みなさんこんばんは、鷹です!
昨年の9月から12月にかけて、ホワイトアイのオスとブラックアイのメスの組み合わせということで、2ライン(オスは同じでメスが2頭)体制で挑んできたタランドゥスオオツヤクワガタのブリードですが、以前ご紹介させていただいたように6月から羽化が始まりました。
そして夏の間にほぼすべてが羽化し少し興味深い結果も得られましたので、ご報告させて頂きたいと思います。
目次
タランドゥスオオツヤクワガタの羽化
この2ラインはこれまで『T-5ライン』・『T-6ライン』としてご紹介してきましたので、産卵から幼虫飼育の経緯についてはカテゴリー、『タランドゥスオオツヤクワガタ』を参照してください。
ただ羽化した個体は全て撮影しておりますが、すべてをご紹介すると膨大な画像量となってしまうため、今回はピックアップしてご紹介させて頂きたいと思います。
また以後はホワイトアイをWE、ブラックアイをBEとしてご紹介させて頂きます。
T-5ライン オス
それではT-5ラインのオスから。
- 7月26日 69㎜ BE
- 7月27日 66㎜ WE
- 7月31日 65㎜ WE
- 7月31日 50㎜ BE
- 8月1日 67㎜ BE
- 8月3日 67㎜ WE
- 8月15日 69㎜ WE
羽化したのは7頭ですので、BEとWEの比率はほぼ半々といったところです。羽化の期間は20日間に集中していますので、ほぼ羽化ずれも見られませんね。
また50㎜1頭を除いては65㎜~69㎜に集中していますので血統の特徴が良く出ていると思いますが、オス親(75㎜)には程遠い結果となってしまいました。
ちなみにこちらが最小(50㎜)で、
こちらが最後に羽化した69㎜のWEです。
T-5ライン メス
続いてはT-5ラインのメスです。
- 6月13日 47㎜ WE
- 6月29日 49㎜ WE
- 6月30日 49㎜ WE
- 6月30日 51㎜ WE
- 7月10日 49㎜ WE
- 7月10日 49㎜ BE
- 7月12日 51㎜ WE
- 7月15日 51㎜ WE
- 7月17日 48㎜ WE
- 7月25日 47㎜ BE
- 7月25日 47㎜ WE
ということでこちらは総数11頭。しかもそのうちBEは2頭のみということで、ほとんどがWEという結果となりました。
また体長にも大きな差は出ず47㎜~51㎜で、メス親(49㎜)と同等以上の個体が7頭も羽化してくれました。
ちなみにこちらは6月30日に羽化した、最大の51㎜のWEです。
オス・メスを個別にみるともう一つピンときませんでしたが、総数でWEとBEを見ると、
- WE=13頭
- BE=5頭
ということで、オス親のWEの遺伝子が大きく反映された結果となりました。
T-6ライン オス
それでは次にT-6ラインのオスです。
- 6月5日 63㎜ WE
- 7月3日 61㎜ WE
- 7月9日 68㎜ BE
- 7月15日 62㎜ BE
- 7月16日 66㎜ WE
こちらは5頭と羽化数が少なかったこともありますが、結果的にはほぼ半々といったところです。また体長も61㎜~68㎜ということで、特に大きな個体は生まれませんでしたが、比較的算定した結果となりました。
ちなみにこちらは7月9日羽化、最大(68㎜)のBEです。
T-6ライン メス
それでは最後にT-6ラインのメスです。
- 6月6日 46㎜ BE
- 6月28日 46㎜ WE
- 8月30日 46㎜ WE
- 10月11日 38㎜ BE
T-6ラインは回収できた幼虫も少なかったため、メスは4頭のみの羽化となりました。そのうち8月と10月羽化の2頭は、2ラウンド目(2月13日割り出し)に2頭のみ回収できた個体で、6月羽化より2ヶ月以上空いてしまったのはそのためです。
ただWEとBEの割合はオスと同様の半々となっており、体長は38㎜を除いては全て46㎜ということでメス親の遺伝子が強く影響しているようにも思えます。
で、こちらが最後に羽化してくれた、とっても可愛らしい38㎜のメスです。
最後に
ということで全体的に見てみると、WE・BEに関してはオス親の遺伝子が強く受け継がれたように思えます。
ただ体長に関しては最大でも69㎜ということでオス親には程遠い結果となってしまいましたが、これは私の飼育管理も影響したのかもしれません。
ただこの結果から次世代のことなんかを考えてみたのですが、BEの個体もWEの遺伝子を受け継いでいるわけで、例えばBEのペアでペアリングを行えばWEの個体が生まれてくる可能性はゼロではないのでは?
大きな個体を目指したり体形にこだわってみたり、ブリードには様々な楽しみがありますが、こういうことを考えながらブリードするのも『楽しみの一つ』であると感じます。^^
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