本土ノコギリクワガタの産卵セット

ノコギリクワガタ

みなさんこんばんは、鷹です!

昨年の春先に一昨年クワガタを飼育していた飼育ケースから取り出した1頭の幼虫がいました。

当初はコクワガタの幼虫と思い込んで飼育していたのですが、その後、よくよく観察してみたところノコギリクワガタの幼虫であることが判明。7月には生まれて初めての菌糸ビン飼育をはじめ、10月には無事成虫へと羽化してくれました。

その後人口休眠室で冬を越し、6月に元気な姿で地上に現れたノコギリクワガタのメス。羽化までの経緯が経緯だけにどうしてもブリードしたかったのです。

そして先日、なんとかお婿さん候補のオスを採集することができ、

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すぐさまブリード開始です!

目次

ノコギリクワガタのブリード

今回、お婿さんとして我が家にやってきたのはこちらの個体です。

体長は約62㎜でノコギリクワガタとしては決して大型とは言えませんが、活動を開始して間がなかったためか?とても綺麗で、大顎は立派な『水牛』です。

で、お嫁さんはこちら、

昨年の10月に羽化し、休眠を経て6月に活動を開始した32㎜のメスです。

オスを採集したのは7月13日だったのですが、念のため飼育ケースで1週間ほど同居生活を送って頂きました。

目視で交尾は確認していませんが、ノコギリクワガタは比較的簡単に交尾してくれるので、まずは問題ないでしょう。

そして同居生活から1週間が経過した7月20日、事前に用意してあった産卵セットへペアを移動させました。

ノコギリクワガタの産卵セット

ノコギリクワガタの幼虫は『根食い系』と呼ばれ小さいうちは朽ち木の中で過ごしていますが、大きくなればなるほど木の根の方に移動し、最終的にはほぼ土中でさなぎになるようです。

そういった習性があるためか?ノコギリクワガタのメスはマットにも産卵木にも、よく産卵する傾向があるようです。

そのためできるだけ自然に近い環境を用意した方がメスもよく産卵してくれるだろうとの思いから、今回の産卵セットでは産卵木もセットしてみました。

ちなみに今回、用意した産卵木はこちらです。

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いつもは産卵木はcharmさんでまとめて購入するのですが、今回は急ぎで必要だったためホームセンターで購入したものです。

まずは底の方にマットを硬く詰めていきますが、今回はノコギリクワガタの習性を考慮して、いつもより少し深めにセットしてみました。

そしてその上に産卵木を置きます。

事前に調べてみたところ、ノコギリクワガタの幼虫は少し水分の多いマットを好む傾向があるようです。

そのため産卵木は十分に加水し、水切りはほどほどにしておきました。

最後に産卵木が隠れる位までマットを軽く敷き詰め、転倒防止の樹皮とゼリーを入れて完成。

早速ノコギリクワガタのペアにお引越ししてもらいました。

事前に飼育ケースで同居してもらいましたが、ノコギリクワガタはメス殺しがほとんど起こらないので(というより私は見たことがありません)、これからは産卵セット内で同居してもらいます。

もう一つの産卵セット

実はこの時、もう一つ同じように産卵セットを組んでおきました。

というのは、同じ時にノコギリクワガタのWDのメスを採集していたからです。

このメスはのノコギリクワガタが宴会を開いていたエサ場で同時に採集したため、すでに持ち腹(交尾済み)である可能性が非常に高いです。

そのため採集後1週間はゼリーをたっぷり与えゆっくりと休養させていましたが、同じように産卵セットに投入する予定でお持ち帰りしていたからです。

さすがにこのサイズだと産卵セット内でも広々です。

早速、マットの中へ潜って行きました。

最後に

ノコギリクワガタの本格的なブリードは全くはじめての経験ですが、果たしてうまく産卵してくれるでしょうか?

とりあえずは産卵からになりますが、しっかり観察しブリードを成功させたいと思います。

ところで産卵セットを組んだのは7月20日のことだったのですが、先程、少し様子を伺ってみると、

早速、産卵成功です!

こちらはWDのメスを入れた産卵セットですが、どうやらやはり交尾済みだったようです。

これからもこの調子でどんどん産んでほしいものです。

ちなみにカップルを入れた産卵セットではまだ卵の姿は発見できていませんが、この様子なら時間の問題でしょうか?

とりあえず本土ノコギリクワガタのブリード開始です。

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