カブトムシ・クワガタの成虫飼育ケースと針葉樹マット

飼育方法

みなさんこんにちは、鷹です!

みなさんはカブトムシ・クワガタムシの成虫を飼育する際、どのような飼育ケースマットをお使いでしょうか?

私はこれまで基本が多頭飼育でしたので、大きめの飼育ケースに腐葉マット、エサ皿、登り木などを入れて自然交尾、産卵をさせていました。

しかし多頭飼育に向かないクワガタ(ヒラタクワガタ、オオクワガタなど)や、最近は外国産のクワガタの飼育も始めたため、繁殖時以外は単独飼育に切り替えています。

そこで今回は私が最近使い始めた飼育ケースやマットについて、ご紹介してみたいと思います。

目次

飼育ケース

冬眠用飼育ケース

現在、私が冬眠(越冬)させているクワガタは、オオクワガタ・ヒラタクワガタ・コクワガタと休眠中のノコギリクワガタのメスが1頭です。

コクワガタは多頭まとめて冬眠(越冬)させているため、夏場に使用していた飼育ケースに腐葉マットを深めに入れてそのまま使用しています。

コクワガタ 越冬中

しかしオオクワガタやヒラタクワガタはさすがに多頭飼育するわけにはいきませんので、100均ショップ(ダイソー)で買ってきたこちらのケースを利用しています。

こちらは元々食料品を保管するために使うもので、画像2枚目のようにフタが空いた状態で止まるようになっています。

またフタを閉めると密封性がかなり高いので、保湿性も十分です。もちろんフタには空気穴を無数に開けてあるのですが、この時期、冬眠に使っていると補水の必要はほとんどありません。

素材は完全な透明ではありませんが、どっちみち冬眠中はクワガタたちも地上に上がってこないため、鑑賞することもありません。

以前、ヒラタクワガタのメスが脱走してしまうという事故が発生したため、現在は浅めのケースを下に置き、深めのケースをその上に重ねています。(きれいに重なる構造になっています)

またマットも冬眠中はほとんど気を遣う必要がないため、夏場に使っていた腐葉マットをそのまま多めに詰め込んでいます。

活動中の個体用飼育ケース

ところで冒頭にも記載しましたが、最近飼育をはじめた外国産のクワガタたちはもちろん冬眠ができませんので、自作温室内で普通に活動しています。

そこで少し前に導入したのがこちらの飼育ケースです。

クリアースライダー iconです。

こちらは私が最近頻繁に利用しているcharmさんで購入したのですが、1個当たり¥281(税込み)とかなりお安く販売されていました。

完全な透明で中の様子が観察しやすく、フタがスライド式で取り外せる構造になっています。(もちろんストッパーが付いています)

そのためエサの交換等のメンテナンスも、非常にやり易くなっています。

外国産のクワガタの飼育もはじめ、今後、飼育個体数も増えると思いまとめて購入したのですが、一つだけ誤算がありました。

上記2枚の画像は、スマトラオオヒラタ95㎜を入れてみたところです。

飼育できないということはないのですが、これではちょっとかわいそうですね。実際に入れてみないと分かりにくい部分もあるのですが、クリアースライダー iconは全長80㎜までぐらいの個体に使用した方が良さそうです。

ちなみにクリアースライダーの寸法は、W:181㎜×D:121mm×H:112mm(容量:約140ml)となっています。

そこで大型のオスのために新たに導入したのがこちらになります。

見ての通り、1個¥216(税込み)です。^^

これは先日紹介しましたスマトラオオヒラタの産卵セットに使っているケースより、一回り小さいものになります。

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これに念のために空気穴をたくさん開けて、

フタを閉めるとこんな感じです。

これに針葉樹マットハスクチップ転倒防止のための小枝を入れると、

先程のスマトラヒラタでも、そこそこのスペースを確保することができます。

ちなみにパラワン92㎜ですと、これぐらいの余裕があります。

これはあくまで飼い主の気分的なものかもしれませんが、これぐらいだとクワガタたちも落ち着けるのではないでしょうか?

針葉樹マットとハスクチップ

と、ここまで画像を紹介すればみなさんお気づきでしょうが、今回、活動中の成虫には新たに針葉樹マットハスクチップを導入することにしてみました。

ぼうダニ&しょうしゅうマット icon

ミタニ ハスクチップ icon

これまで針葉樹マットは使ったことがなかったのですが、衛生面や臭いを防ぐという意味合いでも、世間的にも評判は良さそうです。

ただぼうダニ&しょうしゅうマットだけを敷き詰めると味気ないのと、

転倒防止の意味も込めて、ミタニ ハスクチップ iconをその上から敷き詰めてみました。

で、現在はほとんどの個体が産卵セット内で生活しているため、スマトラヒラタ95㎜のみが我が家にやってきてからこちらのケースで生活しています。

と言ってもほとんど潜ったままですけどね。^^

上のエサ木の下に潜っていました。

まあ逆にこれは居心地が良い、悪くはないということの証拠でしょう。彼は羽化してから日が浅い個体ですので、1日の大部分を潜って過ごしています。

最後に

飼育に使うケースやマットには、飼育数や飼育スペース、飼育に対する人それぞれの考え方があり、現在は様々な物が開発、販売されていることから、選択の際には少し迷ってしまうこともあります。

しかし飼育ケースなどは既製品にとらわれずとも、身の回りに代用できるものがたくさん存在しており、またマットに関してもかつては針葉樹マットは昆虫に良くないという話もありました。

しかしちょっと工夫してみれば使えるものがあったり、マットに関してはカブトムシ・クワガタムシ用として市販されているものであれば、何の問題もありません。

このように飼育方法を色々考えたり、工夫してみたりするのも、カブトムシ・クワガタムシ飼育の楽しみの一つでもありますね。^^

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