みなさんこんばんは、鷹です!
約1年に渡って飼育してきたカブトムシの幼虫たちも、6月に入ってからは無事成虫へと羽化して地上へ出てきてくれました。
第一陣はこちらのオス2頭だったのですが、その後次々と地上へ姿を現し、飼育していた幼虫10頭、全てが無事成虫へと羽化することができました!^^
そこで今回は今年羽化したカブトムシたちのご紹介と、この1年間の幼虫飼育を振り返ってみたいと思います。
目次
2018年、カブトムシのご紹介
それではまず成虫たちをご紹介していきますが、その前に再度、昨年の親虫から。
オス親は2016年のブリードから2017年に羽化した個体で、メス親は2017年7月に採集した個体になります。
同産地・別血統ということで2018年羽化の子たちはCBF1と表記させていただきます。
それではオスから。
オス
ということでオスは6頭。体長は77㎜~80㎜ということで、すべての個体が親オスを上回ってくれました。
さらに今年のオスたちは羽化不全や翅に気泡もなく、大変きれいな状態で羽化してくれました。^^
メス
続いてはメスです。
ということでメスは4頭。体長は50㎜~55㎜ということで、こちらも昨年メス親を全て上回ってくれました。
メスたちも羽化不全はありませんが、唯一55㎜のメスだけが上翅に気泡ができてしまいました。
それにしてもカブトムシはよく暴れてくれるので、体長測定・写真撮影とも大変です。
なんとか測定ミスが出ないように数回測り、最小値で記載していますのでほとんど誤差はないかと思いますが、綺麗な測定画像はなかなか撮れませんね。^^;
飼育の経緯
それではこの1年間の幼虫飼育と羽化までを軽く振り返ってみたいと思います。
まずペアリング、及びメスを産卵セットに投入したのは7月下旬のことでした。
ハンドペアリングを目視で確認後、そのまま産卵セットで同居生活を開始。
オスはその後すぐに取り出し、メスも8月6日に産卵セットから取り出したのですが、少し忙しかったため8月下旬に割り出しを行いました。
するとなんと、僅か2週間ほどしかメスを投入していなかったにも関わらず、80頭以上もの幼虫が。^^;
とりあえず8頭だけを確保し、他の幼虫たちはブログ等を伝って少しづつ私の手元から旅立っていきました。
その後、オスばかりに偏ってしまいそうな雰囲気があったため、新たにメスと思われる幼虫2頭を追加。
9月21日にマット交換と、そろそろ大きさが目立ってきたため、初めての体重測定を行いました。
ここからは定期的なマット交換と体重測定を繰り返し、最後にマットを交換したのが4月19日。そして6月1日に最初の成虫が出てきたわけですが、最後に幼虫の体重の推移と成虫体長をまとめて見てみたいと思います。
・9月⇒『21g・22g・23g・24g・29g・29g・29g・31g・31g・32g』
・11月⇒『21g・24g・24g・26g・33g・33g・33g・34g・35g・35g』
・12月⇒『23g・23g・24g・25g・32g・32g・33g・34g・34g・35g』
・4月⇒『27g・27g・27g・28g・37g・39g・39g・39g・41g・42g』
そして成虫は、
・6月⇒『50㎜・53㎜・53㎜・55㎜・77㎜・77㎜・79㎜・80㎜・80㎜・80㎜』
という結果になりました。
最終的に20g台だった幼虫はメスで、オスは体重差もありますが、成虫の体長はこのあたりだと、体重だけでは決まらないようですね。
ちなみに幼虫飼育は一貫してこちらのマットを使用、
フォーテック社の『カブト1番 』です。
最後に
マットが良かったのか?
飼育環境が良かったのか?
全ての個体が親を上回り、さらにきれいな状態で羽化してくれました。
ここのところクワガタの飼育種も増え、飼育管理は忙しくなりましたが、今年も国産カブトムシのブリードは続けていく予定です。
個人的に過去には経験がほとんどありませんが、今年は羽化した個体の中から種親を選定し、『累代』という形でブリードを進めていきたいと思います。
目指すのはもちろん『親越え』ですがそれともう一つ。
実はすでにチャレンジしているのですが、カブトムシは成虫寿命が短いため、少しでも長生きしてくれないかと。^^
特にブリードで生まれてきた個体は成虫寿命がWDの個体に比べて短く感じますので、今年羽化した成虫たちがどこまで生きてくれるのか?
大事に飼育していきたいと思います。
コメント
鷹さんおはようございます。
国産カブト綺麗な個体ですね‼️
うちは7匹中羽化不全が3匹いまして、すでに2匹死にました
上手く♂♀2匹づつ完品で羽化したのがいるのでこのペアで累代しようかなぁと思っています。
また報告楽しみにしてます
ちっきー様
こんばんは。
今年は例年以上にきれいな個体が羽化してくれました。^^
これはおそらく、大きな飼育ケースを使い、
幼虫たちに十分なスペースを与えたのが良かったのかな?
