スマトラオオヒラタの幼虫、菌糸ビン飼育とマット飼育の経過⑪

みなさんこんばんは、鷹です!

ちょっとブログ記事を振り返ってみたのですが、

『スマトラオオヒラタの幼虫、菌糸ビン飼育とマット飼育』

の最初の投稿は、昨年の1月30日でした。

みなさんこんばんは、鷹です! 11月に『新たなラインの確保』ということでスタートしたスマトラオオヒラタのブリードですが、12月の末に産卵セ...

ブリード開始時は比較飼育のことなんて思いもしてみませんでしたが、いざ産卵セットを割り出してみると思いもよらない『爆産!^^;』

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みなさんこんばんは、鷹です! 前回の記事では11月に組んだスマトラオオヒラタの産卵セットのうち、『S-2』ラインの割り出しについてご報告さ...

そこでこの比較飼育にチャレンジしているわけですが、記事の投稿もついに⑪となり、1年を超えてしまいました。^^

前回の投稿は12月22日でしたが、この1ヶ月半で何かと動きがありました。

S-2ライン

まずは『S-2ライン』の経過から。

このラインは95㎜と比較的大きなオスを使い、できるだけ大型を目指したラインになりますが、12月末の時点ではマット飼育組が1頭、菌糸ビン飼育組が5頭となっていました。

実は前回の記事で『菌糸ビン飼育組6頭』とご紹介していましたが、これは私の単純なミスでした。

あまりにも『達筆』なため、ビンに張り付けるシールに書いていた『2』と『3』を見間違えておりました。^^;

申し訳ありません。<m(__)m>

最後のマット飼育組

で、マット飼育組の最後の1頭が蛹化直前、

だったのですが、透明ボトルを使っているため外から異変に気付いてしまいました。

俗に言う『脱腸』ですね。

結局この幼虫は約1週間後に☆に。

残念ながらS-2ライン・S-3ラインで最後のマット飼育の幼虫は、蛹化することもできず☆になってしまいました。

オスの突然死

ところでこちらのS-2ラインのマット飼育組では、9月19日67㎜9月30日75㎜のオスが羽化しています。

みなさんこんばんは、鷹です! まるで連載のようになってしまった 『スマトラオオヒラタの幼虫、菌糸ビン飼育とマット飼育の経過』 ですが、今回で...

その後少しづつ後食も開始し2頭とも順調だったのですが、1月に入ったあたりから少し異変があることに気付きました。

というのも67㎜は順調そのものでゼリーを食べる量も日増しに多くなり、日に日にスマトラらしい凶暴性も見せるようになったのですが、75㎜の方はどうも元気がありません。

威嚇はするのですがそれでもいまいち動きが鈍いような、、、、?

それに加えてゼリーを食べる量も一向に増えません。

少し嫌な予感もしながら毎日観察を続けていましたが、結局はこうなってしまいました。

またしても成虫の突然死です。

ただ羽化後の様子を振り返ってみると、67㎜とこの75㎜では確かに違いはありました。

抽象的な表現になってしまいますが、何と言うか今一つ勢いがないような、、、。

確かに後食も開始していたのですが、食べる量も67㎜とは明らかに差がありました。

以前パラワンの記事でも触れたことがありますが、羽化不全や成虫の早い段階での突然死は、幼虫時代の育ち具合にも影響されるのでしょうか?

