ローゼンベルクオウゴンオニクワガタの羽化

ローゼンベルクオウゴンオニ

みなさんこんばんは、鷹です!

ブリード開始から何かと苦戦を強いられてきたローゼンベルクオウゴンオニクワガタですが、なんと少し前に第一号が無事羽化してくれました!

そこで今回はローゼンベルクオウゴンオニクワガタの羽化までの様子をご報告させて頂きたいと思います。

目次

羽化までの様子

前回の記事でご報告させて頂いた通り、4頭飼育しているローゼンベルクオウゴンオニクワガタの幼虫のうち1頭が、10月16日に蛹化してくれました。

そして天井堀掘りしたのが11月8日

その後は特に問題も起こらず時間が経過していきましたが、大きな体色の変化が見られたのが11月17日、

蛹化からちょうど1ヶ月が経過したころでした。

腹部や脚先の色がかなり濃くなっていることもそうですが、特に頭部が赤っぽく変色しています。

これまでに何度も羽化を見てきたスマトオオヒラタやパラワンオオヒラタでは、このような状態になると大抵の場合、当日か翌日に羽化を開始します

しかし2日後の朝、

まだ羽化してくれません。^^;

ただ蛹の向きは変わっていますし、さらに各部の色が濃くなっているようです。

そしてその夜、

もういつ羽化してくれてもよさそうな感じですが、なかなか気配を見せてくれません。

さすがにここまで来ると不安でいっぱいです。^^;

これまで羽化不全や、羽化できずに☆となってしまったクワガタはたくさん見てきました。

『ひょっとするとこのまま☆になってしまうのでは?』

そんな考えも浮かんできますが、まさか羽化の手伝いをするわけにもいかず、とりあえずは祈るのみ。

そして翌朝、

さらに色が濃くなっているものの、動きが全くありません。このような状況だと大抵は少しずつ脚を動かしたりしてくれるものですが、、、、。

ますます不安が募りますが、時間切れのためとりあえず出勤。

そして夜帰宅し、すぐさま様子を見てみると、

おおっ、やりました!^^

ちょうど羽化の真っ最中で下翅もたたまれておらず、頭部もまだまっすぐ伸びていません。

この3日間は気が気ではなく本当にヒヤヒヤさせてくれましたが、何とか無事に羽化してくれました。

とりあえず現時点では上翅も綺麗で、どうやら完品羽化してくれそうです。

羽化後の様子

想像していたよりも時間はかかりましたが、何とか初ローゼンベルクオウゴンオニクワガタのメスが羽化してくれました。

しかしやはりヒラタ系とは雰囲気も違い、うかつに手を出すことも躊躇してしまいます。^^;

そこでしばらくは菌糸ビンのまま様子を見ることに。

翌日の朝です。

すでに下翅は収納され、上翅もずいぶんと色が変わっています。ここまで来てくれれば、とりあえずは一安心です。

さらに3日後には自らひっくり返って、腹部を乾燥させている姿を見ることができました。

そしてさらに3日後、

かなりローゼンベルクオウゴンオニクワガタらしくなってきました。

掘り出しと体長測定

さてその後は時々中の様子を確認しながら、できるだけ刺激を与えないようにして様子を伺っていました。

成虫の姿が見えませんが、実は少し前から自分で穴を掘って、その中に潜んでいます。

また羽化後2週間目ぐらいからゼリーを入れていますが、これはあくまでも『念のため』です。

というのも現在飼育しているスマトラオオヒラタやパラワンオオヒラタ、タランドゥスオオツヤクワガタなどでもみられるのですが、時折羽化直後にゼリーを少しだけ食べ、その後休眠に入る個体が見られます。

もちろん自然界でこのようなことが行われているとは考えにくく、飼育下特有の行動だと思われます。

ただやはり羽化直後の成虫は体力も消耗しているでしょうし、もしゼリーを食べなくても飼育ケース内の保湿にも役立ってくれます。

ということで羽化から約1ヶ月が経過しましたので、飼育ケースの移動と体長測定を行ってみたいと思います。

掘り出してみると、非常に元気な姿を見せてくれました。^^

ここで一つ気が付いたのですが、冷静になってみてみるとこのメス、なんかとても大きそうです。

それでは早速体長を測ってみたいと思います。

やはり思った通りでした。

かなり甘めに測定してみても、50㎜を軽く超えています!

念のため他の定規でも、

やはり50㎜を超えていますね。

親虫は48㎜のオス46㎜のメスということで大きさは全く期待していませんでしたが、メスでこの大きさは上出来ではないでしょうか?

それではここから少し、画像を連続で、

お気づきになられた方もいらっしゃるかもしれませんが、時間が経つにつれ(体が乾燥していくにつれ)、体色が名前の由来ともなっている金色に変色していきます。

オスの独特な形状も魅力的ですが、これもオウゴンオニクワガタの欠かせない魅力の一つですね。

が、あまり長時間観察してストレスを与えるのもよくありませんので、とりあえず飼育ケースへ。

少しすると、元気よく潜って行ってくれました。

最後に

ということで初のローゼンベルクオウゴンオニクワガタは、思ってもみなかった大型のメスが、完品で羽化してくれました。

あとは後食を開始してくれるのを待つだけですが、ローゼンベルクオウゴンオニクワガタは比較的長い休眠をとるようですので、焦らず静かに管理していきたいと思います。

さてこれで残るは3頭ですが、現在の様子はというと、

右2本をもう少しアップで見てみると、

アップにしても見えづらかったですね。^^;

実はこの2頭、約1ヶ月前に蛹化しており、そろそろ羽化してくれそうな雰囲気です。

ただ残念なことと予想した通り、この2頭はメスでした。

そして左端の菌糸ビンは全く食痕が見えていませんが、どうやら菌糸ビンの中央部に蛹室を作っているようです。

2頭はメスが確定しておりオスの望みはこの1頭だけなのですが、今後のブリードのためにもどうにかオスであって欲しいものです。

もし仮にすべてがメスだったとしたら、、、

それはその時に考えるとして、とりあえず完品羽化を第一に考えていきたいと思います。

コメント

  1. ちっきー より:

    鷹さん今晩は。やりましたねぇ❗️
    羽化第一号おめでとうございます。
    私はローゼンは挫折して断念しましたが、綺麗な完品で羽化させるとはさすがとしか言いようが有りません。
    後は♂が羽化してくれたら完璧ですね‼️
    またの報告を楽しみにしています。

    • taka より:

      ちっきー様

      こんばんは。
      ありがとうございます!

      が、正直なところ『なんとか羽化してくれた』という感じで、
      飼育していても分からないことの連続でした。^^;

      後は無事に後食を開始してくれることとオスが羽化してくれればうれしいのですが、
      幼虫時の体重等から判断すると、オスが羽化してくれる可能性はかなり低いと思われます。

      ただできればローゼンベルクオウゴンオニクワガタのブリードは
      続けていきたいと考えています。

      引き続き飼育状況はご報告させていただきますね。^^

  2. ちっきー より:

    鷹さん今晩は。
    今年も色々とお世話になりました。
    ブログを始めるにあたり色々とアドバイス頂き、またタランドゥスのブリードの際も色々お世話になりました。
    また来年も宜しくお願いします。
    では良いお年をお迎え下さい。

    • taka より:

      ちっきー様

      こんばんは。
      こちらこそ今年は大変お世話になりました。
      そしてたくさんのコメントを頂き、心よりお礼申し上げます。

      ちっきー様からもたくさんの情報を頂き、
      私も色々と参考にさせていただいております。

      こちらこそ来年もよろしくお願いいたします。
      そしてブログの更新の方も楽しみにしております。

      それではよいお年をお迎えください。

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