ノコギリクワガタのメスが菌糸ビンの中で誕生していた!

ノコギリクワガタ

みなさんこんばんは、鷹です!

記事でご報告させて頂いたのはずいぶん前になりますが、覚えていらっしゃるでしょうか?

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そうです。こちらは今年の5月、昨年ノコギリクワガタを飼育していたケースから出てきた幼虫です。

発見当初はコクワガタの幼虫だと思い込みプラスチックコップで飼育していたのですが、その後の成長具合とその大きさから『ひょっとしてノコギリクワガタの幼虫では?』と思い、7月15日に『フジコン バイオ菌床ボトル 1.1L F−138』に投入していたのです。

しかし最近、菌糸ビンの中に頻繁にきのこが発生し、中の様子があまりにも気になったので少し迷いはあったものの掘り出してみることにしてみました。

目次

飼育の経緯

菌糸ビンに投入

この幼虫を発見したのは5月のはじめのことです。

最初はてっきりコクワガタの幼虫だと思っていたため写真も撮らず、こちらの記事の最後で軽くご紹介したのみでした。

カブトムシの幼虫が蛹室を作りさなぎになる準備を始めました!

しかしその後7月になってマットを交換しようと取り出してみると、コクワガタとは思えないような大きさまで成長していたのです。

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そこで『フジコン バイオ菌床ボトル 1.1L F−138』に投入したのが7月15日のことでした。

ノコギリクワガタの幼虫を菌床(菌糸)ビンに移してみました

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投入後2時間も経過するとこの通り。しっかりと底まで潜り食痕も確認できました。

しかし菌糸ビンでの飼育ですので、その後はひたすら『放置プレー』です。気温が上がり過ぎない場所に菌糸ビンを置いて、毎日中の様子をビンの底から確認するのみでした。

さなぎへと

そしてかなり食痕も広がり、幼虫がとうとう同じ場所から動いていないことに気付いたのが9月9日のことです。

9月に入っても元気なカブトムシ・クワガタムシ

今、改めて当時の写真を見てみると、しっかりと蛹室を作っているのが確認できますね。

そして10日程が過ぎた9月21日、とうとうさなぎになっている様子を確認することができました。

コクワガタの幼虫はとりあえず発酵マット飼育で

もうすでに幼虫の姿はしておらず、茶色いさなぎの姿をしているのがはっきりとわかりました。

その後数日経って蛹室がだんだんと暗くなり、外からは中の様子が全く見えなくなったため『羽化した』と思い込みそのまま放置しておくことにしました。

この時は既に10月に入っており、成虫が活動を開始するのは来年の初夏になるはずです。(休眠と言います)さらに外からは中の様子が全く見えなかったため、写真も撮らずじまいでした。

ただ室内で飼育しているため(そこそこ室温が高い)、万が一成虫が出てきていたらすぐに別のケースに移動させる必要があると思い、毎日菌糸ビンの蓋を開けて中の様子だけは確認していました。

しかし11月に入ったあたりから頻繁にきのこが発生するようになり、その都度取り除いてはいたのですが底の方にも発生しているのが外から見ても確認できたため、『蛹室内に発生してはいないか?』との不安が出てきました。

そこで本来なら成虫が活動を開始するまでそっとしておくべきなのですが、さんざん迷った挙句、取り出してみることを決意したのです。

ノコギリクワガタのメスが誕生していた

上から慎重に少しづつ菌糸を切り崩していき、とうとう蛹室へ到達。

すると中から立派なノコギリクワガタのメスが出てきました!

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手に乗せてみると、

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ノコギリクワガタのメス特有の丸みを帯びた姿をしているのが、お分かりいただけるかと思います。

そして裏側はこちら。

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お腹が赤みを帯びているのが確認できます。

さらに大きさを計ってみると、

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約33㎜ありました!(今回からノギスの登場です^^;)

本来なら蛹室で発見した時に写真を撮るべきでしたが、成虫がひっくり返っていたために慌てて取り出してしまったのです。^^;

恐らく自らひっくり返って腹部を乾燥させていたのだと思いますが、こちらが成虫を取り出した後の蛹室の様子です。

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休眠の続き

さて、今回は上記のような事情がありノコギリクワガタの成虫を取り出してしまいましたが、本来ならば来年の初夏まで休眠しているはずでした。

そこで人口蛹室を作り、そこで自ら出てくるまで休眠の続きをさせてみようと思います。

まずは小型の飼育ケースにマットを硬めに詰めていきます。

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中央部にノコギリクワガタのメスがすっぽり入る穴を開け、さらに周囲を押し固めていきます。

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そしてそこにノコギリクワガタのメスを入れてあげます。

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さらにその上に樹皮をかぶせ、

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今度はその上に軽くマットをかぶせていきます。

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念のため小枝とゼリーもセットして、

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乾燥とコバエ防止のため新聞紙を挟んで蓋をします。

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あとは定期的に中の様子を確認し、マットが乾燥してきたら水分を補充していきます。

最後に

これでノコギリクワガタのメスを休眠状態に戻すことができたと思います。あとは来年の初夏元気な姿を見せてくれるように、日々状態の確認をしていくだけです。

思い返してみれば、今年はノコギリクワガタのオスばかりが採集できたシーズンでした。(現在もオス2頭が健在です)

採集記録

来年は少し早めから採集に出向き、ノコギリクワガタのオスを採集してこのメスとペアリングさせてブリードに挑戦してみたいと思います。

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