みなさんこんばんは、鷹です!
7月13日に、以前から組んであったオオクワガタの産卵セットの割り出しを行ったのですが、私の予想をはるかに上回り、26頭もの幼虫を取り出すことができました。
さすがに少し『キャパオーバー』のような気もしますが^^;、可能な限りは私の手元で飼育していきたいと考えています。
そこで『マットによる常温飼育』なども考えたのですが、
『とりあえず小さいうちはできるだけ栄養を与え、強い幼虫にしてあげたい』
との思いから、当面は全頭、菌糸ビンで飼育したいと思います。
しかしこれだけの数の菌糸ビンを一気に購入すると、実際問題として費用も相当な額になってしまいます。
そこで今回は以前から計画していたのですが、菌床ブロックを購入し菌糸ビンを自作してみることにしました。
目次
菌床ブロック YSO-3500cc オオヒラタケ
菌床ブロックも多数のメーカーから様々な商品が発売されており非常に悩んだのですが、事前に楽天とAmazonで下調べした結果『価格』『レビュー』から判断し、今回はこちらの菌床ブロックを購入してみました。
DOSさんが販売されている、
『菌床ブロック YSO-3500cc オオヒラタケ』
です。
今回は事前に必要な菌糸ビンを想定し3500ccを4つ購入したのですが、大きさの目安はこんな感じになります。
比較の為に置いているスマホは、ドコモのARROWS F-04Gです。
今回、私がこちらの菌床ブロックを選んだ理由は3つあります。
- オオヒラタケであること
- 価格
- レビューの多さと評価
まずは今回使用するのがオオクワガタの幼虫であるため、様々な情報を集めた結果、オオヒラタケを使いたいというのがありました。
そして価格。
私は今回も『楽天市場』を利用しましたがそのお値段は、
『商品価格¥1640(税込み)+送料¥1348(クール便)=¥2988』
ということでした。
これは一般サラリーマンにとっては、非常にありがたい値段設定ですね。^^
そしてやはり通販を利用する際は『レビューの数と評価』というものがとっても参考になります。やはりそれだけ多くの人が利用しており、実績があるということですからね。
私はこちら、
YSOシリーズ!菌糸ブロック YSO−3500ccオオヒラタケ(クヌギ100%)… |
楽天市場を利用しましたが、
Amazonでも販売されているようです。(微妙に値段が違いますね^^;)
よろしければ参考にしてみて下さい。
菌床ブロック崩しとビン詰め
さて、購入した菌床ブロックですが、もちろんそのままでは使用することができません。まずはビンに詰められるように崩す必要があります。
ここで本来の手順としては、
- 使用する器具をアルコール殺菌する
- 菌床ブロックを袋から出して、たらい等の容器に入れる
- 表面の白い部分を削る
- 細かく崩していく
というのが正しいのですが、すこし大雑把な一面も併せ持っている私は手抜き作業をしてしまいましたが、^^;その様子がこちらです。
ただ事前に容器や器具はアルコール殺菌しておきました。
1.菌床ブロックを袋に入ったままある程度崩す
ここは画像がありませんが、まずは菌床ブロックを袋に入ったそのままの状態で、手でできるだけ細かく砕いていきます。
つまりこうしてしまえば本来の手順、③表面の白い部分を削るというのが無くなってしまいますが、届いた菌床ブロックをよく見てみると、表面の白い部分はそれほど厚みも無いようです。
『それならば一緒に崩してしまえ!』
などと勝手な思い付きから、今回はそのまま崩して使用してみることにしました。
2.菌床ブロックを容器に移す
そしてある程度細かくなったところで、今度は菌床ブロックを少し大きめの容器に移します。
ただここから先は雑菌の混入等を防ぐために、菌床ブロックには一切触れないように気を付けて作業を進めていきます。
私は素手で行いましたが、アルコール殺菌したビニール手袋等を使われる方も多いようです。
3.さらに細かく崩す
そして次に、容器に出した菌床ブロックをさらに細かく崩していきます。
これには様々な方法があり、専用の器具等も販売されているようですが、私は使い慣れたこちらの道具を使用しました。
