みなさんこんばんは、鷹です!
昨年はYahooオークションでオオクワガタの幼虫を購入し、初めての飼育にチャレンジしてみました。
しかし今年は同時期にYahooオークションで購入し、冬眠を経た成虫のブリードにチャレンジ。たくさんの幼虫を取り出すことができました。
今年は2回産卵セットを組んだため、1本目の菌糸ビンへの投入時期は6月~8月と少し時間に差ができてしまいましたが、そろそろ菌糸ビンの交換をした方がよさそうな個体が見られるようになってきました。
そこで先日、菌糸ビンの交換に向けて下準備を行いましたので、今回はそのご報告をさせて頂きたいと思います。
目次
オオクワガタの幼虫の飼育状況
今年オオクワガタに関しては、2回産卵セットを組んでみました。
オスは1頭しかいませんので2回ともペアリングに頑張ってもらいましたが、メスは4頭飼育しているため、元気そうな2頭を選んでオスとペアリングさせました。
最初の産卵セットは6月1日に割り出しを行いましたが、なんとこの時に回収できたのは幼虫1頭のみ。
ただこの幼虫はとても元気だったため、1週間後の6月8日に菌糸ビンへ投入しました。
またこの産卵セットはそのまま保管しており、7月に再度取りこぼしがないか点検したところ幼虫2頭を発見!
この幼虫たちもそれから間もなく菌糸ビンへ投入しました。つまりこちらのラインからは3頭の幼虫を取り出したことになります。
次に2回目の産卵セットですが、こちらは1回目の不安をよそに大成功!
なんと26頭もの幼虫を取り出すことができたのです。
たださすがに26頭は私の飼育環境では管理しきれませんので、17頭を知人に譲り手元には9頭の幼虫を残しました。
そして8月に菌糸ビンへ投入。
ということで現在は、12頭のオオクワガタの幼虫を飼育していることになります。
菌糸ビンの交換時期
さてそのオオクワガタの幼虫たちですが、早いものは投入から約4か月、ほとんどがまもなく3か月を迎えようとしています。
菌糸ビンは飼育状況や幼虫の成長速度、ビンの大きさや菌糸の劣化具合にも左右されますが、一般的には3か月で交換という意見が多いようです。
そのためそろそろ交換時期が迫ってきているのですが、それ以前にこちらの菌糸ビン。
こちらは6月に投入した最初の菌糸ビンですが、ご覧のようにかなり食痕が広がってしまっています。
さらにそれだけではなく反対側を見てみると、
幼虫もここまで大きくなり、食料(菌糸)を求めてかなりビンの上まで上がってきてしまいました。(ビンはXL−POT 800ccです)
ということで急遽、次の菌糸ビンの準備に取り掛かった次第です。^^;
2本目の菌糸ビンの準備
私はこれまで菌糸ビンに関しては既存の製品を使うことがほとんどでしたが、前回のオオクワガタから菌床ブロックを購入し、自分で菌糸ビンを作るようにしています。
これは言うまでもなく『コスト』が一番の要因ですが、それ以外にも様々な菌糸を試してみたり、飼育するボトルも自分の好みに合わせて選べるという利点もあります。
ただ自分で菌糸ビンを作るとなるとちょっと抵抗を感じてしまうかもしれませんが、一度チャレンジしてみると、これが思った以上に簡単でした。
なお前回の様子はこちらの記事を参照してみて下さい。
ということで、今回も菌糸ビンの作成に取り掛かります。
現在飼育しているオオクワガタの幼虫たちは、2頭を除いて前回作成した菌糸ビンにて飼育しています。
前回はDOS(ドルクスオーナーズショップ)様のYSO−3500ccオオヒラタケを使いましたが、先日私が注文した時には売り切れだったため、今回はこちらの菌床ブロックを使用してみました。
容量は100㏄程増えますが、お値段は1袋540円(税込み)。(ちなみにYSOは410円です)
また菌糸もオオヒラタケからヒラタケに代わってしまいますが、私は特にこだわった飼育をしているわけではありませんので、オオクワガタであれば特に問題はないでしょう。
菌糸ビンの作成
ということで菌糸ビンの作成に取り掛かっていきますが、前回は少し手抜きをしてしまったため、今回はセオリー通りに丁寧に作成してみました。
尚、画像はありませんが、事前に使用する器具類は軽くアルコール消毒をしておきました。
1、菌糸ブロックの皮を剥ぐ
まず届いた菌糸ブロックを袋から取り出しますが、菌糸ブロックは素手で触れると雑菌などが付着してしまう恐れがあります。
