ヒラタクワガタの幼虫、初めての菌糸ビン交換

ヒラタクワガタ

みなさんこんばんは、鷹です!

11月に成虫ペアと共に譲っていただいたヒラタクワガタの幼虫たちですが、11月17日に6頭のうち3頭はフォーテック G−pot 550cc、3頭は大夢B プロスペック 1400ccに投入し飼育を続けています。

上の画像は我が家にやってきた時のものです。

また、飼育開始時・菌糸ビン投入時の様子はこちらの記事を参考にして下さい。

ヒラタクワガタの飼育、はじめました!
みなさんこんばんは、鷹です! 私は子供の頃から父親に連れられてカブトムシ・クワガタムシ採集を行ってきており、現在採集に出かけるポイントも当時とほとんど同じ場所です。 子供の頃は父親が山や自然に詳しかったこと、主に早朝に採集に出掛けていたこと...
ヒラタクワガタの幼虫を菌糸ビンへ投入しました!
みなさんこんばんは、鷹です!昨日までの暖かい11月が嘘のように、今日は日本各地で冷え込みがきつくなってしまいましたね。大阪でも最高気温こそ16℃ほどを記録したものの、実はこれは夜中の気温だったようです。逆に日中はさらに冷え込んで、昼間の最高...

この幼虫たちは採集者様が2016年7月に屋外採集したメスから生まれたもので、親は30㎜前後のごく一般的な大きさだということです。また幼虫を産卵セットから取り出したのは9月に入ってからだそうです。

ところで今年に入ってからフォーテック G−pot 550ccの3本に、かなり食痕が広がってきました。また観察していて少し気になることもあったため、少し早い(投入から2か月)タイミングにはなりますが、菌糸ビンの交換をしてみました。

目次

新たな菌糸ビン

ヒラタクワガタの幼虫たち6頭は、全て2016年11月17日に菌糸ビンに投入したのですが、大夢B プロスペック 1400㏄の方はもうしばらくそのままにしていても問題なさそうですので、今回はフォーテック G−pot 550ccの3本を交換します。

交換に際して菌糸ビンの種類とサイズに関して色々考えましたが、今回はこちらを使ってみることにしてみました。

大夢B プロスペック 800cc

菌糸ビン選択のポイント

菌糸ビンは種類やサイズが様々な物が販売されており、選ぶ際にはいろいろなことを考えなければなりません。

そこで今回、私が選択の際にポイントとした項目について、少しご説明させて頂きたいと思います。

  1. 菌糸ビンの大きさ=いつまで使用するのか?
  2. 菌糸の種類
  3. ボトルのサイズや種類

1.

基本的な使い方であれば、菌糸ビンは3か月に1回の交換を目安にします。今回(1月)に交換すれば、次の交換は4月ごろが目安になります。

ここで飼育者それぞれの考え方や飼育方法の違いが出てくるのでしょうが、私が飼育している幼虫たちのほとんどは、春から夏にかけて蛹になると予想されます。(9月頃に産卵しているため)

私はヒラタクワガタに関しては最終的にマットでの羽化を予定しているため、今回は800㏄の菌糸ビンを使い、その後はマット飼育に切り替えていこうと考えています。

2.

菌糸の種類はヒラタケ・オオヒラタケ・カワラタケなどが一般的ですが、ヒラタクワガタは一般的にヒラタケ・オオヒラタケが合っているようです。

ただ幼虫飼育の過程で菌糸の種類を変えてしまうのは、あまり望ましいことではありません。幼虫が変化に馴染めなかったり、拒食を起こしてしまうこともあるようです。

G-POT・大夢B、共に菌糸はオオヒラタケが使われていますので、菌糸ビンの種類は変わってしまいますが、これだけは合わせるようにしました。

3.

以前のG-POTは幼虫の食いつきも良く、非常に相性も良かったようですが、飼育者として唯一馴染めなかったのが、菌糸ビンの形状と色です。

これはあくまでも『個人的な好み』になってしまうのでしょうが、できればボトルは中の様子が良く見える『透明』が好みなんですよね。

菌糸ビン交換の準備

さて、今回新たに選択した大夢B プロスペック 800ccですが、菌糸ビンは使用前に下準備をしておかなければなりません。

手元に届いた菌糸ビンですが、フタにこのような透明のビニールが被されています。

まずはフタを開けてこのビニールを取り除きます。

その後数日間、使用する環境に置いて幼虫を投入する準備をしておきます。

菌糸ビンは製造されてから劣化を防ぐために、低温で保管されています。しかし実際に使用する際は18℃~23℃くらいが理想で、この温度帯に置くことによって菌糸が活動を開始します。ただ菌糸が活動を始めた際は菌糸ビン内の酸素を大量に消費し、ガスも発生させてしまいます。

