カブトムシの幼虫飼育初心者におすすめのマットとは?

みなさんこんにちは、鷹です!

カブトムシの飼育も10月になれば幼虫がメインになりますね。みなさんが飼育されている幼虫もほとんどが2齢・もしくは3齢幼虫になっているんじゃないでしょうか?

カブトムシの幼虫は3齢になると急激に大きくなり、さらに大食いとあってマットの減り具合も尋常じゃありません。^^;ちょうど9月後半から10月にかけて、はじめてのマット交換をされるという方も多いと思われます。

しかしカブトムシの飼育初心者の方にとっては『いったいどのマットを使えばいいのか?』という疑問が湧いてくるようです。

実際、ネットで『カブトムシ マット おすすめ』と検索してみても、『熟成』『完熟』『発酵』『バイオ』等々、様々な言葉が並べられておりいまいちよく分かりません。

そこで『今回はカブトムシの飼育が初めて』という方の為に、改めてマットについて私の経験も踏まえてご説明していきたいと思います。

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マットはどうやって入手する?

カブトムシを飼育する際に使用するマットですが、一般的には以下の3つの方法があります。

  1. 市販されているカブトムシの飼育専用マット
  2. 園芸用の腐葉土を流用する
  3. 腐葉土を作ってしまう

もし可能であればコスト的に最も安くつくのは3の『腐葉土を作ってしまう』です。

しかしこれは住んでいる環境等も影響してくるので現実的ではありません。特に都市部にお住まいであればおそらく不可能でしょう。(私にも不可能です)

そこで2の『園芸用の腐葉土を流用する』ですが、こちらはコスト的にはそこそこ安くつくようですが、ほとんどの場合はそのまま使用することはできません。殺虫剤が混ぜられていたり他の昆虫の卵や幼虫が混ざっていたり。

使用するにはそれなりの知識と事前処理が必要なため、初心者向けとは言い難いものがあります。

そこでやはりお勧めなのは、1の『市販されているカブトムシの飼育専用マット』を使用することです。

考え方としては

  • カブトムシの成虫にバナナやリンゴなどのエサを与える
    ⇒栄養価は高いが手間はかかる。(頻繁な取り換え、衛生面でも)
  • 昆虫ゼリーを与える
    ⇒そこそこのコストはかかるがお手軽で清潔

と同じようなものですね。

とにかくカブトムシの飼育が初めてという方には、間違いなく1の『市販されているカブトムシの飼育専用マット』を使用することをお勧めします。

どんな商品を選べばいいの?

さてそうすると実際には実に様々な製品が販売されています。価格も10リットル当たり400円台の物から1,000円台の物もあり、実に3倍以上の値段差があるのです。

そこで選択時に参考にしていただきたいのが『製造メーカー』です。

  1. フジコン
  2. マルカン
  3. ミタニ

上記はおすすめ順に記載しているのですが、いずれもカブトムシ・クワガタムシの各種飼育用品を製造・販売しているメーカーで、日本国内では有名なメーカーになります。

もちろんこれ以外にもマットを製造してるメーカー(販売店)は多数存在し、優良な製品が多数販売されているのも事実です。

しかし中には取り扱いに際して少々マニアックな製品もあるため、初心者の方は少し戸惑ってしまうかもしれません。

それに対しこの3社の製品は『出してそのまま使える』というのがほとんどで、これが私がおすすめする最も大きな理由でもあります。

それでは次にカブトムシの成長段階に応じたお勧めのマットについて見ていきたいと思います。

成虫の飼育および産卵

成虫の飼育および産卵を目的とした場合、正直なところマットに関してはほとんどこだわる必要はありません

普通に飼育していてペアリングできていれば、メスはほぼ間違いなく産卵してくれます。

ただより確実な産卵を目指すのであれば、マットは10㎝~15㎝は入れておくようにして下さい。また底の方5㎝程を少し硬めに(上から手で押さえつける)詰めてあげると、より一層効果的です。これはカブトムシのメスがマットの中でも少し硬い部分を好んで産卵する傾向があるためです。

カブトムシのメスの産卵

ただ使用するマットに関しては、こちらのようなもので全く問題ありません。

フジコン 昆虫マット やまざとMAX 10リットル

マルカン くぬぎ昆虫マット 10リットル

これらのマットでカブトムシは十分産卵してくれます。

ちなみに私が成虫の飼育に使用しているのはこちらです。

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1齢幼虫から3齢幼虫

産卵の時期によって差はありますが、おおむね7月~11月末ごろまでと考えて下さい。

つまり卵から孵化して冬眠に入るまでの間ですね。

この時期は幼虫にとって最も大きく育つ時期になりますので、たくさんの栄養が必要です。そのため頻繁にマットの補充・交換が必要になるのですが、やはり熟成マット発酵マットがいいでしょう。

購入の際は『幼虫用』および『発酵済み』『熟成』の説明があれば問題ありません。またカブトムシは自然界ではほとんどが腐葉土の中で育つため、『腐葉タイプ』の物であればなおさら理想的です。

フジコン 昆虫マット ふるさとMAX くぬぎマット 10リットル

フジコン バイオ幼虫腐葉マット 10L icon

マルカン バイオ育成幼虫マット 10L

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冬眠前からさなぎになるまで

一般的に常温飼育であれば11月末~12月初旬に冬眠前のマット交換を行うことになります。

この時期以降は冬眠から目覚めた後やさなぎになることを想定して、より栄養価の高いものや目の細かいマットの使用がおすすめです。

特に4月頃にさなぎになる前の最後のマット交換を行うことになりますが、この時も産卵の時と同様、底から5㎝~10㎝くらいは少し硬めにマットを詰めていきます。そしてその上に10㎝以上軽くマットを敷き詰めて幼虫を入れてあげましょう。

