カブトムシの幼虫の見分け方、クワガタやハナムグリとの違いは?

みなさんこんにちは、鷹です!

カブトムシ・クワガタムシ・カナブン・ハナムグリ、どれも幼虫は基本的に似た形をしていますよね?

これらの成虫を飼育していたマットの中から幼虫がでできた時や、屋外で偶然幼虫を採集した時『一体何の幼虫?』となってしまった経験はありませんか?

実際にはある程度成長して3齢幼虫になれば見分けるのはさほど難しいことではありませんが、特に分かりにくいのが1齢幼虫から2齢幼虫まで。

そこで今回はこれらの幼虫の見分け方についてご説明していきたいと思います。

日本には様々な種類のクワガタが生息していますが、今回はコクワガタの幼虫を例に挙げてご説明していきます。

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目次

カブトムシの幼虫とクワガタの幼虫の違い

それではまずカブトムシとクワガタの幼虫の違いについて。

こちらの画像はカブトムシとコクワガタの幼虫で共に2齢幼虫です。

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上の画像を見て頂いて、どちらがカブトムシでどちらがコクワガタかお判りでしょうか?

カブトムシとクワガタの幼虫を見分ける際は、以下の3つのポイントをよく観察してみて下さい。

まずはこちらがカブトムシの幼虫の顔です。

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そしてこちらがコクワガタの幼虫。

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で、以下のような特徴があります。

  • カブトムシ=濃い茶色をしている・顔につぶつぶが多く見られる・牙は幅があり湾曲している
  • コクワガタ=薄い茶色をしている・表面がなめらかでつやがある・牙は細くまっすぐ伸びている

肛門

画像の青丸の部分です。

  • カブトムシ=体に対して平行(横)に割れている
  • コクワガタ=体に対して垂直(縦)に割れている

少し小さくて見にくいかもしれませんが(特にカブトムシ)、コクワガタの幼虫は垂直に割れているのがはっきりと分かると思います。

オレンジ色の斑点

画像の赤丸の部分です。

  • カブトムシ=顔のすぐ後ろに大きなオレンジ色の斑点がある
  • コクワガタ=斑点は見られない

これは非常にはっきりしていますよね?

ちなみにクワガタの幼虫は種類によっては見られるものもありますが、カブトムシのように大きな円形はしておらずほぼ縦長です。

見分けられる?

これで先程の画像、どちらがカブトムシでどちらがコクワガタかもうお分かりですね?

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答えは

上:カブトムシ

下:コクワガタ

簡単に見分けられますね。^^

それでは以下の画像はいかがでしょうか?少しピンボケ画像もありますがよく観察してみて下さいね。

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ちなみにこちらはカブトムシの1齢、2齢幼虫を集めた画像です。

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で、こちらがコクワガタの幼虫。

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もう迷うことはありませんね?

ハナムグリの幼虫の特徴

それでは次にカブトムシやクワガタの幼虫とよく間違えられる、ハナムグリの幼虫の特徴についてご説明させて頂きます。ちなみにカナブンの幼虫もこれとよく似ています。

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こちらは3齢幼虫を地面に置いたところです。

これを見れば先程のカブトムシやクワガタとは全く違うことが分かりますね。この『歩き方』も含めてハナムグリの幼虫には以下のような特徴があります。

  1. 体に比べて頭が非常に小さい
  2. 全体的に『ずん胴』である
  3. 地面に置くと背面でイモムシのように進んで行く

ハナムグリの幼虫も1齢・2齢の時は少しわかりにくいのですが、3.の特徴だけはどういう訳か生まれた時から持っているのです。そのため迷ったときは地面に置いてあげると一目瞭然ですね。^^

3齢幼虫になるとすぐに見分けられる

冒頭にも記載した通りカブトムシ・クワガタ・ハナムグリの幼虫は3齢になればすぐに見分けることができます。

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カブトムシ3齢

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コクワガタ3齢

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ハナムグリ3齢

基本的に大きさが全く違うので当然と言えば当然でしょうが、それでは国産クワガタの中でも最も大きくなるオオクワガタの幼虫を比べてみるとどうでしょうか?

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<出展:http://blueglass9.com/dorcus/How_to/beetle.html

こちらは画像がなかったため『クワガタ倶楽部』様の画像を引用させて頂きました。

大きさはほぼ同じですが、これまでの説明を見て頂ければ一目瞭然ですね?^^

幼虫を見分ける方法

さてこれらの幼虫の特徴はほぼ掴んで頂けたと思いますが、最後に最も効果的な見分け方についてご説明させて頂きたいと思います。

それはズバリ『消去法』です。

これは私が以前行っていた方法です。(現在は一目見ただけで見分けがつきます)

1.地面に置いてみる⇒背面で歩けばハナムグリかカナブン

  ⇓

2.肛門を観察⇒縦に割れていればクワガタ

  ⇓

3.残りはすべてカブトムシ

非常に簡単ですね。^^

とは言っても何度も何度も幼虫を見ていれば、すぐに一目で見分けることができるようになります。

『好きこそものの上手なれ』とはよく言ったものですね。^^

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