と思っています。
もちろん温度や湿度、幼虫時代の成長度合いも影響しているかもしれませんが、
これまでの経験上、カブトムシの幼虫を飼育するケースは、
大きければ大きいほど羽化不全を防げるような気がします。
ちっきー様も累代の予定ですか?
私も例年は採集して血の入れ替えを行っているのですが、
今年はきれいな個体が多かったため、累代してみようかと考えています。
またご報告させて頂きますので、
楽しみにしておいてくださいね。^^
鷹さんこんにちは。国産カブトムシの羽化おめでとうございます。
さて
我が家も国産カブトムシを飼育というかほぼ放置(笑)してたのが羽化してきました。
温かくなってからマットにコバエが沸きまくりどうしたもんかと思ってましたが、そんなことは関係なく元気な個体が飛び回ってます。
しかし、羽化して感じた事は『動きが速い、良く飛ぶ』です。ずっとクワガタを見てましたので違いに驚きというかちょっと引いてます(笑)まぁ、生体の違いなんでしょうが、私はクワガタの方が好きかもしれません(笑)
しかし、全くの初心者が野外採集から羽化まで出来たのでとても嬉しく思います。
のんびりと累代していこうと思います。
都内40歳父さん様
こんにちは。
本当にカブトムシはよく動き回りますよね。^^;
カブトムシ・クワガタムシに限らず、
生物のこのような習性は、その生態に大きく影響しているようですね。
例えばカブトムシは、
・主に樹液を食料とし、そこでオスとメスのカップルが誕生する
・産卵、及び幼虫の生活場所は腐葉土のため、それを探して飛び回る必要がある
・成虫の活動期間が短いため、その間に繁殖活動を行う必要がある
・大きい分外敵にも発見されやすいため、それなりの動きが必要になる
・同じ理由からクワガタのように、樹洞に身を隠すこともできない
こんなところでしょうか?
クワガタも概ね似たような生態で、
一般的には成虫機関の短いノコギリやミヤマは飛翔性が高いですね。^^
またカブトムシはクワガタに比べると圧倒的に産卵数も多く、
幼虫も比較的丈夫な部類に入ると思います。
これには1年で生涯を終えてしまうということも影響しているでしょうし、
自然界ではマンボウなどと同じく、無事成虫までたどり着ける卵が少ないんでしょうね。
逆にこれらが飼育下ではメリットとなり、
初心者でも飼育し易いという要因になっているのでしょう。
どの昆虫も色々な特徴があり、良くも悪くも感じてしまいますが、
やはり『ヤマトカブトムシ』の独特な形状は、
どれほど時代が変わっても色褪せることがありません。
是非とも累代してあげて、
末永く飼育してあげてくださいね。^^
PS:ただ『爆産』には要注意ですよ!^^
鷹さん、こんばんは。
おお、オス全員77〜80ミリですか。すごいですね〜。
カブが出てくると、そろそろ夏だなあと感じますね。
ウチもカブト29頭、全て羽化してきました。
既に10頭は、息子の同級生達に里子にだしましたが、
毎日ゼリーの消費が半端ないです(^^)
あとご報告ですが、本日パラワン割り出しをしてみましたが、
初令3に卵2という結果でした。初令のコも非常に弱々しく、
かなり心配です。
オオクワや本土ヒラタは爆産で初心者にしては出来過ぎだと
思いますが、パラワンはマットの水分加減がイマイチだった
かなと、反省しきりです。
ではまた。
ちいもん様
こんばんは。
結果から言えばカブトムシの幼虫飼育は少し管理不足だったかなと、、、
もう少ししっかり管理していればもう少し大きくなったかもしれませんが、
ひょっとするとこのサイズがこの血統では限界なのかもしれません。
検証のため今年は羽化した成虫から親虫を選別し累代する予定です。
さすがに80㎜あると立派なのですが、
本音で言えば理想である『角の大きいカブトムシ』にはまだまだです。
どうも栄養が体の大きさに取られているようで、
このあたりも今後の飼育の課題になってきそうです。
さすがに29頭も羽化すれば『お祭り騒ぎ』ですね。^^;
カブトムシの食欲はとてつもないので、
私も先日、『プロゼリー』ではなく『安物ゼリー』を大量に購入しました。
ただカブトはどんなゼリーでもよく食べてくれるので、
それだけが救いですね。^^
パラワン、なんとか成長してほしいですね。
基本的には本土ヒラタと同条件でよく産んでくれると思うのですが、
産卵には様々な条件が影響してしまうようです。
とりあえずは幼虫がマットを食べてくれること、
そして卵が孵化してくれることですね。
私もお祈りさせて頂きます。
うちは、ペアでカブトムシ飼ってましたがオス死んじゃってメスはまだ生きてますが卵ないですね。虫かご広すぎたかな
よう様
こんばんは。
今の時期に産卵していなければ、さすがに今年は難しいでしょうね。
私も今年は不発に終わってしまいました。^^
飼育ケースはどちらかと言えば、大きければ大きいほど多く産卵してくれる傾向があります。
これまでの飼育経緯にもよりますが、ペアリングしていなかった可能性が高いのではないでしょうか?
ぜひ来年、再度チャレンジしてみて下さいね。^^