カブトムシの幼虫の育て方(飼育方法) 初心者向け

みなさんこんにちは、鷹です!

8月も後半に入るとみなさんのところで飼育されているカブトムシも、どんどん産卵し幼虫が誕生しているのではないでしょうか?

私の家では6月に成虫が羽化していたこともあり、7月の初めには産卵・幼虫が誕生し、今では大量の3齢幼虫が日々飼育ケースの中で活動しています。

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そこで今回はカブトムシの幼虫の育て方(飼育方法)について、初心者の方にも分かり易いようにご説明していきたいと思います。

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卵・幼虫を成虫と分ける

こちらの記事『カブトムシを繁殖させよう!交尾から産卵まで』のように、本格的に交尾・産卵させた場合は別ですが、多くの方は成虫を飼育しているケースの中で自然に交尾・産卵が行われ、気付いたら卵や幼虫が生まれていたというのがほとんどでしょう。

しかしここから幼虫を飼育していくのであれば、まず最初に卵・幼虫と成虫を分ける必要があります。

その方法は主に以下の2つで、

  1. 飼育ケースから成虫を取り出し、その中で幼虫を育てる。
  2. 飼育ケースから卵・幼虫を取り出し、別の飼育ケースで幼虫を取り出す。

となります。

ここでおススメと私が行っているのは『2』の方法で、その理由は主に2つあります。

  1. 成虫飼育に使用したマットは、想像以上に汚れて(劣化)している。
  2. 幼虫は冬眠に入る11月ごろまでにより多くの栄養(食事)が必要で、マットは深い方が好ましい。

このような理由から私は『2』の方法で卵・幼虫を飼育ケースから取り出し、別の飼育ケースで飼育するのですが、その方法は何も難しいことはありません。

事前に用意しておくもの

まず卵・幼虫を取り出す前に、飼育ケースを用意しておく必要があります。詳しくはこちらの記事『カブトムシの幼虫用マットの入れ替え』も参考にしてみて下さい。

使用するマットはカブトムシの幼虫用で、できるだけ発酵済みのものを使用するようにしてください。

マットの発酵についてはこちらの記事で確認してみて下さい。

『カブトムシの幼虫が2齢から3齢へと脱皮する瞬間!』

特に大きく育てたいとの考えがなければ、普通にホームセンター等で販売されているもので全く問題ありません。

ただできれば『カブトムシの幼虫用マットの入れ替え』でもご紹介していますが『フジコン バイオくち木』をマットの中に埋めておくことはおススメします。(もちろんなくても育ちますよ)

私がこれにこだわるのは、カブトムシの幼虫が無事に冬を乗り切るための体力をつけさせるためです。この製品にこだわる必要はありませんが、朽ち木はカブトムシの幼虫のエサとしては定評があります。

セットの方法に関しては下の画像を参考にしてみて下さい。

マットを少し硬め(手で押さえるだけ)に敷き詰めた上に、朽ち木を置きます。(なくてもOKです)

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そしてその上からマットを軽めに敷き詰めて行きます。

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深さは飼育ケースいっぱいぐらいがおススメです。

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こちらの飼育ケースは念のため、卵・幼虫を取り出す一週間くらい前に用意しておいた方がいいでしょう。できれば使用前にマットの再発酵(発熱する)が起こっていないか確認しておいて下さい。

幼虫用飼育ケースを用意する際のポイントとしては、

  • マットの発酵
  • マットの水分

この2点にだけは注意しておいて下さい。

卵・幼虫の取り出し方

それではいよいよ卵・幼虫の取り出しですが、まずはこちらの記事『カブトムシのメスの産卵』を参考にして、卵と幼虫を取り出すタイミングをよく観察してください。

そして時期が来れば、中にセットしてある登り木やエサ皿・小枝などをすべて取り出し成虫もいったん別の入れ物に移動させておきます。

後はケースのマットを少しづつ他の容器(大きめのたらい等がベスト)に移していき、見つけた卵や幼虫を取り出すだけです。

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その際は決して素手で触るようなことはしないで下さい。ちなみに私は卵や幼虫を傷つけにくいプラスチック製のスプーンを愛用しています。

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カブトムシの幼虫の飼育ポイント

幼虫を飼育ケースに移動させたら、後は下記の飼育ポイントに従って世話をしていきます。

  1. 3か月に1回はマットを全て新品に交換する(概ね11月ごろと3月ごろ)
  2. マットの水分は欠かさない
  3. 冬眠中はマットの交換を避ける
  4. 冬眠から目覚めたらマット交換

1、3か月に1回はマットを全て新品に交換する

これはあくまでも目安の一つになります。幼虫が生まれた時期や飼育するケースの大きさ、幼虫の数によっても変わってきます。

そのため目視で判断するには、

  • 幼虫が地上へと出てきてしまった。
  • マットの表面に幼虫の糞が目立つようになってしまった。

このような状態が見られた時は、すぐにマットを交換してあげて下さい。

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幼虫の周りに黒い粒がたくさん見られますが、これが幼虫の糞なのです。