そのため消毒した薄手のゴム手袋を使ったり、菌糸ブロックが入っていた袋を使うなどして、素手で触れてしまわないように注意しながら作業を進めていきます。
そして表面の菌糸(白い部分)を、カッターやナイフなどを使い丁寧に剥いでいきます。
ちなみに私は、アルコール消毒した大きめのカッターナイフを使いました。
2、菌床ブロックを崩す
とりあえず4面全て菌糸を削り落としました。
次に菌床ブロックを細かく崩していきます。これには様々な方法があるようですが、私は今回も前回と同様、このような方法で菌床ブロックを崩しています。
まず表面の菌糸を全て剥した菌床ブロックを元の袋(送られてきた時に入っていた袋)に戻します。
次に袋の上から手で大まかに崩していきます。
そして崩れた菌床ブロックを少量ずつざるに移し、すりこぎを使ってさらに細かく砕いていきます。
するとこんな感じで、
この作業を繰り返すしてできたオガをブロー容器に詰めていくのですが、3600㏄の1袋からこれだけのオガを作り出すことができました。
ブロー容器に詰める
そしてオガをブロー容器に詰め込んでいきますが、すりこぎを使って少しづつ固めながら詰め込んでいきます。
で、詰め終わったブロー容器がこちらです。
最後の仕上げに中央部に穴を開けておきます。
これは菌糸が少しでも早く全体に広がりやすくするための作業なのですが、菌糸は生きており呼吸もしています。
そのため詰め込んだオガの中に、少しでも多くの空気が流れやすくするための工夫ですね。
というわけで出来上がったのがこちら。
3600㏄の菌床ブロック2袋(7200㏄)を使い、
- 1400㏄×3(4200㏄)
- 800㏄×4(3200㏄)
- 200㏄×1
ということで、出来上がったのは合計7600㏄。
そこそこ固く詰めたつもりだったのですが、またしても詰め方が甘かったのでしょうか?
とりあえず現在オオクワガタの幼虫を飼育しているワインセラーに入れて、菌糸が回る様子を観察していきます。
菌糸ビンの変化
さて、菌糸ビンを作成したのは10月26日の夕方のことでした。
その後菌糸ビンはどのように変化していくのか?毎日帰宅後に画像を撮ってみました。
10月27日
菌糸ビン作成から丸1日です。
嘘みたいに菌糸の回りが早いですね。もうすでにかなり白くなっています。
10月28日
10月29日
10月30日
外から見ているとほぼ真っ白です。
これだと幼虫を投入しても問題なさそうです。
10月31日
そして本日の様子がこちら。
作成から5日でこんな感じです。
購入前に楽天市場の商品レビューを調べていたのですが、『菌糸の周りが早い』との投稿が多数見られていたのですが、どうやら本当だったようですね。
これなら1週間もあれば十分使用できる状態になりそうです。
最後に
とりあえずこれで菌糸ビンの準備はできました。
交換は11月2日の予定ですので、その時は幼虫の成長具合もご報告させて頂きたいと思います。
とりあえずはこの幼虫、
そこそこ大きそうですので、体重測定が楽しみですね。^^
コメント
いつも参考にさせてもらってます。
今年からパラワンとカブトムシを育て始めて、パラワンはやっと先日卵から孵化してるのを確認したばかりです。まだ割り出しておりません。これから菌糸という未知の素材を使うだろう私には、とても参考になりました。
都内40歳お父さん様
こんばんは!
いつもコメントありがとうございます。
パラワン、無事孵化したようで、これからが楽しみですね。
頑張って立派な成虫に育ててあげて下さいね。
菌糸はまだお使いになられたことがないとのことで、
確かに未知ではあると思います。
実際私も初めて菌糸ビンを使用したのは昨年のことで、
その時は不安で一杯だったのを覚えています。
でもいざ使ってみると、
温度にさえ気を付けていれば、ある意味マットより楽かもしれません。
(実際は投入すれば交換まで放置状態ですから^^;)
また現在では私のブログもそうですが、
菌糸に関する情報はネットを検索すればたくさん出てきます。
それらを参考にして、ぜひチャレンジしてみて下さいね。
ただ最初は菌床ブロックを使うより、
既成の菌糸ビンの利用をお勧めします。
使っているうちに自分なりに色々なことが分かってくるかと思いますので、
とにかくチャレンジしてみることですね。
(かく言う私もそうでした)
そんなに身構えることはないと思いますよ。