みなさんこんばんは、鷹です!
ここ数日は雨の影響もあって、かなり涼しくなってきましたね。(というより夜はちょっと寒いくらいです)
これだけ気温が下がってくれると、クワガタの飼育もかなりやり易くなりますね。なにしろ夏の高温はクワガタにとっては大敵です。^^;
外国産だけでなく国産種もこれまでは高温を避けるためワインセラーや自作保冷庫で飼育していましたが、これからは外で飼育しても問題なさそうです。
ところで本題ですが、いよいよ大詰めを迎えつつある『スマトラオオヒラタのマットと菌糸による比較飼育』。
今回はいよいよ7回目の経過報告になります。
目次
マット飼育組のオス
前回の記事でもお伝えした通り、メスは両ラインでマット組・菌糸組、合わせて残り3頭のみとなっており、うち2頭は羽化済み、1頭はさなぎとなっております。
つまりマット飼育組。菌糸飼育組共に残すはオスのみとなったわけですが、マット飼育組では次々とオスの蛹化・羽化が始まりつつあります。
オスの蛹化と羽化
まずはこちらの3頭。
この3頭はマット飼育組の中でも目立って大きかったためこちらの飼育容器へ移動したのですが、『そろそろマット交換が必要か?』と思っていた8月下旬、次々と蛹化がはじまってしまいました。^^;
そして9月19日にはそのうちの1頭が、
ついに羽化してくれました!
が実はつい先日のこと、ふと中の様子を見てみると少し嫌な予感が、、、、。
まるで死んでいるかのように全く動きがありません。
スマトラのオスに関しては、これまで羽化に成功したのはマット飼育組の小型のオスが1頭のみで、失敗が続いております。
そのためいてもたってもいられず天井彫りをしてみると、
いたって元気でした。^^
とりあえずこのオスは安静にして、自力で蛹室から出てくるのを待ちたいと思います。
また少し見難いかもしれませんが、
左は冒頭でご紹介したメスで現時点では既に羽化していますが、右はオスでそろそろ羽化してくれそうな感じです。
これからはどんどんオスの羽化も始まりそうですが、よく観察しているとマット飼育組の中でも小型の個体から順に羽化していっているようです。
マット交換
さてマット飼育組でもオスの蛹化・羽化が始まりましたが、いずれも小型の幼虫のみで大型の幼虫はまだもう少し成長してくれそうです。
記事にはできなかったのですが7月にも一度マット交換をしており、その時の様子はこんな感じです。
ボトルの種類が2種類で分り難いかもしれませんが、この時点ではまだ目立った大きさではありませんので、全て800㏄へ投入しました。
最後のマット交換?
さて上記7月のマット交換から約2ヶ月が経過し、オスと思われる幼虫はどんどん大きくなっているようです。
そこで6月に800㏄へ投入した1頭を含めたこちらの4頭を、
『最後のマット交換になるのか?』
との思いで1400㏄へ投入することにしました。
がよくよく見てみると右端の幼虫、
気のせいかもしれませんが、蛹室を作っているように見えなくもありません。
ということでまずは先行してこちらの3本を交換し、1400へ投入することにしました。
ちなみに800㏄と1400㏄を並べてみると、
それでは1頭ずつ見ていきたいと思います。
まずは1本目、
大きな幼虫の頭部が見えていますね。^^
800㏄ということもありますが、かなり大きくなっているようです。
続いて2頭目、
う~ん、いま一つか?
やはり21g、まだまだですね。
最後に3頭目、
こちらはマットをボロボロにしていてくれたため、受けの容器にゴロっと出てきてしまいました。^^
でもこれまでの幼虫より一回り程大きいかも?
やはり30g!
ということで3頭を1400㏄へ、
この3頭はマットの状態や管理温度によっては、まだもう少し大きくなってくれるかもしれません。
というのもここまでのマット飼育のオスたちを見ていると、私の飼育温度(25℃~26℃)ではマットが劣化してくると早期に蛹化してしまう傾向があるようです。
先程ご紹介したこちらの3頭がいい例ですね。
そのため今後はもう少しこまめにマットの状態をチェックし、もう少し大型のオスを狙っていきたいと思います。
追加交換
ということで先日は蛹室を作っていると思い、交換を見送ったこちらの幼虫。
よくよく観察していると、蛹化ではなくマットが劣化しているような感じも、、、、
ということでこちらの幼虫も、マットを交換してみることにしました。
やはり少しマットがパサパサになっていますね。^^;
ちなみに体重は、
大きさこそ22gですが、頭部の大きさからすると少し栄養が足りない状態だったのかも?
とにかく新たに用意した1400㏄へ投入!
最後のひと伸びに期待したいと思います。
最後に
7月に羽化した58㎜のオスを除けば、マット飼育組でもそろそろオスの羽化が始まってきそうです。
ただここまでの飼育状況を軽く振り返ってみると、マット飼育組は飼育温度が高めなこともあり、マットが劣化し自分の周りに食べ物が無くなったと判断すると、早期に蛹化してしまう傾向があるようにも思えます。
現にかつては36gもあった幼虫が58㎜で羽化したり、タッパーで飼育していた3頭も最大は35gあったのですが、容器の外から見ている限りではそれほど大きくも見えません。
当たり前のことですが、より大きな成虫を生み出すためにはできるだけ幼虫を大きく育てる必要があります。
ただそこから重要なのは、
『いかに大きい幼虫のまま蛹化させることができるのか?』
暴れを起こさせないというのもこれに繋がりますが、『温度』・『湿度』・『食料』などを常に幼虫にとって快適な状態に保ってあげることが、最終的に大型個体を生み出すために最も重要なことなのかもしれませんね。
さて実は菌糸ビン飼育組のオスたちも、同じ時期に菌糸の交換を行いました。
が少し長くなってしまったため、その後報告は次回にさせて頂きたいと思います。
コメント
鷹さん今晩は。スマトラも楽しみですね。
とはいえ、台風も直撃なのでくれぐれもご注意下さい。
ちっきー様
こんばんは。
お気遣い頂き、誠にありがとうございます。
幸いなことに大阪は少し外れたようで、
私の住む地域では雨も風もそれほどではありませんでした。
むしろ奈良県の方が影響があるかと思いますので、
くれぐれも気を付けて下さいね。