みなさんこんばんは、鷹です!
今年は昨年の『リベンジ』ということで、3ライン体制でチャレンジした本土ヒラタクワガタのブリードですが、これまでの外国産オオヒラタのブリードを参考にマットをDOSさんの3次発酵クワガタマットにしたところ、思いの他たくさんの卵や幼虫を確保することができました。
割り出し後は90㏄のプリンカップで管理していたのですが、卵の孵化や幼虫の成長などから7月下旬に全て200㏄のプリンカップへ移動。
この時点で3ライン合計で幼虫が42頭(孵化していない卵も多数)。割り出し時より数は減ってしまったものの、それでもそれなりの数です。
里子に出そうか?
マットで飼育しようか?
菌糸で飼育しようか?
さんざん悩みましたが、結局こうなってしまいました。
目次
マットにて常温飼育
今年は私の管理ミスから国産カブトムシの幼虫を全く採ることができませんでした。
そのため常温飼育のスペースに少し余裕がありますので、ヒラタクワガタやノコギリクワガタの幼虫飼育に専念したいと思います。
飼育方法に関しても、
- マット
- 菌糸
- 常温
- 温度管理
色々悩みましたが、飼育数とコストの問題。さらには飼育スペースや幼虫たちの成長速度を改めて検証したいという考えから、マットでの常温飼育を選択しました。
加えて言えば、外国産オオヒラタ(パラワンオオヒラタ・スマトラオオヒラタ)でそこそこの効果が出ているDOSさんの3次発酵クワガタマットを、国産種で検証してみたいという考えもあります。
ということで飼育容器は幼虫の大きさとコストを重視してこちらをチョイス。
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それでは早速、幼虫たちを移動させていきたいと思います。
マットと飼育容器の交換
H-3ライン
まずはH-3ラインですが、こちらの種親はこちら。
- オス=WD 約40㎜ 2016年採集
- メス=WF1 約33.6㎜ 2017年3月羽化
もっとも小型のラインですが、どんな子たちが産まれてくるのか?楽しみなラインでもあります。
特に種親オスは40㎜とかなり小型ですので、これだけでもかなり興味が湧いてきてしまいますね。^^
移動前の幼虫たちの様子は、
なかなか順調なようですが、少しマットが乾燥気味です。^^;
さすがに全数体重を計って掲載するのもなんですので、今回は最大の個体だけ。
割り出しから3ヶ月余りで、最大は8gでした。^^
ということで新居へお引越し、
H-3ラインは11頭でした。
H-4ライン
続いてH-4ライン。
- オス=WF1 約57.8㎜ 2017年4月羽化
- メス=WF1 約35㎜ 2017年4月羽化
こちらは幼虫飼育から我が家で羽化した同血統同士のペアになります。つまり累代はF2となり、『親越え』を目標にしています。
現在のプリンカップからマットを掘り出し、幼虫たちの様子を確認してみます。
こちらのラインも生存していたのは11頭。
ただ目についたのがこちらの2頭。
あくまでも目視ですが、他の幼虫たちと比べてみても明らかに一回りほど大きいです。
これまでの飼育管理からあり得ないと思うのですが、まさか多種の幼虫が混ざってしまったのでしょうか?
私は前科があるため少し不安^^;ですが、とりあえず成虫まで育てていきたいと思います。
ちなみに最大は、
やはりそこそこありました。10gです。
ということで新居の方へ、
既に潜ってしまっている幼虫もいますが、こうして見てみると大きさの違いが良く分りますね。
H-5ライン
最後はH-5ライン。
- オス=WD 約65㎜
- メス=WF1 約35㎜
こちらは我が家で最も大きかった2頭をペアリングし、より大型個体を狙ったラインになります。
さて、幼虫たちの様子は?
生存数は13頭ですが、大きさ的にはH-3ラインの幼虫たちと似たような感じです。
そしてこちらのラインでの最大は、
ピンボケですいません。^^;
8gということで最大個体もH-3ラインと同等ということになりました。
とりあえずより大きな新居へお引越しです。^^
最後に
ということで3ライン全てのマット交換が完了。
ちなみに割り出し時からの生存数を見てみると、
- H-3ライン=幼虫9頭・卵14個⇒幼虫11頭
- H-4ライン=幼虫9頭・卵18個⇒幼虫11頭
- H-5ライン=幼虫10頭・卵5個⇒幼虫14頭
という結果になりました。
総数から見てみれば約半数近くまで減ってしまったことになります。
正直なところ割り出し後に少し放置してしまったこともあり、私の管理不足というのもあります。しかし幼虫に孵化してから☆になった数はそこまで多くなく(スイマセン、正確に数えていませんでした^^;)、むしろ孵化しなかった卵が多かったように感じます。
かなり数は減ってしまいましたが、ここまで育ってくれれば☆になってしまう個体は少ないと思います。
今後はしっかりと飼育管理していき、1頭でも多く立派な成虫を羽化させてあげられるよう、頑張って飼育管理していきたいと思います。
ただ一つ気がかりなのは、、、
『どうしてH-5ラインではなく、H=4ラインの幼虫の方が大きいのか?』
気がかりではありますが、これも来年の楽しみとしておきたいと思います。
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