みなさんこんばんは、鷹です!
さて、今回は前回の記事に引き続き、パラワンオオヒラタクワガタとスマトラオオヒラタクワガタの菌糸ビンの交換です。
パラワン・スマトラ共に昨年の12月から成虫の飼育をはじめ、同時期にブリードを開始したものですから、どうしても飼育のサイクルが似たような感じになってしまいます。
ただ自然界で住んでる場所は違えど、パラワンもスマトラも同じヒラタクワガタの仲間です。飼育環境が同じであれば、成長スピードも同じような感じになるのは当然かもしれませんね。
まあ管理がし易くなるのはいいことなんですけどね。
目次
期待のオスたち
それでは早速、今回菌糸ビンを交換する個体のご紹介です。
- パラワンオオヒラタ・オス(7月13日・32g)
- パラワンオオヒラタ・オス(7月13日・28g)
- スマトラオオヒラタ・オス(7月13日・30g)
今回菌糸ビンを交換する個体は全てオスで、前回(7月13日・いずれも2本目)の交換時点でそこそこの大きさがあり、現在我が家で飼育している中では最も期待が持てる幼虫たちです。
ということで用意した菌糸ビンはもちろんこちら、
charmさんで販売しているXL-POT 2300cc です。
ということで1番手はこちらから。
パラワンオオヒラタ・オス(7月13日・32g)
こちらは前回の菌糸ビン交換時、パラワン・スマトラ全ての中で最大だった幼虫です。
さすがに7月の時点で32gもあっただけに、3か月で1400㏄に菌糸ビンはこの有様、
裏側を見てみるとほとんど食べ尽くされています。^^
パラワンは世界最大級のヒラタクワガタと言われていますが、食欲も最大級のようです。
さすがにこれは期待できそう、ということで菌糸ビンを掘ってみると、
巨大な頭の出現です。
さらに掘り進めて体全体が見えるように、
頭が大きいだけでなく、体もプリプリです。
これは体重が気になるところですが、
なんと驚きの58g!
60gまであと僅かといったところですが、実は測りに乗せる直前に大きな糞を2回出したので、掘り出し前なら60gあったかもしれません。
しかも体色はまだまだ白が強く、今後もまだ大きくなる可能性があります。
ところで現在、我が家で飼育しているパラワンの幼虫のオス親は約92㎜でした。
これはひょっとすると『親越え』、期待できるかもしれません。
さて、あまり長時間外へ出しておくのも良くないので急いで菌糸ビンへ投入しますが、あまりにも幼虫が大きいため少しでも潜りやすいように、大きめに穴を掘っておきました。
幼虫を入れるとこんな感じです。
(このアングルで見ると、とても窮屈そうです^^;)
パラワンオオヒラタ・オス(7月13日・28g)
続いては前回、パラワンの中ではNo2の大きさだったオスです。
こちらもいい感じで菌糸を食べてくれています。
で、掘り出していくと、
さすがにこれだけ大きいと、すぐに幼虫とご対面できますね。^^
ちなみに2枚目の画像、幼虫のお尻の先に見えているのは幼虫の糞ですね。
パラワンに限らずクワガタの幼虫全般に言えることですが、身の危険を感じたり異常を感じた時は、どうも糞を出す傾向があるようです。
つまり長時間幼虫が緊張するような環境に置いておくと、それだけで体重も減ってしまうということですね。
それだけでなく幼虫の体調にも良くありませんので、早急に体重測定を済ませます。
こちらは53gでした。
体重測定も済んだところで、速やかに新しい菌糸ビンへお引越しです。
お尻の大きさだけなら、No1にも引けを取りませんね。^^
ところでちょっと気になったのですが、
No1は7月32g⇒58g。つまり1.8125倍に成長したことになります。
一方、No2は7月28g⇒53gで、1.8928倍です。
少しの違いはあれど、ほぼ同じ割合で大きくなってくれているようです。
スマトラオオヒラタ・オス(7月13日・30g)
最後はスマトラヒラタですが、7月の時点でオスだと思っていたのはこの1頭のみでした。
しかし前回の記事でお伝えした通り、開けてみれば5月投入分にオスが1頭混じっており、実はさらにもう1頭オスかもしれない幼虫がいますが、こちらはまた後日、ご報告させて頂きます。
こちらはご覧のようにパラワンほど食痕が大きく広がっているわけではありませんが、投入時期が同じなのと、『居食い』していたような感じもありましたので、今回パラワンと一緒に菌糸ビンを交換することにしました。
とりあえずお顔拝見です。
さらに体全体が見えるまで掘り出してみると、
先程のパラワンに負けず劣らずです。
さて気になる体重は、
やはり55g!
ということで7月の測定時同様パラワンのNo2を上回っており、成長率も30g⇒55g(1.8333倍)という、これまた同様の結果となりました。
ちなみにスマトラのオス親はこちら、
ということで決して大型ではありませんので、これは確実に『親越え』できそうですね。
最後に
新しい菌糸ビンへ投入後、3頭は約30分ほどかけてゆっくりと菌糸ビンの中へ潜っていきました。
それにしてもどの幼虫も私の予想を上回る成長ぶりで、今後の飼育がますます楽しみになってきました。
ところで先日の記事でご紹介させて頂いたマットへ投入したパラワンのメスですが、
やはり思った通り、すぐに蛹室を作ってくれました。
またそれ以外のパラワンとスマトラのメス幼虫の中にも、『暴れ』と思わせる行動を始めたものもおり、今後メスは続々と蛹化していきそうな雰囲気です。
今後に期待したいと思います。
最後にはなりますが、2回にも渡り記事タイトルに出てきた『恐怖』の真相はこちらです。
少し見え難いのですが、実はスプーンに噛みついています。^^;
前回の記事にも記載させて頂きましたが、
パラワン・スマトラの幼虫は『スプーンめがけて噛みついてきます』。
つまり偶然、頭部に近づいたものを噛むのではなく、明らかに近づいた物体をめがけて攻撃を仕掛けてくるのです。
しかもさすがに画像はありませんが、噛みつかれたスプーンを持ち上げ体が宙に浮いても、なかなか離そうとはしてくれません。^^;
本来、クワガタの幼虫は人間が素手で触れることは好ましくありませんが、これだけの攻撃を見せつけられるとさすがに素手で触るどころか、手を近づけることすら『恐怖』を感じてしまいました。^^;
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