ヒラタクワガタの幼虫がさなぎへ!

ヒラタクワガタ

みなさんこんばんは、鷹です!

私は現在、知人から譲り受けた地元大阪産のヒラタクワガタの幼虫6頭を、昨年の11月から飼育しています。

譲り受けた直後はマットで飼育していましたが、すぐに菌糸ビンを仕入れ、それ以降は菌糸ビンにて飼育を継続しています。

先日、フォーテック G-pot 550㏄にて飼育していた3頭は、大夢B プロスペック 800㏄に移し替えたのですが、大夢B プロスペック 1400㏄で飼育していた3頭のうち1頭に少し変化が見られたため、ご報告させていただきたいと思います。

目次

飼育の経緯

まずはこれまでの飼育の経緯について、簡単にご説明させて頂きたいと思います。

当初、譲り受けた幼虫は全部で6頭。

これらは成虫と共に譲り受けたもので、知人の方が採集されたメスが産卵したものになります。

飼育開始直後に6頭すべてを菌糸ビンに投入したのですが、フォーテック G-pot 550㏄に3頭、大夢B プロスペック 1400㏄に3頭という風に振り分けてみました。

そして今年に入ってからフォーテック G-pot 550㏄の3頭にかなり大きな食痕や空洞が見られ始めたため、1月18日に大夢B プロスペック 800㏄に移し替えたところです。

大夢B プロスペック 1400㏄iconの3頭は、投入直後から長期での使用、もしくはこのままでの羽化も想定していたためもう少しこのまま放置する予定だったのですが、そのうちの1本に、1月30日頃に大きな変化が見られました。

なおこれまでの飼育についての詳し経緯は、カテゴリー『ヒラタクワガタ』を参照してみて下さい。

上記のリンクやサイドバーの『ヒラタクワガタ』からも、ご覧いただくことができます。

菌糸ビンの変化

きのこの発生

まず最初に起こったのは、きのこの発生です。

1月20日頃から大阪でもグッと気温が下がり、自作温室内の最下段では20℃を下回り19.8℃まで温度が下がるような状況になってしまっていました。

これが影響したのかは定かではありませんが、この1本のみきのこが発生してしまったのです。

しかも不思議なことに、この位置には同じように菌糸ビンを数本並べているのですが、きのこが発生してしまったのはこの1本のみです。

幼虫の異変

そのため気になって菌糸ビンの周囲や底を確認してみると、

一見すると蛹室を作っているようにも見えるのですが、実は幼虫は普段通り丸まっていて、しかもぐったりとした様子でピクリとも動きません

きのこの発生と幼虫の様子を確認したのは、1月29日のことでした。

この様子を見た私は幼虫が死んでしまったと思い、すでに諦めモードに入ってしまっていましたが、幼虫の体色が変化していないため『最後まで見届けよう』と思い(死んでしまったのであれば、黒く変色するはずです)、そのまま自作温室内にて保管することにしました。

幼虫は死んでいなかった!

そして約1週間が経過した2月6日、再度、菌糸ビンを底から確認してみると、『なんと幼虫がモゾモゾと動いているではありませんか!』

しかも最後に確認した時と違って、体がまっすぐに伸びています

そうです。実はこれは『前蛹』と呼ばれる状態で、幼虫がさなぎになる直前の状態なのです。

以前に『蛹室を作っている?』と思ったのは実は正解で、ただ単に幼虫は前蛹になる直前だったため、活動を停止していただけだったのです。

 

この状態になれば、さなぎになるまであとわずかです。かなり小さめの幼虫でメスと思われますが、9月孵化ということを考えればちょっと早すぎるのでは?

でも自作温室で飼育していたため、自然界より早く羽化してしまうのかもしれませんね。

無事さなぎになれば、この記事の更新という形でご報告させていただきたいと思います。

ついに幼虫がさなぎへ!

本日(2月10日)、帰宅して菌糸ビンを確認してみると、無事さなぎへと蛹化していました!

やはり予想通りメスのようです。

体長は3㎝前後といったところでしょうか?ヒラタクワガタのメスとしては決して大きいとは言えませんが、何とか無事にここまで成長してくれました。

成虫に羽化するのは3月中旬から終わりにかけてと思われますが、ここからはなるべく静かな環境でそっとしておいて、何とか元気な成虫として地上に出できて欲しいものです。

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