スマトラに続くか?パラワンオオヒラタの産卵セット

飼育日記

みなさんこんにちは、鷹です!

あらためまして、新年明けましておめでとうございます!

2018年もカブトムシ・クワガタムシの採集・飼育に真剣に取り組み、そして楽しめるよう取り組んでいきますのでよろしくお願いいたします。

さて私は1月3日までのお正月休みを満喫していますが、親戚回りやら子供のお買い物やら、何かと用事に駆り出されてはいるのですが、合間を見つけてクワガタの世話をしております。

これだけまとめて時間が取れることは、年間を通してもそんなにありませんからね。^^

そんな中昨日の夜のことですが、元日からこちらの産卵セットを割り出してみることにしました。

パラワンオオヒラタの成熟って?
みなさんこんばんは、鷹です! 先日こちらの記事でご紹介させて頂きました、 新たに我が家へやってきた3頭のパラワンオオヒラタクワガタ。 こちらは『お得意?』のヤフオクで落札させて頂いたのですが、オスが8月羽化でメス2頭はいずれも7月羽化という...

目次

パラワンオオヒラタの産卵セット割り出し

ペアリングと産卵セットへの投入

2017年のパラワンの幼虫飼育では、ことごとく蛹化前後にメスを☆にしてしまい、無事成虫として羽化できたメスは1頭のみという散々な結果に終わってしまいました。

現在も幼虫はオス4頭を飼育しているのですが、先々を考えると少し心許無い飼育状況です。

そのため11月下旬にオス1頭・メス2頭の成虫を新たに加え、早速ペアリングしメスを産卵セットに投入していました。

ちなみにハンドペアリングに成功したのが12月1日。

その後メスには3日ほどたっぷりゼリーを与え、12月4日に産卵セットへ投入しました。

産卵セットの割り出し

メスを産卵セットへ投入してからほぼ1か月になります。

このタイミングで割り出しを行ったのには少し理由がありまして、

  • メスが地上に出てくる頻度が高くなってきた
  • エサ交換の際に確認できた卵が2個のみだった

実は1週間に約1度のエサ交換の際には、飼育ケースの外から産卵状況を確認していました。しかし目視できたのは2個のみで、この2個の卵は無事孵化してくれたのですが、どうもそれ以上は産卵の気配が感じられませんでした。

それに加えここ一週間くらいはメスが頻繁に地上に出てきており、ゼリーもそれほど多く食べているわけではなく、どうも産卵スイッチが切れてしまったような雰囲気です。

とりあえず少ないながらも幼虫の姿は確認できていますし、メスの体力や飼育スペースのことを考えても、これ以上長期間産卵セットで生活させるのは良くないと思い、今回の割り出しを決行した次第です。

とりあえず割り出し直前の産卵セットです。

フタを開けた様子はこちらです。

で、ひっくり返してみると、

こちらは以前卵の状態で確認していたのですが、年末に無事幼虫へと孵化してくれました。

とりあえず飼育ケースを取り除き、この幼虫の回収に取り掛かります。

無事回収完了です。^^

私は産卵セットの割り出しの際、極力取りこぼしを防ぐためにザルを使って少しずつマットをチェックしていきます。

そうすると、

ここでメスが出てきました。

縮こまってますね。^^;

とりあえず成虫飼育ケースへ避難させます。

そんなこんなで割り出し作業を進めていくと、

こちらにも幼虫発見。まだ孵化したばかりのようです。

というわけであまり期待せずに割り出しをはじめたのですが、結果を見てみると、

幼虫5頭

しかも孵化直後の幼虫(左から2番目)以外は、早速マットを食べてくれているようです。

卵5個

これは思った以上にたくさん取れました・^^

最後に

先日のスマトラオオヒラタの産卵セットほどの『爆産』とまではいきませんでしたが、幼虫・卵を合わせて10頭(個)、卵が全て無事孵化してくれれば、こちらのラインはほぼ計画通りです。

新年早々、良い意味で期待を裏切ってくれました。

とりあえず幼虫は個別に、卵は3個と2個に分けてプリンカップで管理していきます。

まずは幼虫がもう少し大きく育ってくれること、そして卵が無事に孵化してくれるように、産卵セットで使っていたマットを使い、同じ環境(飼育温度)で管理していきます。

コメント

  1. より:

    明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。m(uu)m

    無時産卵&孵化おめでとうございます。

    おそらくそのままメスをマットに投入していたらもう少し産卵しそうですが、爆産となりすぎるのも何ですし、10匹くらいでちょうど良いのかもしれませんね。

    我が家のパラワン雄は何匹か蛹化始まってました・・・羽化時期予想を踏まえると、成虫まで13か月といった感じで妥当かもしれません。鷹さんのパラワン雄も蛹化もそろそろですかね?誕生日と成人式がいっぺんに来そうですね(^^)

    • taka より:

      征様

      明けましておめでとうございます!
      こちらこそよろしくお願いします。

      確かに卵や幼虫の状態を見ているともう少し産卵しそうですが、
      別のラインのブリードや爆産してしまったスマトラの幼虫も多数いるため、
      今回はこのぐらいでちょうど良かったと思います。

      このメスはまだまだ元気ですので、
      卵の孵化率が悪ければ、再度産卵セットを組んでみようかと考えています。

      パラワンオスの蛹化始まったようですね?
      早期羽化であれば10か月前後で羽化することもあるようなので、
      なかなかいい成長具合ではないでしょうか?

      羽化報告、お待ちしていますね。^^

      実は近日中にご報告しようと思っていたのですが、
      我が家のパラワンオスもそろそろ蛹化しそうな雰囲気があります。

      我が家のパラワンオスたちはほとんどが2月孵化ですので、
      征様のところとほぼ同じような成長スピードのようです。

      あとは何㎜の成長が羽化してくれるのか?
      非常に楽しみですね。^^

  2. オーリー より:

    初めてのコメント失礼します。
    鷹さんのブログで勉強させていただいている者です。

    去年の夏から、スマトラヒラタを子供と飼い始めた初心者です。
    今産卵セットの側面に初令を数頭確認できる状態になりました。今後、割り出しを行ううえで、よろしければアドバイスをいただけないでしょうか。

    割り出し後、初令であればマット、2令であれば菌糸に投入したいと考えております。
    そして、雄雌の判別が可能なサイズ(3Cmくらい?)になったら、性別に合わせて菌糸ビンのサイズを変えたいと思っています。(お小遣い節約のためです。)
    性別判定が可能なサイズまで育てるとしたら、プリンカップの200CCで十分でしょうか?それともそれ以上のサイズがいいのでしょうか?

    よろしくお願いします。

    • taka より:

      オーリー様

      こんばんは!
      初コメありがとうございます。

      勉強だなんて恐縮です。私もまだまだ初心者ですから。^^;

      さて早速ご質問の件ですが、あくまでも
      『私ならこうします』
      という過程でご返答させていただきます。

      まず割り出した幼虫は初齢であれ2齢であれ、
      少しの間、産卵セットに使用したマットで飼育します。
      ここで言う『少し』とは、
      『しっかりと幼虫がマットを食べていることを確認できるまで』
      という意味です。

      それが確認できれば菌糸ビンに投入しますが、
      ここでは500㏄が丁度良いのではと思います。

      そして500㏄の菌糸ビンを幼虫が食い上げた後に雌雄の判別をし、
      その後の菌糸ビンのサイズを決めていきます。

      このような飼育方法をお勧めする理由としては、

      ①スマトラヒラタを菌糸ビンで育てるのであれば、必ず数本の交換は必要になってきます。
      ②幼虫が小さいうちは雌雄の判別がしにくい、あるいは見当が外れてしまうことが多々あります。

      これらの理由は私のブリードの経験からも言えることです。

      もちろん飼育環境や温度、使用する菌糸によっても差が出るかとは思いますが、
      上記の方法で500㏄を食い上げた後、
      メスであれば800㏄、もしくは1100㏄1本で成虫まで飼育することが可能です。
      オスの場合は1400㏄~2300㏄ぐらいが2本は必要になるかと思います。

      ただ結果的には200㏄のプリンカップを省くことができるのと、
      必要最低限の菌糸ビン交換で成虫まで飼育できるのではないでしょうか?

      聞くところによれば500㏄→1400㏄の2本で飼育し、
      90㎜オーバーのオスを羽化させるブリーダーの方もおられるようです。

      また偶然ではありますが、
      私も先日割り出したスマトラの幼虫たちのほとんどを500㏄に投入したところでした。
      (近日中に記事にてご報告させて頂く予定です)

      もちろんこれらの飼育方法は、
      どのようなサイズを狙っているのかでも変わってきます。
      大型個体を狙うのであれば、
      大型の菌糸ビンでゆっくりと時間をかけて育てるのは鉄則ですね。

      あくまでも個人的な意見にはなりますが、
      よろしければ参考にしてみて下さい。

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