもの産卵をこなしてくれたこちらのブリードライン。
4ラウンドの詳細は、
- 1ラウンド=9月13日割り出し・幼虫7頭
- 2ラウンド=9月27日割り出し・幼虫7頭
- 3ラウンド=11月8日割り出し・幼虫5頭
- 4ラウンド=12月20日割り出し・幼虫7頭
となっておりましたが、1ラウンド・2ラウンドは共に孵化から半年を経過しており、3月中旬ごろから羽化ラッシュが始まっています!
目次
飼育状況
それではまず、ここ最近の幼虫たちの状況から。
1ラウンド
3月28日時点での1ラウンド目の幼虫たちの状況がこちら。
実はこちら3月11日にメスが1頭羽化しており、ご覧のようにオス1頭を人口蛹室へ移動させています。
というのも少しさかのぼって3月20日のこと、
ご覧のように菌糸はかなり劣化していますが、全ての幼虫が前蛹・もしくは蛹化しています。
そこで羽化不全を防ぐために蛹室に穴を開ける作業をしていたのですが、
3月11日に羽化を確認していたメスの蛹室を壊してしまい、仕方なく掘り出し。^^;
その他は、
こちらは前蛹ですがきれいに穴を開けることができたため、このまま管理していきます。
こちらも前蛹ですね。
そして、
オスが蛹化していたのですが、完全に蛹室を崩してしまいました。^^;
そのため仕方なくこちらへ移動です。
2ラウンド
次に2ラウンド目、9月27日割り出しの幼虫たちです。
こちらも菌糸の劣化が目につきますが、ほぼ全ての幼虫が蛹室を作っています。
ただ唯一こちらの1頭、
この幼虫のみ蛹室を作らず暴れていたため、時期的に『捨てビン』になってしまう可能性は高いですが、3月28日に菌糸ビンの交換を行いました。
3ラウンド
続いて3ラウンド目の幼虫たち。
さすがに11月7日割り出しのため、蛹化までにはまだもう少し時間がかかりそうです。
そのため全頭3月28日に菌糸ビンの交換を行いました。
どうもこのラインは目立って大きく育ってくれる幼虫がいませんね。
親虫は64.5㎜のホワイトアイのオスと48㎜のブラックアイのメスでしたが、大型の血統ではないような気がしてきました。^^;
こちらはこれが最後の菌糸ビン、もしくはもう1回交換が必要かもしれませんが、もうひと伸びに期待したいところです。
4ラウンド
最後に4ラウンド目の幼虫たちです。
こちらはまだまだ成長期真っ只中。
先程も記載しましたがこのラインではそれほど大きな幼虫は育っていないため、この4ラウンドの幼虫たちに期待したいところです。
ということでこちらはまず3月28日に4頭の菌糸ビンを交換。
そして本日4月25日に2頭の菌糸ビンの交換を行いました。
とりあえず参考までに体重の方ですが、
世間でよく聞く30gなんて夢の話ですね。^^;
まあそれはさておき、このラインでは1頭でも多く完品羽化させることに専念していきたいと思います。
羽化ラッシュと羽化個体のご紹介
さてこんな感じで少しややこしい『時間差飼育』を続けていますが、冒頭に記載したようにそろそろ羽化ラッシュが始まっています。
羽化ラッシュ
まずは先程ご紹介したこちら、
このラインでは一番早い、3月11日に羽化したメスです。
そして人口蛹室へ移動させたオスですが、その後順調に過ごしてくれ4月5日にはこの状態です。
ここまで色がついてくれば羽化までは1日~2日でしょうか?
予想通り4月7日に羽化してくれました!
なかなか人口蛹室でこのような状況を見ることはできませんが、上翅の白さや後翅の透明度が非常に神秘的です。^^
その後も非常に順調で、
ここで止まってくれれば『赤タランドゥス』ですね。^^
がそんなわけはなく、
お決まり姿勢も。
人口蛹室を削り始めたので、もう移動させても良さそうです。
さらに上の2頭以外にも、
少し見えにくいですが、4月5日に羽化したメスです。
そして、
こちらもメスですね。4月18日に羽化を確認しました。
そんなこんなで、
4月25日時点で6頭の羽化を確認しており、
- 1ラウンド=3頭
- 2ラウンド=3頭
となっております。
羽化個体のご紹介
それでは最後に、これまでに掘り出した個体たちをご紹介していきたいと思います。
3月11日羽化・ブラックアイ メス
このラインでは最も早く羽化した1ラウンド目のメスです。
体長は約47㎜でした。
4月5日羽化・ブラックアイ メス
こちらは4月5日に羽化を確認していましたが、菌糸ビンから取り出さずにそのまま管理していました。
約20日が経過していますので、そろそろ掘り出しても問題ないでしょう。
とりあえずご対面。^^
体長はメスにしてはそこそこで、約49㎜ありますね。
4月7日羽化・ブラックアイ オス
こちらは先程ご紹介した人口蛹室へ移動させていたオスです。
まだ体長測定には少し早いかもしれませんが、現時点では約66㎜です。
最後に
ということで現時点で掘り出したのは3頭で、いずれも1ラウンド目の個体です。
ちなみにご紹介の際に『ブラックアイ』と記載させて頂いておりますが、その理由はこちら、
ブリードを開始した時から非常に興味深かったのですが、オス親がホワイトアイでメス親がブラックアイなんですよね。
理論上は半々の確立で羽化してくれるはずですが、果たして結果はどうなるのでしょうか?
集計の意味も兼ねて今後も羽化個体のご紹介の際は記録していきますので、皆さんも楽しみにしておいて下さいね。^^
コメント
おめでとうございます!
産卵から一年以内なんですね。
大型のクワガタなのでらもっと時間がかかるものかと思っていました。
やっぱり、重量感があってカッコいいですね!
まろ様
こんばんは。
ありがとうございます。
飼育環境にもよるのでしょうが、
我が家ではこれまで全て1年以内に羽化しています。
それに加えオオヒラタのように、
オスとメスの羽化ずれもあまり見られないのも特徴的です。
人それぞれ好みはあるでしょうが、
タランドゥスのブリードサイクルは個人的にはやり易く感じています。
それより何より、
タランドゥスのフォルムはたまりませんね!^^