みなさんこんばんは、鷹です!
とうとう12月に入ってしまいましたね。これから年末にかけてどんどん気温も下がってきます。特に風邪などひきやすい時期でもありますので、くれぐれも体調管理には気を付けて下さいね。
また12月は師走(しわす)の名の通り、何かと忙しくて物騒な時期でもあり、交通事故も増加してしまいます。(本業ですから^^;)
くれぐれも安全運転を心がけ、笑顔で新年を迎えられるようにしていきましょうね。
ところで以前こちらの記事でご紹介させて頂きましたが、
我が家の国産クワガタの成虫たちは、既に冬眠態勢に入ってしまいました。
しかしいくら冬眠状態だからといって、全く何もせずに放置という訳にはいきません。
そこで私はクワガタたちが無事に冬を越せるように、定期的に点検を行い飼育管理をしていますので、今回はその方法についてご説明させて頂きたいと思います。
目次
冬眠中のクワガタの管理
まず私が行っているクワガタの冬眠方法については、再度になりますがこちらの記事で確認してみて下さい。
飼育ケースや使うマットに関しては人それぞれで、中には針葉樹マットを使っている方もいらっしゃるようです。
ただ私は長年コクワガタの飼育において、
『通常の成虫飼育⇒そのまま冬眠』
という飼育を繰り返してきましたので、このような方法を取っています。
既に経験されている方もいらっしゃるかもしれませんが、クワガタはマットの上に登り木やエサ皿を置いて飼育していると、気温の低下と共にそれらの下やマットの中に潜り込み、そのまま冬眠状態へと入っていきます。
つまり私が現在行っているクワガタの冬眠は、
『クワガタたちが自ら冬眠状態に入ることができる環境を作っている』
に過ぎません。
そして以前と違い現在はほぼ全て単独飼育していますので、それぞれの飼育ケース内にクワガタがいつでも冬眠できる状態を作っているのです。
ちなみに飼育ケースはこのように置いています。
この画像以外にも数個飼育ケースがあるのですが、保管場所は廊下と階段の踊り場です。
当然人が通ることもあり『一日中静かである』とは言えませんが、もちろん冷暖房の影響は受けず、我が家では最も気温変化の少ない場所です。
それでは私が行っている冬眠中のクワガタの管理について、順にご説明していきたいと思います。
と言っても、何も難しいことはありません。^^
水分の管理
私のような冬眠方法を行えば、クワガタはほとんどがマットの奥深く潜って冬眠します。稀に樹皮の裏側に潜んでいる場合もありますが、気温が低くなるにつれ、ほぼ全ての個体がマットに潜り込んでいるようです。
ここで一つ注意が必要なのが、
『マットには適度な水分が必要』
ということです。
かなり以前に私自身が経験したことですが、冬の数か月間、水分補給をせずに放置しておいたため、越冬できるはずのクワガタが全滅していたことがありました。
冬眠中のクワガタがゼリーのように水分を補給しているとは考えられませんが、越冬の成功確率は格段に変わってしまうため、それ以来、私は冬眠中の飼育ケースにも欠かさず水分を補給するようにしています。
そこで実際の方法ですが、1週間に1回くらいの割合で飼育ケースの中を確認するようにしています。
すると気温と湿度によって差はありますが、マットの表面がこのように乾燥してきます。
ただ、やみくもに水分を補給すればいいわけではありませんので、このように少しマットを掘り返し、内部の水分をチェックしてみます。
すると少し掘っただけで、マットの内部には適度な湿り気があります。
このような場合にはそれほど多くの水分を補給する必要はありません。
霧吹きの操作で言えば約2~3回、軽く表面全体を湿らすような感じで水分を補給します。
エサの管理
続いてもう一つ重要なのが『エサ(ゼリー)』です。
クワガタは冬眠中であっても、ある程度気温が上がれば活動をはじめてしまいます。そうするとどうしても、栄養を補給しようとしてしまうのです。
で、実際の画像がこちら、
これは今年の11月28日の夜に撮影したものですが、ゼリーのすぐそばにクワガタの大顎が見えています。
ピンボケで見えにくいので、角度を変えてもう1枚。
オオクワガタのオスです。
さらにゼリーが少し減っているのがお分かり頂けるでしょうか?それ以前にゼリーの上にマットが付着していることが、『クワガタがゼリーの上に乗った』という、何よりの証拠です。
実はこの日、大阪ではこの時期にしては珍しく、最高気温が19℃まで上がりました。そのためクワガタが活動をはじめ、栄養補給を行ったようです。
また別の飼育ケースを見てみると、
こちらにはヒラタクワガタのオスを入れてあるのですが、見事にゼリーが無くなっています。
さらに、
このようにクワガタは気温が上がると活動をはじめ、ゼリーを食べて栄養を補給しようとします。
そのため冬眠中も、ほぼ欠かさずゼリーを入れておくようにしています。
ただこのようにクワガタが活動する温度にも限度があり、種類や個体差はありますが、私の経験では外気温が10℃以下になると、まず活動するところは見たことがありません。
そのため私の飼育環境(大阪南部在住、飼育場所は室内・廊下と階段の踊り場)では、12月下旬(概ね20日ごろ)~3月初旬まではゼリーを入れておりません。
もっと具体的な目安としては、
『ゼリーの上にマットの付着が見られなくなり、それよりも気温が上がらなくなる』
このタイミングまで、欠かさずゼリーを入れておくようにしています。
最後に
少し長くなってしまいましたが、実は『冬眠中の飼育管理』と言っても、
- マットの水分管理
- ゼリーの管理
という、たった2つの事柄に注意しているだけです。
しかも例えクワガタが活動してゼリーを食べたとしても、その量は活動時期(夏場)ほどではなく、しかも劣化も気温が低いためにほとんど見られません。
そのため私は
- 1週間に1回のチェック
- 2週間に1回のゼリー交換
というサイクルで、飼育管理を行うようにしています。
ただこれらの飼育管理は、お住まい(地域)や飼育環境によっても大きく変わってきます。
そのため『温度』と『クワガタの動き』をよく観察して、ご自分に合った飼育管理を心がけるようにしてくださいね。
最後になりますが、例え冬眠(越冬)する種のクワガタでも、温室で温度管理下のもとに飼育すれば1年中活動していますが、もちろんその分寿命は短くなってしまいます。
これは飼育スタイルや目的によって様々で個人の自由ですが、私は少しでも長生きして欲しいという方針で、冬眠(越冬)する種は必ず冬眠させるようにしています。^^
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