みなさんこんばんは、鷹です!
以前の記事にも記載させて頂きましたが、ここ大阪でもこの2、3日冷え込みが急激にきつくなっています。(と言っても最低気温はまだ10℃以上ありますけど、、^^;)
さすがにこれだけ冷え込みが強くなってくると、先日作成した自作温室の方がどうしても気になってきます。
そこで今回は自作温室の性能と、先日行った補強についてご報告させて頂きたいと思います。
目次
温室内の温度差
実は温室を自作して数日間温度の推移を観察してみたところ、1日の最高気温と最低気温の差が約2℃~3℃あることが分かりました。
実際、自然界においては朝晩でこれ以上の温度差があり、クワガタの幼虫にとっても大きな問題にはならないと思われますが、
- 今後さらに冷え込めば、これ以上の温度差が生じるかもしれない
- 飼育温度を管理する以上は、もっと正確に温度を設定したい
- 1月~2月には幼虫に『冬を感じさせる』必要があるため、もう少し温度差をなくしたい
以上のような考えから、少し温室の補強を行うことにしてみました。
しかしこのような温度差が生じてしまうのには、
- サーモスタット(ニッソー 電子式サーモスタット シーパレックス 300)が本来、水温を調節するためのサーモスタットである
- 熱源にミニセラミックヒーター 300W 3カラー TS-300-320を使っている
などの影響があるのかもしれません。
このサーモスタットは本来、水温を一定に保つために作られたものです。そのためあまり感度が良すぎると頻繁にヒーターの電源がON/OFFFを繰り返し、狙った水温を保つことが困難になってしまう可能性があります。
このような理由からひょっとすると故意にサーモスタットの作動自体に範囲を持たせ、設定温度の上下1℃の範囲で水温を保つ設計になっているのかもしれません。(例えば23℃に設定した場合、22℃でスイッチが入り24℃でスイッチが切れる)
またセラミックヒーターは空気全体を温めるというより、温風を出して狙った場所を温めるというのが本来の役目です。
そのため熱源にセラミックヒーターを使っている限りは、ある程度の温度差が生じてしまうのかもしれません。
例えば私の設置例を見てみると、セラミックヒーターは一番低い場所に設置されており、温度計とサーモスタットのセンサーは温室内のほぼ中央に設置してあります。
セラミックヒーターからの暖かい空気は前方へ出され、徐々に上方へ上がっていきます。(暖かい空気は上昇します)
そしてサーモスタットのセンサーが上限温度を感知すると、セラミックヒーターが止まります。
つまりこのタイムラグをできるだけ少なくし、温室内の保温効果を高めることにより、
『セラミックヒーターの作動時間と回数を少なくする⇒温度の範囲が狭くなる』
と考えたわけです。
自作温室の補強
というわけで自作温室の補強を行ったわけですが、補強と言ってもそれほど大したことをしたわけではありません。^^;
今回行ったのは、
- アルミシートによる保温性の向上
- 配置換え
この2点です。
では実際にどのように行ったかというと、まずはこちらです。
100円ショップ(ダイソー)で買ってきた保温アルミシートです。
こちらを自作温室の内側に貼り、保温性の向上を図ります。
そして次は配置換え。
今まではこのような感じだったものを、
こんな風に変更してみました。
アルミラックの各棚の高さを変更し、下の部分にも菌糸ビンを置けるようにしています。
これは逆に私が熱源にセラミックヒーターを使っているからこそできる配置で、クワガタの温室に使われることが多いパネルウォーマーやピタリ適温プラスなどを熱源に使っているとアルミラックの下にこれらの熱源を置かなければなりませんので、画像のように下に菌糸ビンを置くことはできません。
またこの配置にすることにより、セラミックヒーターとサーモスタットのセンサーの位置が近づいたため、タイムラグをより縮めることができそうです。
効果は?
さて、このような配置換えと補強を行った上で2・3日温室の様子を見てみると、温度はこのような感じで保たれています。
・現在の温度
・最高温度
・最低温度
概ね1℃~1,5℃の範囲で推移しています。
これくらいであればほぼ満足です。
実はアルミシートに関しては少し時間が足りなかったため、上下と背面には貼ることができたのですが、側面はまだ貼れておりません。^^;
また次の休日にでも貼っておきたいと思います。
そろそろ冬眠本番です
最後に話題は変わりますが、少しだけクワガタの成虫たちの近況を。
ノコギリクワガタは健在です!
何と以前こちらの記事でご紹介したノコギリクワガタのオス2頭。なんと現在でも健在です。
まるで越冬でもするかのように樹皮の下に隠れ、少し気温が上がると出てきてゼリーを食べているようです。
これだけ長く生きているということは、恐らく休眠期間が比較的短かった成虫だったんでしょうね。
いっそのこと越冬して、来年も活動してくれないでしょうか?^^
コクワガタとヒラタクワガタは完全に越冬中です
こちらはコクワガタの飼育ケース。
そしてこちらがヒラタクワガタ。
コクワガタとヒラタクワガタは、完全に活動を停止してしまったようです。もはやゼリーに食痕さえ見られなくなりました。
こちらは冬場しっかり管理して、来年の活動開始に期待したいと思います。
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