パラワンオオヒラタクワガタの幼虫のその後

飼育日記

みなさんこんばんは、鷹です!

ここ最近は『暖かくなった』『春のような陽気』などとご報告させていただいておりましたが、今日の大阪はこの時期らしい気候に逆戻り^^;。『真冬の寒さ』までとはいかないものの、かなり冷え込んだ1日となりました。

風が強かったことも、より寒さを強調させる要因となってしまいましたね。

ところで今日は2月11日に割り出しを行った、スマトラオオヒラタクワガタの産卵セットから取り出した幼虫と卵のその後の様子についてご報告させていただきたいと思います。

目次

産卵セットの割り出し

まずは産卵セットを割り出した時の様子について。

この産卵セットはWD(屋外採集)のペアを12月27日投入し、1月4日にはオスを、そして1月19日にはメスをそれぞれ取り出し、同日には幼虫の姿を確認できていたものになります。

そしてメスを取り出してから約3週間後の2月11日に割り出しを行ったのですが、予想に反して取り出せた数は少なく、『幼虫3頭』『卵1個』という結果でした。

取り出した幼虫と卵は産卵セットに使用していたマットを使い、プリンカップに入れて自作温室内で23℃~25℃にて管理していました。

なお割り出し時の詳しい様子については、こちらの記事を参照して下さい。

パラワンオオヒラタクワガタの産卵セット割り出し
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幼虫と卵のその後の様子

割り出し時に幼虫をプリンカップに投入したところ、とても元気よくマットの中に潜っていきました。

そしてその後こまめにプリンカップの様子を観察していたのですが、どうも様子が思わしくありません。その理由はと言うと、

『幼虫の姿が全く見えない』

のです。

通常、クワガタの幼虫は菌糸ビンやマットを詰めた容器に投入すると、とりあえずは底や側面まで掘り進んでいきます。

これはおそらく自身が生活するための場所を探している行動、つまり『ある程度硬い場所』を探していて自然とこうなるのでしょうが、この3頭の幼虫は投入直後は元気よくマットの中に潜っていったものの、その後は一度も側面や底面から姿を見ることができませんでした。

しかし『時間が経過すれば見えるようになるだろう』と思い観察を続けていたのですが、さすがに割り出し、投入から3週間が経過し『さすがにこれはまずいのでは?』と思い、マットを掘り返して中の様子を確認してみることにしてみました。

掘り出した結果は?

その結果は以下の通りです。

  1. 幼虫2頭は姿も形も見当たらず。
  2. 1頭は掘り出すことができたがすでに☆になっており、体が半透明になっていた。

つまり割り出し時に取り出した幼虫、3頭すべてが☆になってしまうという最悪の結果だったのです。

しかも2頭は影も形もなく消滅してしまっていました。さらに唯一姿を確認できた幼虫もご覧の通り、

体が半透明になっているのがお分かりいただけるかと思います。

そうです。これはクワガタの若齢幼虫がかかってしまうという、通称『ブヨブヨ病』です。

私は昨年、コクワガタの幼虫を取り出した時にもこの病気を経験したことがあります。

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この時は水分の与え過ぎが原因と考え、今回のパラワンオオヒラタクワガタの幼虫に関しては、水分に関しては細心の注意を払っておりました。またマットも産卵セットの為に新調したもので、劣化等も考えられません。

にもかかわらず病気にかかってしまったということは、マットが幼虫に合っていなかったのでしょうか?

いずれにしても摂食障害を起こしブヨブヨ病にかかってしまったというのは事実であり、とても残念な結果となってしまいました。

卵の様子は?

それでは同時に取り出した卵はと言うと、

実は画像の赤丸の部分が卵です。

こちらも残念なことに孵化することもなく、さらにはカビまで生えてしまっています。

ブヨブヨ病の原因は?

これらの幼虫や卵の様子から推測すると、ひょっとすると飼育環境の『湿気』が影響していたのかもしれません。

特に私は自作温室内で様々な種類の幼虫と成虫を一緒に飼育しているため、湿度に関しては若干、高い傾向があると思われます。

今後は何らかの対策が必要ですね。

 

今回は非常に残念な結果になってしまいましたが、このことを教訓に、気を取り直してブリードに励んでいきたいと思います。

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