みなさんこんばんは、鷹です!
大阪ではここ数日ぐっと気温が上がり、すっかり春らしい気候が続いています。屋外でも最高気温は20℃前後となり、そろそろ野生のクワガタたちも冬眠から目覚める準備をはじめているかもしれませんね。
さすがにこれだけ暖かくなってくると室内では20℃を軽く超えてきます。
私がカブトムシ・クワガタムシを飼育している部屋では日中25℃前後まで気温が上がるようで、ここ数日は自作温室内のヒーターも全く稼働していないようです。^^;
ところでそんな季節の変化とは無縁なスマトラオオヒラタクワガタですが(熱帯地方に住んでいるため、年中23℃以上の環境で飼育しています)、少し前にハンドペアリングを行いメスを産卵セットに投入しました。
今回はその様子について、ご紹介させていただきたいと思います。
目次
産卵セットと投入したメス
産卵に挑むメス
まずは今回の産卵セットで頑張ってもらうメスをご紹介したいと思います。それはこちら、
12月にオスと共に我が家へやってきた、WDのメス約45㎜です。
実はこのメス、WD(屋外採集)ということで持ち腹(交尾済み)の可能性もあることから、12月の末から産卵セット内で飼育していました。
そして2月中頃に産卵セットの割り出しを行ってみましたが、結果は『ボウズ』。産卵の痕跡すら見つけることができませんでした。
どうやらこのメスは持ち腹ではなかったようです。^^;
『それならば少し時間を置いて次の機会に』ということで単独飼育を続けていましたが、3月9日にふとしたことからハンドペアリングにチャレンジしてみたところ、これが見事に成功!
それから再び単独飼育にてゆっくり休んでいただき、産卵に備えてたっぷりと栄養を摂っていただきました。
ちなみにお相手のオスはこちら、
我が家で最も大きなクワガタのオスです。
産卵セット
さて、今回の産卵セットですが、私はこれまでクワガタの産卵セットを組む際は、必ず産卵木を使用したセットを組んでいました。
しかしこれまでの産卵セットの内容をよく見直してみると、スマトラオオヒラタクワガタやパラワンオオヒラタクワガタなどのオオヒラタクワガタの仲間は、どうも産卵木よりマットに産卵する傾向が強いようです。
そのため今回は産卵木を使わずに、マットのみを使用した産卵セットでチャレンジしてみたいと思います。
そのためこれまでとは組み方が若干変わってくるのですが、まずは飼育ケースの7分目くらいまでマットを硬めに詰めていきます。
私がマットを硬めに詰める際に利用しているのは、毎度おなじみ『お好み焼き用のヘラ』ですね。^^100均で購入したものですが、なかなか重宝しています。
マットを硬めに詰め終わったら、今度はその上に軽くマットを敷き詰めていきます。
そしてエサ皿や転倒防止用の樹皮を敷き詰めて完成です。
1週間ほど飼育する環境(私の場合は自作温室内)で温度慣らしをして準備完了。
ゼリーをセットしメスを投入して完成です!これが3月27日のことでした。
産卵セットの状況
メスを投入してから毎日のように周囲から様子を観察していましたが、4月8日、遂に見つけました!
卵です!
どうやら今回は無事産卵してくれていたようです。
実はこれだけではなくこちらにも、
少し見えにくいのでもう1枚、
スイマセン、ほとんど見えませんね。^^;
画像では非常に見えずらいですが、こちらにも卵がはっきりと見えています。
最後に
こちらのメスは2度目の産卵セットへの投入になりますが、ハンドペアリングもうまくいっていたようで、無事産卵してくれて一安心です。
これから1か月を目途に、頑張って産卵活動に励んでもらいたいと思います。
また、今回のお相手は95㎜という我が家では最も大きな個体で、飼育管理をしっかりすれば同等、もしくはそれ以上の個体を育て上げることも可能かと思われます。
まだ産卵がはじまったばかりで1年以上先の話にはなりますが、しっかりと大型で丈夫な個体を育てていきたいと思います。
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