とにかくそこそこ大きさだったこともあり、残念な結果となってしまいました。

菌糸ビン飼育組

さて、そういうわけでS-2ラインも残りは菌糸ビン飼育組が5頭となりました。

この5頭はかなり前から20℃で管理していましたが、暴れるでもなくそれほど大きな変化も見られません。

そこでこれまでの飼育観察やS-3ラインの経過などから、ここからは管理温度を上げて蛹化を促進していきたいと思います。

S-3ライン

それでは次に『S-3ライン』です。

菌糸ビン飼育組は11月29日に2300㏄のマットへ移動させた2頭と、それぞれ9月と10月に1400㏄の菌糸ビンに投入した幼虫が3頭になります。

そしてマット飼育組は残り2頭

マット飼育組の明暗

さてそのマットで飼育していた2頭ですが、

1頭は外部から1月1日に羽化を確認。

が、もう1頭の方はどうも様子が変です。

かなり白っぽく変色し、どう見てもカビにまかれているような気がしてなりません。

そこで中の様子を確認すべく掘り出してみると、

やはりカビにまかれて☆となっていました。

そして1月1日に羽化を確認したこちら、

約1ヶ月が経過した1月31日に掘り出してみると、

蛹室の上部を天井掘りしようと思ったのですが、ご覧のように蛹室ごと剥がれてしまいました。^^;

そのためそのまま取り出すことに、

こんな感じで蛹室に収まっているんですね。^^

なかなか綺麗な完品です。

まだ羽化から1ヶ月弱ですが、この時点で体長は、

約77㎜強といったところです。

後食を開始するころにはもう少し縮んでしまうでしょうが、最終的にこのオスがマット飼育組での最大となりました。

菌糸ビン飼育組の羽化

そして菌糸ビン飼育組ですが、まずは11月29日2300㏄のマットへ投入したこの2頭。

11月29日の時点で39gの幼虫は、1月16日に羽化を確認。

そして同じく11月29日44gの幼虫も、

1月29日になんとか羽化してくれました。

そして前回の投稿以降、成虫と同じ環境(24℃前後)で管理していたこちらの3頭は、

2月3日の時点で2頭が前蛹へ。

そして1頭は約1ヶ月弱前に蛹化し、そろそろ羽化してくれそうな雰囲気です。

成虫の掘り出し

さて、1月16日に羽化してくれたこちらの個体ですが、約3週間が経過しました。

外から見る限りではそこそこの大きさに見えるのですが、そろそろ掘り出してみても大丈夫でしょう?^^

ということで、ついに我慢できなくなってしまいました。^^;

なかなかいい感じです。^^

この状態で威嚇していますね。

さすがにこれくらいの大きさになると、素手で手に乗せるのも少し怖く感じてしまうものです。

羽化直後の休眠中だからできることですが、成熟後であればまずできないことですね。^^

ちなみに体長は、

約84㎜です。^^

スマトラヒラタの中では決して大型でもありませんが、こうして角度を変えて見てみるとそこそこ横幅もあり、なかなかカッコいいですね。^^

大あごも横幅があって、いかにも『スマトラオオヒラタ』という感じです。

ちなみにこのS-3ラインのオス親は約82㎜

ということでこの個体が羽化してくれたことで、なんとか『親越え』は達成することができました。^^

最後に

1年を超えた『スマトラオオヒラタのマット飼育と菌糸飼育の比較』もついに菌糸飼育組のオスの羽化が始まりました。

過去の苦い経験もありここからが正念場になってくるかと思いますが、なんとか1頭でも多く完品羽化できるよう、注意深く見守っていきたいと思います。

またこれまでのオスの羽化から推測すると、蛹化直前の幼虫体重が40gぐらいあれば、成虫時には80㎜を超えてくれるようです。

であれば50gの幼虫であれば90㎜前後になる可能性も高く、残されたS-2ラインの幼虫の中にはこのラインを超えてくれそうな幼虫も見られます。

確かに羽化不全等の不安もありますが、同時に楽しみも倍増してきましたね。^^

お知らせ

最後にお知らせです。

昨年の夏からS-2ライン・S-3ラインとも大量にメスが羽化し、それに加えて次々とオスの羽化も始まりました。

これまでは全て飼育していたのですが、さすがに数が多すぎ飼育スペースにも余裕がないため、少し前からヤフオクにて里子に出させて頂いております。

そして今回もこの記事でご紹介させて頂いたオスを含め、多数ヤフオクに出品させて頂いております。

幸いと言っては何ですが、スマトラオオヒラタの中では比較的小さく、これから飼育を始めたいという方には最適かもしれません。

またメスも多数出品していますので、血の入れ替え等にもお勧めです。

もしご興味があれば、一度覗いてみて下さいね。<m(__)m>

『ヤフオク 出品リスト』

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コメント

  1. 都内父さん より:

