みなさんこんばんは、鷹です!
3月に入ってからというもの、飼育しているクワガタたちにも何かと変化が見られます。幼虫がさなぎになったり、さなぎが成虫へと羽化したり。
このような光景を見ていると少しづつ春が近づいているのを感じますが、まだまだ朝晩は冷え込んで『本格的な春』には、まだもう少し時間がかかりそうです。
ところで先日、ついにコクワガタのオスが無事成虫へと羽化しました!
そこで今回は、コクワガタのさなぎが成虫へと羽化するまでの様子を、ご報告させていただきたいと思います。
目次
幼虫からさなぎ、成虫へ
今回ご紹介させていただくのは、こちらの個体です。
昨年の8月に成虫を多頭飼育していた飼育ケースの中から取り出した2頭の幼虫のうちの1頭です。
2月9日に菌糸ビンの交換を行った時はすでに蛹室を作っており、蛹室を半分掘り返してしまったことと前蛹になる直前の状態だったため、このままの状態で羽化させようと管理を続けていました。
そしてさなぎへと蛹化したのが2月17日のこと。
それから約1か月後の3月12日、ついに成虫へと無事羽化してくれました。
それでは幼虫からさなぎ、そして成虫へと羽化していく様子をご連下さい。
・2月9日
こちらは菌糸ビンを掘り出した時の様子です。
まだ丸まったままで完全に幼虫の形をしていますが、すでに体全体が黄色っぽくなり、しわも増えています。
・2月17日
先程の画像の後、すぐに幼虫が前蛹になり(残念ながら前蛹の写真は撮り忘れていました。スイマセン)、そして2月17日、こちらがさなぎに蛹化してすぐの画像になります。
体がまだ半透明なのがお分かりいただけるかと思います。
・2月23日
こちらは上の画像から6日後の2月23日です。
ずいぶん色がついてさなぎらしくなってきましたが、よく見てみると大顎の中央から先は少し透けているようです。
さらに角度を変えてみると、
2月17日の写真からも伺えますが、どうやらさなぎは頭部や体の中央部から外骨格が形成されていくようですね。
・2月26日
そして3日後の2月26日。
ようやく目が黒くなり始めてきました。
全体的にもさらに色が濃くなってきましたが、やはり羽はまだ透明ですね。
・3月2日
さらに目が黒くはっきりしてきました。
・3月3日
そして頻繁に動き回っています。
・3月4日
羽もまだ少し半透明ではありますが、少しづつ色がついてきましたね。
・3月5日
・3月10日
この5日間で急激な変化が見られました。
色がさらに濃くなっただけではなく、少し赤みがかってきましたね。ここまでくれば羽化まではもう少しです。
・3月11日
さらにたった1日でここまでの変化がありました。
頭部はさらに赤くなり、脚に関してはすでに黒っぽくなっています。
・3月12日
ついに羽化しました!
すでに頭部もまっすぐ伸びています。11日と12日の観察は、ほぼ24時間の間隔がありましたので、おそらく11日に観察した直後から羽化が始まったのでは?と考えられます。
・3月13日
たった1日で上翅にもずいぶん色がついてきました。しかしまだまだ体の大部分が赤みがかっており、完全に固まるまでにはもう少し時間が必要です。
人口休眠室へ
そして今日(3月15日)、菌糸ビンの劣化も激しいので『人口休眠室』を作り、そちらへ移動させることにしました。
と言っても、100均ショップのタッパに、湿らしたティッシュを敷き詰めただけですが、、、^^;フタを閉めるとご覧の通り、
ごく普通のタッパです。
もちろん空気穴は6か所ほど開けており、ティッシュは転倒防止のため周囲をもりあげてあります。
ところで移動の際にちょっと大きさを計ってみたのですが、
何と、48㎜ほどあるではありませんか!
実はこの大きさ、私が昨年屋外採集した中で最も大きかったコクワガタとほぼ同じ大きさなのです。
最後に
さなぎに蛹化した時から『そこそこ大きいかな?』とは思っていましたが、それでも私の予想以上でした。
血統が良かったのか?菌糸ビンで飼育したのが良かったのか?
コクワガタも飼育方法を色々考えれば、まだまだ大きくなるかもしれません。
そして同時にもう一つ楽しみができてしまいました。
それがこちら、
2月9日に菌糸ビンから取り出し、現在マットで飼育している2頭の幼虫です。
実はこの2頭、少し前から蛹室を作りはじめ、現在の様子はこんな感じです。
こちらは5gだった幼虫で、前蛹になる寸前です。
そしてこちらが7gだった幼虫、
実は昨夜(3月14日)、さなぎに蛹化しているのを確認していたのです。
この2頭はいずれも、今回ご紹介した成虫よりも大きかった幼虫ですので、一体どれほどの大きさの成虫が生まれてくるのか?
羽化はまだ1か月ほど先でしょうが、期待を込めて見守っていきたいと思います。
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