カブトムシの幼虫はマットの硬い部分自分の糞を使って蛹室を作ります。

そのため蛹室を作るのに適した場所が見つからないとマットの上に出てきてしまったり、不要に動き回って体力を消耗してしまったりしてしまいます。また強固な蛹室が作れないと羽化不全(きれいな形の成虫になれない)などを起こしてしまいます。

参考記事⇒カブトムシの幼虫がさなぎ、そして成虫になるまで

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このようなことを避けるためにもこの時期にはマットの質にもこだわってあげたいですね。

フジコン 昆虫マット バイオフレークマット 10リットル

マルカン バイオ育成カブト虫マット 10L

またこの時期に使用するのであれば、以下のようなマットもあります。参考にしてみて下さい。

タニ 昆虫マット 完熟発酵マット 10L

ミタニ 昆虫マット 秘伝マット スーパー発酵タイプ 10リットル icon

マットの使用方法

この記事でご紹介させて頂いたマットは、基本的には袋から出してそのまま使用することが可能です。

しかしどの場合でも必ず加水してから使用するようにしてください。もし袋から出して十分に湿っているようであればそのまま利用可能ですが、そうでない場合は『手で握った時に塊になり、水分がにじみ出てこない』程度に水分を含ませてあげましょう。

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カブトムシの幼虫は乾燥にとても弱いのです。

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このような感じで少し大きめの容器にマットを広げ、水を少しずつ加えながらスコップでかき混ぜるだけでOKです。

マットのガス抜き

マットについて色々調べていると、様々なところで『ガス抜き』という言葉を目にすることと思います。

カブトムシを飼育する際に使用するマットは腐葉土を発酵させたものであり、この記事でご紹介させて頂いたマットは既に『発酵済み』の物なのですが、外気温が高い場合(概ね28℃以上)は稀に『再発酵』が起こってしまう場合があります。

これは言葉の通りマットの中で再度発酵が起こってしまうことなのですが、これが起こってしまうとガスの発生と共に熱も発生してしまいます。

そうするとマットの中の幼虫が酸欠になったり、高温で最悪の場合は死んでしまうこともあります。(多くの場合はマットの中から地上に出てきます)

参考記事⇒カブトムシの幼虫が土(マット)の上に出てくる理由

これを避けるために7月~10月初旬にマットの交換を行う際は、念のためにマットのガス抜きを行っておくことをおすすめします。

方法は非常に簡単です。

1.マットを袋から出して大きめの容器などに入れる。

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2.水を加えながらよくかき混ぜる。

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3.そのまま日陰で1週間放置。

4.飼育ケースにマットを入れる。

5.2日後に再発酵が行っていないか?(マットの底の方で発熱、および異臭はないか?)をチェック。

6.問題なければ幼虫を投入。再発酵が起こっていれば再度1から繰り返す。

基本的には『放置』ですので作業は水を加えながらかき混ぜるだけです。何も難しいことはありませんね?もちろん今回ご紹介したマットであれば、外気温が20℃前後になればこれらの作業は必要ありません。

それでは次にマットの交換方法についてご説明していきます。

マットの交換方法

マットの交換には大きく分けて以下の2つの方法があります。

  1. 使用しているマットの異物(幼虫の糞など)を取り除き、新しいマットを補充する。
  2. マットを全て新しいものに入れ替える。

1.は少し手間がかかりますが、少しでもコストを下げたい場合にはおすすめです。また大きめの飼育ケースやコンテナケースで複数飼育してる場合にはこの方法で問題ないでしょう。

私が行っている方法は以下の記事に詳しく書いてありますので、この方法をやってみようという方は参考にしてみて下さい。

カブトムシの幼虫用マットのメンテナンスと仕分け

ちなみに結構『重労働』です。^^;

2.はそのままですね。飼育ケースからマットと幼虫を取り出し、再度新しいマットを入れて幼虫を投入。特に冬眠前まではこちらの方が理想ですね。

マット交換および補充のタイミング

最後にマット交換のタイミングについてですが、仮に8月の中頃に幼虫が卵から孵化したとして、こちらの飼育ケースに10頭を飼育した場合の目安です。

サイズ:W430×D260×H315mm

  1. 9月中頃(約1か月後):補充
  2. 11月末~12月初旬:総入れ替え
  3. 3月末~4月初旬:総入れ替え

上記はあくまでも時間を基準とした目安となります。

本来はマットの減り具合(セット時より3分の1減った時)、糞が目立ってきた場合(表面だけでなく少し掘ってみて確認する)が基本です。

もちろん幼虫がマットの上に出てきてしまった場合も要注意ですが、出てきてからでは少し遅すぎます。

カブトムシのマットはこまめなチェックと早めの補充・交換が基本です。

最後に

今回はカブトムシを飼育する際のマットについてご説明させていただきました。

マットは様々なものが発売されておりどれを使うべきか迷ってしまうのですが、普通に成虫へと育てるのであればそんなにこだわる必要はありません。

こまめにマットの水分と量さえ点検していれば、70㎜クラスの個体は普通に誕生してくれるでしょう。

もちろんそれ以上の大物にこだわるのであればマットの質にもこだわるべきでしょうが、それだけでは不十分で温度や湿度の管理も必要になってくるようです。

ミタニ 昆虫マット 完熟発酵マット 10L icon

何より一番大事なのは例え小さくても少しでも元気で長生きしてくれ、次の年も子孫を残してくれる。

そんな思いを込めてカブトムシの幼虫を立派な成虫にしてあげて下さいね。

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