    鷹さんこんにちは。
    スマトラの羽化おめでとうございます。脱腸は残念でしたね。私も去年期待の幼虫が、瓶交換の最中、見ているところで脱腸し、かなりショックでした。

    メスはそんなに不全や☆になることなく羽化するのに、オスはなんであんなに弱いのか不思議です。人口蛹室まで使ってやっと羽化するとか、オスは本当にデリケートな存在です。

     成虫増え過ぎるとやはり里子ですよね。うちはパラワンの交尾済みのメスが産卵セットに入れるか迷ってます。10匹だけ幼虫取りたいので2週間だけ組もうか?なんて考えてます。これ以上オオヒラタが増えたら菌糸代がちょっとキツイです。鷹さんの様にマットと半々で育て、成長を見比べつつコストダウンも良いですね。
     
     マット飼育ですが、詰め方はどうしてますか?私は菌糸みたく詰め込まず軽く押さえるくらいで幼虫入れるのですが、そうすると幼虫が移動してかなり大きな空洞がすぐ出来上がってしまい、あまり良くない気がしてます。固く詰めるた方が良いのか?逆にふんわりが良いのか?コツがあれば教えて欲しいです。

     ブログ更新頑張って下さい。

    • taka より:

      都内父さん様

      こんばんは。
      スマトラも80㎜台が羽化してくれて、ようやく『スマトラらしい』オスを見ることができました。^^
      ありがとうございます。

      確かに仰る通り、オスとメスでは圧倒的に羽化、生存率が変わってきますね。
      ただ自然界でのクワガタの生態を考えると、これはある意味当然のことかもしれません。

      例えば本土ヒラタなどでは、エサ場で1頭のオスに数頭のメスが集まっているのが良く見られます。
      そしてそこに他のオスがやってくれば、オス同士はエサ場とメスを巡って必ず争いを始めてしまいます。
      そして力の弱いオスは、最終的に子孫を残すことができずに☆となってしまいます。
      しかしこれは『種の存続』としてみた場合は決して望ましいことではありません。
      同種同士で消耗してしまうことは避けた方が、種の存続には都合が良いと思います。

      つまり極論してしまえば、子孫を増やすにはオスよりもメスが多い方が都合が良いとも考えられます。

      そしてこれはクワガタだけではなく多くの野生生物などでも見られます。
      哺乳類で言えば、ライオンやゴリラの群れなどがその典型ですね。

      飼育種を増やしたりブリードを続けようと数を増やすと、
      どうしても資金とスペースの問題が付きまとってしまいますね。
      かと言って『放虫』などは言語道断!
      それならば少しでも必要とされている方に面倒を見て頂いた方がベストかと思います。

      なかなか相手も生き物だけに、こちらの思うように増えたり減ったりはしてくれませんね。^^;

      さてマットの詰め方ですが、私は菌糸みたいに固く詰めるようにしています。
      これは自然界でのクワガタの生態を考えてのことです。

      基本的にクワガタの幼虫は朽木の中で生活しています。
      そしてその中で蛹化し、成虫へと羽化して地上に出てきます。
      (一部の例外を除いて)

      つまりクワガタの幼虫が生活する場所はふわふわに積まれた腐葉土などではなく、
      ある程度の硬さを持った、自然に崩れたりしない『木』なのです。

      そのため私はその自然界での生活環境を意識して、少し硬めにマットを詰めるようにしています。
      また仮に多少硬くマットを詰めたとしても、押し固めたマットと朽木ではどちらが硬いかは一目瞭然ですね。^^

      クワガタの幼虫は何の問題もなく食い進んで行きますし、
      たとえ空洞ができてもそこからまた移動していきます。

      よろしければ参考にしてみて下さいね。^^