過去にこのブログでも登場したことのある、100均で売っているざるとすりこぎです。
この2点を使って大きな塊が残らないように菌床ブロックを崩していきますが、最終的にはざるの目を通らない大きさのオガが残りますので、それはそのまま混ぜて使用します。
4.ビンに詰める
そうして出来上がったオガを、最後に菌糸ビンに詰めていきます。
この時は一気にビンの口までオガを入れてしまうのではなく、『少し入れては詰める』を繰り返し行います。
この時の詰める強さも後の菌糸ビンの出来具合に影響するようですが、なにぶん私にとっては初めての菌糸ビン作成。正直なところよく分からない部分もあるので、ここは勘で作業を進めます。
ただどこの資料を見ても記載されているのは、
『硬すぎても弱すぎても良くない』
ということですので、若干強さを変えながら数種類のビン詰めを行ってみました。
真ん中に穴を開けておく
そして詰め終わったら、最後にど真ん中に穴を開けておきます。
(こちらも愛用している100均のカニスプーンですね)
先程の詰める強さもそうなのですが、菌糸は生きており呼吸もします。そこで真ん中に穴を開けることによって、菌糸が素早くビン全体に発生し易くするためです。
菌糸ビンの完成
ということでひたすらこの作業を繰り返し、3500㏄4つ分の菌床ブロック崩しとビン詰めが完了です。
その結果、
予定よりもかなり多くの菌糸ビンが完成してしまいました。
- 500㏄=7本=3500㏄
- 550㏄=3本=1650㏄
- 800㏄=12本=9600㏄
ん?計算してみると購入したのが
3500㏄×4=14000㏄
出来上がったビンが
3500㏄+1650㏄+9600㏄=14750㏄
増えてる、、、、^^;
これは少し詰め方が甘かったかもしれません。^^;
まあしかし、はじめてということでこれは仕方ないでしょう。とりあえずは幼虫を飼育する環境(約23℃のワインクーラー)に入れて、今後の様子を観察していきたいと思います。
通常であれば1週間~2週間で幼虫を投入できる状態まで菌糸が回る(白くなる)予定です。
菌糸ビンの変化
さて、菌糸ビンを作成しワインクーラーに入れたのは8月3日なのですが、この記事は最終的に幼虫を投入するまで、菌糸ビンの変化の様子を追記していきたいと思います。よろしければ時々立ち寄ってみて下さいね。
8月4日
菌糸ビン作成から丸1日が経過しました。
左に見えているのは、以前購入したXL−POT 800ccです。
早くもうっすらと菌糸が回り始めています。もう少し時間がかかるのかと思っていましたが、これは予想以上に速いですね。
8月5日
2日が経過しました。
左が今回菌床ブロックから作成した菌糸ビンで、右が少し前にオオクワガタの幼虫を投入した、XL−POT 800ccです。
昨日の画像と見比べていただければ一目瞭然ですが、急激に菌糸が広がってきています。
8月6日
さらに白さが増してきています。右端はXL−POT 800ccです。
8月7日
もう少しで幼虫を投入できそうです。特にこの日は最下段のビンの変化が著しいですが、こちらは昨年購入した大夢B プロスペック 500cの空き瓶を利用しています。
8月8日
8月9日
この日は菌糸ビンを全部出して確認してみましたが、同じ種類のビンであっても菌糸の回り方にかなりの格差があるようです。
この原因としては、
- オガを詰める強さ
- 菌糸ビンを置く場所
などが考えられます。
一度詰めてしまったのでオガを詰め直すわけにはいきませんが、ワインセラーの中に入れてあっても置く場所によって温度や湿度も若干の誤差はあると考えられます。
それに加えて菌糸ビンが予定より多くできてしまったため、少し詰め気味においてあることも影響しているのでしょう。
そこで全体的に少し配置を変えてみました。
8月10日
ビンによる個体差はあるものの、中には全体に十分菌糸が回り、幼虫を投入しても問題なさそうなビンも数本見られるようになりました。
そこで投入可能なものから順次、幼虫を投入していくことにしました。
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