マットは幼虫の棲み家であると同時に、欠かすことのできない食料でもあります。カブトムシの幼虫を飼育する上で、定期的なマット交換は欠かすことができません。

それでも判断が付きにくいという場合は、11月4月の2回を基準にしていただければいいと思います。

2、マットの水分は欠かさない

これも非常に重要なことです。カブトムシの幼虫は湿気を好み、マットを乾燥させてしまうとそれは命に関わってしまいます。

しかし闇雲に水分を与えてしまっても、それはそれで幼虫が窒息してしまう原因にもなります。

そのため必ずチェックが必要なのは

  • マットの表面の渇き具合
  • マットの底の方の水分

この2点なのです。

初心者の方がよく起こしてしまうミスに、『マットの表面が乾いていたため大量に水を与えてしまう』『底の方はベトベト』というのが見られます。

特に気温が高い時期(外気温が20度を超える)はマットの表面はカラカラでも、底の方はベトベトといったことがよく見られます。

そのため幼虫が冬眠に入るまで(11月ごろ同じ場所から動かなくなる)は、定期的にマットを少し掘り返し、底の方の水分も確認するようにしてください。

3、冬眠中はマットの交換を避ける

カブトムシの幼虫は外気温が低くなる(概ね11月~3月)と、冬眠に入り全く動かなくなります。これを見極めるには飼育ケースを横から覗き、幼虫の様子を観察するしかありません。

もう一つの目安としては、それまで激しく減っていたマットが減らなくなるタイミングがあると思います。

そうなるとここから先はほぼ放置で問題ありません。逆にこの時期にマットを入れ替えたり、多くの水分を与えてしまうことは逆効果となってしまいます。

これも飼育環境によって差が出てしまうのですが、どうしても分かりづらい場合は『11月に入ってすぐにマットを全て新品に交換し、ケースいっぱいにマットを入れておく』という方法です。

少し大雑把な方法ではあるのですが、この通りにしておけばほぼ問題は起こらないと思われます。

また冬眠期間中はくれぐれも水の与え過ぎには注意してください。この時期は幼虫も全くと言っていいほど食事をしないので、活動時期ほどの水分は必要ありません。

目安とすれば2週間~3週間に一度くらい、マットの表面全体が軽く湿る程度で十分です。

4、冬眠から目覚めたらマット交換

概ね3月~4月にかけて、それまで冬眠していたカブトムシの幼虫は目覚め、再び活動(食事)を開始します。

これは飼育ケースを横から覗いてみても確認できると思いますが、上から見てみても途端にマットの量が減っていくため、すぐに分かると思います。

この状態が見られたら最後のマット交換を行うのですが、この時は少し水分を多めに含ませ、底から15㎝位は硬めにマットを詰めていきます(手で押さえるだけで十分です)。

そしてその上には軽くマットを敷き詰め、飼育ケースの上いっぱいまでマットを入れます。

これは幼虫がさなぎになる準備をするためです。カブトムシの幼虫はマットの中で少し硬い部分を探し(ワンダリングと言います)マットと自分の糞を使ってさなぎになるための部屋(蛹室)を作ります。

そのため最後のマット交換(主に4月)には、エサの交換さなぎになるための準備をするという意味があるのです。

カブトムシの幼虫がさなぎになったら

カブトムシの幼虫が蛹室を作るのが確認できたら、そこからは水分を与える必要もありません。というより与えてはいけません。さなぎは水分にとても弱く、無事に成虫へと羽化できない原因の多くが水分の与え過ぎと言われています。

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このような状態(幼虫が蛹室を作りその中でまっすぐに伸び始めている)が確認できれば、そこから先はひたすら『放置』です。

後はさなぎ・成虫となって、自らの力で地上に出てくるのをひたすら待ちましょう。

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カブトムシの幼虫飼育のポイントまとめ

最期にカブトムシの幼虫を育てる際の注意点とポイントについてまとめてみました。

飼育する数

カブトムシの幼虫はとてもデリケートで、他の幼虫と出くわしたり接触することを嫌います。そのために一つの飼育ケースで飼育する数は、以下の表を参考にしてください。

飼育ケース ケースサイズ 飼育数
プラスチックケース(特大) W430×D260×H315mm 10頭
プラスチックケース(大) W380×D230×H250mm 5頭
プラスチックケース(中) W270×D160×H170mm 3~4頭
プラスチックケース(小) W200×D125×H130mm 2頭
プラスチックケース(ミニ) W155×D85×H100mm 1頭

マット交換

マット交換の目安は3か月に1回くらい。時期が判別しにくい場合は11月4月に行う。

水分補給

幼虫が活動(食事)をしている期間は、十分な水分を与える。しかし冬眠に入れば過剰な水分は要注意

また初夏(5月末~6月中頃)にかけて幼虫が蛹室を作っているのが確認できれば、その後は一切水を与えない。

特にさなぎになってからの水分は厳禁です。

飼育する温度

幼虫を飼育するケースを置く場所は、極端に低温になったり高温になったりしなければ、それ程気にする必要はありません。

直射日光の当たらない場所、できれば室内で冷暖房の影響がない場所であれば問題ありません。

最後に

いかがでしたか?こうして文章で説明するととっても長くなってしまうのですが、カブトムシの幼虫を飼育する際のポイントはたったの4つです。

  1. マットの管理
  2. 水分の管理
  3. 飼育数
  4. 飼育温度

しかもそのどれも大げさに考える必要はありません。

  1. 定期的に交換。わからなければ11月と4月の2回。
  2. 表面だけでなく底の方も見ておく。冬眠中と蛹室を作ってからは与えなくてよい。
  3. 上の表を参照。入れすぎには注意。
  4. 室内で冷暖房の影響がなければOK!

これならあなたにもできると思いませんか?

カブトムシの幼虫飼育は、初心者の方でもそれほどハードルが高いものではありません。興味のある方は是非ともチャレンジしてみて下さいね。

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