オオクワガタの羽化と掘り出し

みなさんこんばんは、鷹です!

つい先日、大阪も梅雨入りしたのですが、どうも今年は例年と少し様子が違います。

というのも梅雨入りするこの時期になれば夜間もそこそこの気温が上がるはずなのですが、どういう訳か今年は日が落ちると20℃を切ってしまいます。

実は先日、下見がてらいつもの採集ポイントへ様子を見に行ってきたのですが、いたのはコクワガタとスズメバチのみ。^^;

やはり外気温が20℃を切ってしまうようであれば、まだまだクワガタたちも本格的には活動を開始していないようです。

シーズン突入まではもう少し時間がかかりそうですね。

ところで先日こちらの記事でご紹介させて頂いたように、

みなさんこんばんは、鷹です! 昨年11月から飼育をはじめたオオクワガタ(山梨県韮崎市産)の幼虫4頭ですが、2頭は残念ながら☆となってしまっ...

1頭は無事成虫へと羽化し、もう1頭もさなぎへと蛹化してくれました。

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目次

オオクワガタの羽化の様子

その5月11日に蛹化したオオクワガタのさなぎですが、その後観察を続けていたところ5月31日に偶然にも羽化の様子を見ることができました。

それがこちら、

まだ羽化をはじめてそれほど時間が経過していないようで、頭部も折れ曲がったままで当然羽も真っ白です。画像ではほとんど確認できませんが、腹部にはさなぎの皮が残っており、一生懸命脱ぎ捨てようとしています。

そして翌、6月1日の画像がこちら、

頭部はまっすぐに伸び、羽も赤茶色に変化しています。

ここまで来ればもう一安心ですね。

オオクワガタの掘り出し

さて、これで昨年の11月から飼育していたオオクワガタの幼虫が、2頭とも無事成虫へと羽化してくれました。

本来ならこのままの状態で飼育を続け、自ら地上に出てくれば別の飼育ケースに移してあげれば良いのですが、菌糸がかなり劣化してきたことや飼育スペースの問題などから、掘り出して別の飼育ケースに移動させることにしました。

5月11日羽化の個体

まずは5月11日に羽化した個体から、

横から蛹室の様子を見てみるとこんな感じです。

で、上の方から注意深く掘り進めていくと、

いきなり大きな蛹室が見えました。

穴を少しづつ大きく広げていくと、

立派なオオクワガタの大顎が姿をあらわしました。

さらにもう少し穴を広げてみると、

なかなか綺麗な個体です。

しかしこの時の撮影でフラッシュが点灯したため、それに驚いたオオクワガタ急に暴れはじめ、何と蛹室から必死に脱走を試みます。

そしてついにはこんな感じです。

まあ、『元気で何より』ということにしておきましょう。^^;

とりあえず場所を移して記念撮影です。

この角度から見ると、とてもカッコよく感じます。

いかにも『オオクワガタ』という感じがしませんか?^^

それでは引き続き体長の測定を、

何度か測り直してみましたが、約71㎜ありました。

私が昨年から飼育しているオスと比べると、一回り大きい感じです。

幼虫期間が1年にも満たず『早期羽化』ということになりますが、そこから考えればまずまずの大きさではないでしょうか?

まだ完全に活動をはじめた個体ではありませんので、体長測定が終わったところで早々にクリアースライダーへ移動です。

5月31日羽化

それでは次に5月31日に羽化した個体です。

掘り出し作業は6月6日に行ったため約1週間での掘り出しとなります。

こちらも少しずつ慎重に掘り進めていくと、すぐに大きな蛹室が姿を表しました。

しかしまだ成虫の姿が確認できませんので、もう少し大きく掘り出してみます。

すると、

ん?何か様子がおかしいですね。

というわけで角度を変えてみると、

下羽が上羽の中に納まっていません。これはどうやら『羽化不全』だったようですね。

とりあえず移動させてもう少し詳しく見てみることにします。

やはり下羽が出たままで、うまく上羽の下に収まっていません。

しかし見た目に反して羽化からそれほど日が経っていないにも関わらず、この個体も大変元気です。

というわけで恒例の体長測定を行ってみます。

こちらの個体も大変元気に動き回ってくれるため、非常に測定がしずらかったです。そのためとりあえずサイズを測っておき、後からノギスと並べて撮影を行いました。

すると約68㎜といったところです。

この個体は幼虫時の体重も低かったため、もっと小型の成虫が羽化すると思っていたのですが、予想以上に大きな個体だったため、少し驚きです。

というわけでこちらもクリアースライダーへ移動です。

最後に

これで昨年の11月から飼育をはじめたオオクワガタの幼虫飼育は、4頭のうち2頭が成虫へと羽化し、2頭が早期に☆になってしまうという結果で終了となりました。

オスが2頭のみで1頭は羽化不全とはなってしまいましたが、今のところ2頭とも元気なことが何よりです。

こちらの2頭は成熟までの期間を考えると今年はブリードさせることはできないでしょうが、来年は同産地(山梨県韮崎)のメスを探して子孫を残してあげたいと考えています。

とりあえず今年は単独でゆっくり過ごして頂き、来年のブリードを頑張ってもらおうと思います。

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