みなさんこんばんは、鷹です!
カブクワを飼育しているとそれまでに経験したことのないような、常識では理解できないような、そんな体験をしたことはありませんか?
そういえば子供の頃、冬になって夏場にカブクワを飼育していたケースの中を見てみたところコクワガタの成虫を発見!
どう見ても脚を縮めて固まっているだけで死んではいない様子。
これは!
と子供心に思い暖かいことつの中に持ち込んだところ、少しづつ何事もなかったように活動を再開してくれました。
後からこれは奇跡でもなんでもなく、コクワガタにしてみればごく当たり前の習性だと知りましたが、今回ご紹介する内容は本当に不可思議な事例です。
目次
S-2ラインの謎
ということでいつもの『スマトラオオヒラタの幼虫、菌糸ビン飼育とマット飼育の経過』の記事とは違う始まり方をしてしまいましたが、それには2つの理由があります。
まずはこちらから。
2ラウンド目の幼虫
実は今まで記事でご紹介していなかったのですが、これまでご紹介してきた『S-2ライン』のメス親は、産卵セットから取り出した後もすごく元気にしていたため、密かに2ラウンド目の産卵セットに投入していました。
ただ『S-2ライン』の経過を見ていた方はご存知でしょうが、最初の産卵が『爆産』だったためか、2ラウンド目から回収できたのは幼虫1頭のみでした。
その後すぐにメスは☆になってしまいましたが、さすがに1頭のみということと1ラウンド目の幼虫飼育が多数だったため、この幼虫は公開せずに育てていくことにしました。
そのためもちろん、途中経過の画像もありません。
成長しない幼虫
そしてもう一つの理由がこちら、
上の記事の『S-2ラインの菌糸ビン交換』の項でご紹介させて頂いておりますが、他の幼虫たちとは全く違い、ほとんど成長してくれない幼虫です。
姉弟の中にはすでに羽化しているメスがいるにも関わらず、1月3日に500㏄の菌糸ビンへ投入したものの、8カ月で2gまでしか育たなかった幼虫です。
大きくはならないものの生存しているため昨年の9月に800㏄の菌糸ビンへ投入していましたが、実はその後も目立って大きくは育ってくれませんでした。
で、上記2頭の現在の様子がこちら、
左が孵化からすでに1年3カ月が経過した『育たない幼虫』で、右が唯一の『S-2ライン、第2ラウンドの幼虫』になります。
2ラウンド目の奇跡?
それではまず2ラウンド目の幼虫から。
厳密にいえばこちらは『謎』でもなんでもありませんが、上の画像でお分かりのように、昨年の11月5日に投入した800㏄の菌糸ビンを食い尽くしています。
そのため少し前から用意していた1400㏄の菌糸ビンへお引越しです。
とりあえず幼虫を掘り出してみると、
えっ!?
でかっ!!
事前に幼虫の大きさは確認していたつもりなんですが、まさかここまで大きくなっていたとは、、、。
これは『嬉しい誤算』です。
と言うよりこれまでのS-2ラインでもかなり大型です。(ちなみに最大は51gでした)。
とりあえず体重を測ってみると、
やはり思った通り、現時点で48gありました。
この幼虫は昨年の9月20日に割り出しをしており、体色を見てみてもまだまだ大きく育ってくれる可能性があります。
1400㏄じゃあちょっと小さすぎたかな?
次回は2300㏄を用意しておきたいと思います。
急成長?
続いては『成長しない幼虫です』。
昨年の9月30日に800㏄へ投入して現在に至ります。
ご覧のようにまだまだ菌糸は残っていますが、さすがに半年を超えていますので菌糸ビンを交換してみます。
え?
成長してる、、、、^^;
少し体色に違和感を感じますが、これは菌糸が古すぎたのかもしれません。
ちなみに現在の体重は、
16g。
しかもこの幼虫、ひょっとしてオスなのでしょうか?
とりあえずここのところは順調に成長しているようですので、新しい菌糸ビンへ入って頂きます。
最後に
2ラウンド目の幼虫はさておき、『成長しない幼虫』は本当に不可思議です。
昨年は8カ月の間に2gまでしか育たなかったため800㏄へは投入したものの、本心では半分以上諦めていました。
その後も急成長はなく、菌糸ビンに食痕が広がり始めたのはほんの2カ月ほど前からです。
それがあっという間に16gまで成長してくれるとは、、、、、。
この幼虫は孵化後『休眠でもしていたのか?』、それともまさか『スマトラオオヒラタが2年一過?』とも思ってしまいます。
今後いつ頃羽化してくれるのか?
それとも無事に羽化できるのか?
非常に興味深いところではありますが、せっかく長い期間を生き延びてくれたので、何とか無事に成虫へと羽化させてあげたいものです。
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