そのため事前に数日間、飼育環境に置くことによって幼虫がすぐに馴染めるように、

  • 温度
  • 酸素
  • ガス

これらを現在の飼育環境とできるだけ同じようにしてあげる必要があるのです。

今回、菌糸ビンが手元に届いたのは1月12日です。1週間、自作温室に入れておいたので、交換準備は十分です。

それでは菌糸ビンの下準備をはじめますが、フタを開けて表面の菌糸を取り除きます。

ちなみに私はこのような道具を使っています。

全て100均(ダイソー)で買い揃えたものですが、真ん中は『カニ用スプーン』、右は『マドラー』です。

左のスプーンは大きめの幼虫の移動用。右のマドラーは卵や小さな幼虫(初齢)用。中央のカニ用スプーンは菌糸ビンの掘り出し用です。

これだけ揃えていれば、結構便利ですよ。^^

次に幼虫が潜り易いように少し穴を掘ってあげますが、私は端っこに掘るようにしています。

こうすることで潜っていく幼虫の様子が観察しやすくなります

菌糸ビンの交換

それでは早速、菌糸ビンを交換していきます。まずは現在の菌糸ビンの様子から。

さらにそれぞれの菌糸ビンを角度を変えて見てみると、

かなり食痕が広がっているのがお分かりいただけるかと思います。

また、冒頭にも記載いたしましたが、気になるのが3本目の菌糸ビンです。食痕自体は他の2本に比べると少ないのですが、角度を変えて覗いてみると、かなり大きく空洞が広がっているのが見えるのです。

『これはすでに幼虫が菌糸を食べつくしてしまった?』

こう考えたのが菌糸ビンの交換を早めた理由でもあります。

1本目の交換

それでは1本目です。

こちらはそれほど大きくないと予想される幼虫です。

外から確認してみても底の方にばかり食痕が広がっていた菌糸ビンですが、かなり掘り進めてようやく食痕が見えてきました。

ここから慎重に掘っていくと、

幼虫が顔を出しました!

穴を広げて幼虫を取り出します。

やはりそんなに大きくありませんね。^^

ちなみにこちらが幼虫が潜んでいた穴になります。

それでは早速、体重測定を、

6gでした。^^;

あまり長時間外に出しておくのは良くありませんので、手早く新しい菌糸ビンに投入です。

周囲には今まで過ごしていた菌糸ビンの食べかすや、幼虫の糞を入れてあげます。

これも幼虫が新しい菌糸ビンに馴染みやすくするためですが、幼虫の周囲にはバクテリアなどが生息しており、これが幼虫の消化吸収を助ける役割があるそうです。

そのため菌糸ビンやマットを交換する際は、少量の食べかすや今まで使っていたマット、古い糞などを入れてあげると幼虫が新しい環境に馴染みやすくなります。

ちなみにこの幼虫はオスのようですね。

2本目の交換

続いて2本目です。

こちらも食痕は1本目とよく似ています。

同じく、かなり底の方に空洞が見えてきました。

なんとこの幼虫、必死に逃げております。^^;

で、取り出して体重測定です。

なんと、先程と全く同じ6g!こんなこともあるんですね。

こちらも手早く菌糸ビンに投入です。

ちょうどこの角度ですと、オレンジ色の卵巣らしきものが見えますね。こちらの幼虫はおそれくメスだと思われます。

ちなみに古い菌糸ビンでは、このような空洞を作っていました。

3本目の交換

さてそれではいよいよ3本目の交換です。こちらはそこそこ大きな幼虫だと思われます。

菌糸ビンを掘ってみると、

やはり思った通り、かなり上部で食痕が見られました。さらに少し掘ってみると、

大きな空洞に少し大きめの幼虫の頭が。さらに掘り進めていくと、こちらも逃げて行くではありませんか。^^;

どうにか掘り出して見たところ、明らかに他の2頭より大きいです。それでは早速体重を計ってみます。

何と12gです!先の2頭の倍ですよ。

で、新しい菌糸ビンに置いてみると、

これなら違いが分かりますよね?

この幼虫はオスのようですね。

潜りながら糞をしています。

実はこれもクワガタの幼虫の特徴的な行動の一つのようで、異常を感じたり身に危険を感じたりすると、このように糞や体液を出してしまうそうです。

しかしそれも最初だけで、この後元気よく菌糸ビンの中へ潜っていきました。

最後に

今回、はじめてヒラタクワガタの菌糸ビン交換を行ってみましたが、11月に最初の菌糸ビンに幼虫たちが、元気に大きく育ってくれていたことが何よりです。

世間では『本土ヒラタクワガタ』でも特に大きな個体は幼虫時、30g~40gに達するものまでいるようですが、さすがに初心者の私にはそこまでの大型を生み出すことは不可能でしょう。

まあしかし、私の本年度の目標である『無事に成虫へと羽化させる』『できるだけ元気な個体に』、これを忘れずに飼育を続けていきたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました