みなさんこんばんは、鷹です!
私の2018年クワガタブリードではある意味『メイン』ともなっていた
『スマトラオオヒラタの幼虫、菌糸ビン飼育とマット飼育の経過』
ですが、前回の記事以降、残りはS-2ラインのオス5頭のみとなり、いよいよ大詰めを迎えつつありました。
そのオスたちも5月13日に最後の1頭が羽化し、現時点では全て掘り出して体長測定も行いましたの、でご報告させて頂きたいと思います。
目次
S-2ラインのオス
それではシリーズ?最後となる、菌糸ビンで飼育していたS-2ラインのオスたちをご紹介していきたいと思います。
4月7日
菌糸ビンで飼育していたオスの中では、この個体が羽化第1号となります。
ちなみに産卵セットの割り出し日(2017年12月20日)からは16ヶ月半での羽化となります。
早速掘り出しにかかりますが、
まだちょっと早かったかな?^^;
でもまあ腹部もほぼ赤身がなくなっており、何より元気そうです。^^
ちなみに気になる体長は、
約88㎜でした。
現在ではスマトラオオヒラタも100㎜オーバーは当たり前で110㎜に届きそうというのが現状ですが、それでもこのアングルで撮影してみると、
なかなかいけてると思いませんか?^^
『これぞアチェ産』といった内歯下がりと大顎の太さもしっかりしており、このサイズでも迫力があって個人的には大満足です。
4月11日
続いて第2号は4月11日に羽化してくれました。
またしても逆さまになってるし。^^;
この個体はまだちょっと腹部に赤味が残っていますが、ここはかまわず体長測定へ。
上翅のしわが少し残念ですが、先程の88㎜よりボリュームがあるなと思ったら案の定約90㎜で、ワンランク上の個体が羽化してくれました。
とりあえずお決まりのショットも。^^
4月23日
続いては4月23日羽化の第3号です。
こちらは羽化から1ヶ月が経過した5月23日に掘り出したため、逆さまになっていることもなく威嚇でのご対面です。^^;
ただ体長はちょっと小さめの約85㎜でした。
それでも迫力十分なんですけどね、^^;
ということでここまでご紹介した3頭は全て昨年の9月下旬に1400㏄へ投入し、2月初旬からは蛹化を促すため24℃~25℃で管理していました。
つまり結果から言えば
『最終菌糸ビン(1400㏄)に投入後、約半年放置での羽化』
ということになります。
5月6日
続いては5月6日に羽化した第4号です。
こちらは先程の3頭と同様9月下旬に1400㏄へ投入したのですが、食痕の広がりが酷かったため、11月末に再度1400㏄へ投入しておりました。
いきなり掘り出されて怯えているのでしょうか?縮こまっていますね。^^
しかし菌糸ビンを1本多く使い期待した割には約85㎜でした。
5月13日
それでは最後に第5号です。
この個体は他の幼虫たちと比べて成長速度が速く、さらに11月の菌糸ビン交換時点で目に見えて大きかったため、S-2ラインで唯一最終菌糸ビンに2300㏄を使用しました。
そのため最も期待していたのですが、
しわやディンプルも見当たらず、スタイルと全体のバランスは言うことなしです!
あとは体長のみですが、
約87㎜で、事前に期待していたほどではありませんでした。
本命ラインのオスの羽化
ところで昨年のスマトラオオヒラタのブリードでは、『S-2』『S-3』ラインより少し遅れて『S-4』ライン(私にとっての本命ライン)にも取り組んでいました。
最も間近の状況はこちらの記事でご報告させて頂いておりましたが、
その後のオス2頭の様子も併せてご報告させて頂きます。
さて1月15日に2300㏄へ投入した2頭のオスですが、その後はというと、
約2ヶ月でこの状態です。
左は相変わらず居食いを続けていますが、右はそこそこ暴れも見られるようになりました。
ただ時期的なことを考えても蛹化前の暴れということも考えられますので、ここは菌糸ビンの交換は行わず、管理温度を上げて様子を見ることにしました。
すると、
この画像ですとさらに酷くなったようにしか見えませんがよくよく見てみると、
実はこの時点で2頭共蛹化しています。
管理温度を上げてから約1ヶ月弱での蛹化でしたので、やはり3月の時点では蛹化準備に入っていたようです。
そしてさらに1ヶ月が経過した5月11日、
暴れの酷かった方は羽化を確認。
さらに5月28日にはもう1頭も羽化を確認できました。
が後から羽化したこちらの個体、
外から観察していると明らかな羽化不全だけではなく、2・3日前からどうも動きが見られません。
そうなるとこのままの状態で放置していても何もいい結果は得られませんので、不安を抱えながら掘り出してみることにしました。
どうやらここまで羽化して力尽きてしまったようです。
この2頭のはいずれも最終体重が50g以上あったため期待していたのですが、非常に残念な結果に終わってしまいました。
ただ5月11日に羽化したこちらのオスですが、
約1ヶ月弱が経過し体もほぼ黒くなってきたようですので、同日に掘り出してみることにしました。
こうして単体で見てみるとかなり奇麗で、サイズもなかなか期待できそうです。
が、残念ながら90㎜には一歩及ばず、約89㎜という結果となりました。
しかしこのS-4ラインを改めて振り返ってみると、
- オス親=84㎜
- メス親=47㎜
ということでしたので、オスは1頭のみの完品羽化でしたが、何とか親越えは達成することができました。^^
最後に
さてそんなわけで2018年のスマトラオオヒラタのブリードは、全ての羽化が完了しました。
『S-2』『S-3』ラインに関しては約1年半の間、
『スマトラオオヒラタの幼虫、菌糸ビン飼育とマット飼育の経過』
ということでご報告させて頂いてきましたので、次回記事で私なりの『総まとめ』をご報告させて頂きたいと思います。
また『S-4ライン』はオス1頭のみという結果に終わってしまいましたが、親越えを達成できたことで今後の更なる大型化も期待できるのでは?と思い、先に羽化したメスを使い新たなブリードにもチャレンジしています。
こちらのご報告も『後日』ということになりますが、ますますスマトラオオヒラタにはまっていきそうです。^^
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