ノコギリクワガタが生きてます!ところで寿命ってどれくらい?

みなさんこんにちは、鷹です!

今年のカブトムシ・クワガタムシ採集では、例年以上にノコギリクワガタが多く捕れたのが印象的でした。

採集記録

しかし捕れたのはオスばっかりでメスは1頭のみ。残念ながらそのメスもすぐに☆になってしまい、今年のブリードはあきらめざるを得ない状況となってしまいましたが、なんと驚くことに現在もオスが2頭元気に生存しているのです。

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ノコギリクワガタは本来越冬(冬眠)するクワガタじゃありませんから、これは非常に長生きしていると言えそうですが、少し気になったので一般的なノコギリクワガタの寿命について調べてみました。

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ノコギリクワガタの一生

まずはノコギリクワガタの寿命を知る上で基本となる、野生下におけるノコギリクワガタの一生について見ていきたいと思います。

6月~9月

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地域によって若干の差はありますが、野生下においてノコギリクワガタの成虫が活動するのは概ね6月上旬から9月下旬までです。

この活動期間に交尾・産卵が行われ、産み落とされた卵は約1か月で孵化して幼虫が誕生します。

10月(7月)~4月

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幼虫として活動する期間です。

ここで(7月)と記載したのはノコギリクワガタの幼虫の成長が、野生下においても卵が産み落とされた時期(卵から孵化した時期)によってばらつきがあるためです。

夏の早い時期に孵化した幼虫は成長して3齢幼虫で冬を越しますが、夏の終わりや10月頃に産まれた卵はそのまま卵のままで冬を越したり、孵化して1齢幼虫もしくは2齢幼虫で冬を越すこともあります。

5月~6月

3齢に成長して越冬した幼虫は、ほとんどがこの時期にさなぎになります。

さなぎは約1か月ほどで成虫へと羽化しますが、早い時期に成虫へと羽化した一部の個体はその夏に活動を開始しますが、ほとんどはそのまま蛹室で休眠へと入ります。

そしてそのまま蛹室で越冬をし、翌年の夏に屋外へ出て活動を開始します。

また卵や1齢幼虫・2齢幼虫で越冬をした個体はほとんどが晩夏から秋にかけて蛹になるため、羽化して翌年の夏まで休眠後、活動を開始します。

ノコギリクワガタの成長のばらつき

上記のようにノコギリクワガタはカブトムシとは違って、野生下においても少し成長にばらつきがあるようです。

さらに初年度の冬を3齢幼虫で越冬した個体でも、翌年にさなぎにならずに3齢幼虫のまま越冬し翌夏にさなぎから成虫、休眠を経てさらに翌夏に活動を開始するケースもあるようです。

このノコギリクワガタの成長のばらつきを表にまとめてみると、以下のようになります。

6月 12月 6月 12月 6月 12月 6月
3齢幼虫 さなぎ・成虫(寿命)        
3齢幼虫 さなぎ・成虫 成虫(休眠) 成虫・野外へ(寿命)    
3齢幼虫 3齢幼虫 3齢幼虫 さなぎ・成虫 成虫(休眠) 成虫・野外へ(寿命)
卵・1齢・2齢幼虫 3齢幼虫・さなぎ・成虫 成虫(休眠) 成虫・屋外へ(寿命)    
卵・1齢・2齢幼虫 3齢幼虫 3齢幼虫 さなぎ・成虫 成虫(休眠) 成虫・野外へ(寿命)

ノコギリクワガタの寿命

つまり以上のことからノコギリクワガタの寿命(卵から成虫までの)は、1年~3年と言われています。

また休眠期間を含めた成虫になってからの寿命は12~15か月、野外活動を開始してからの寿命は一般的に2~3か月と言われています。

しかし様々な情報を調べてみると、夏に飼育を開始した成虫が2月や3月まで生きていたケースや、中には6月頃まで生きていたという情報もあります。

もちろんこれらは野生下では見られないことであり全て飼育下での情報なのですが、どうしてこのようなことが起こってしまうのか?

野生下のノコギリクワガタの寿命を決めるもの

これは私個人の見解になりますが、飼育下と野生下においてこれほどまでに寿命に差が出てしまうのには、野生下においてノコギリクワガタの寿命を決めてしまう要因にあるように思えてしまい、それには主に以下のようなことが考えられます。

  1. 活動における体力の消耗
  2. 気温の低下
  3. 気温の低下により樹液が得られなくなる(食事が摂れない)
  4. 外敵の存在
  5. 越冬能力を有していない

特にこれらの点に注目して、クワガタの中でも長生きとして知られているオオクワガタと比較してみると、

・ノコギリクワガタ=気性が荒い・夜行性ではあるが昼間も行動していることがある(活発)

・オオクワガタ=温厚・臆病・昼間に見られることはほとんどない(じっとしていることが多い)

つまりこのような本来兼ね備えている性質が、長い歴史の中でその種生態を形成してしまったのではないかと?

ノコギリクワガタは本来長生きできるクワガタであったはずが、その短気な性格故に短命なクワガタになってしまったのではないでしょうか?

彼らの姿を観察していると、そう思えてならないのです。

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