パラワンオオヒラタクワガタの幼虫を菌糸ビンへ投入

みなさんこんばんは、鷹です!

3月15日に割り出しを行ったパラワンオオヒラタクワガタの産卵セットですが、今回はどうやら無事に成長してくれているようです。

プリンカップに移動させた幼虫たちはすぐにマットの中に潜って行き、翌日には全て側面や底面からその姿をできるようになっていました。

また、取り出した2個の卵のうち1個は、3月20日に無事孵化していました。

ところで今回は、先日取り出した幼虫のうち、すでに2齢に育っていた3頭を菌糸ビンに投入しましたので、その様子をご報告させていただきたいと思います。

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目次

はじめて使う菌糸ビン

先日の記事でも少し触れさせていただきましたが、今回は今まで使ったことのない菌糸ビンを用意してみました。

いつも通販でお世話になっているcharmさんで取り扱いしている、XL−POT 800ccです。

今回、こちらを利用することに決めたのには色々な理由があるのですが、主な物としては、

  1. ビンの形状
  2. 価格
  3. ブリードの検証

などが挙げられます。

特に③は重要で、私は菌糸ビンによる飼育の経験はまだ1年未満と浅く、種類もそれほど多くを使った経験がないため、様々なメーカーや種類を試してみることによって、今後のブリードの参考にしていきたいと考えています。

ただ菌糸の種類に関しては、パラワンオオヒラタはヒラタケ、もしくはオオヒラタケが向いているようですので、今回はこれもはじめてになるのですが、ヒラタケを使用してみることにしました。

ちなみにお値段は、10本セットで¥3,311-!

今回も昆虫ゼリークリアースライダーを一緒に購入したため、もちろん送料は無料です。(charmさんは1回の買い物が¥5,000-以上になると、送料が無料になります^^)

パラワンオオヒラタクワガタの幼虫を菌糸ビンへ投入

それでは幼虫を菌糸ビンに投入した時の様子をご紹介していきたいと思います。

菌糸ビンの準備

今回使用する菌糸ビンは約1週間前に手元に届いており、すぐに自作温室に入れて温度慣らしをしておきました。

ちなみにフタを開けるとこんな感じで、

あらかじめ中央に深い穴が掘られています。

これは幼虫を投入するための穴ですが、今回私はこの穴とは別の場所を少し掘って、幼虫を投入することにしてみました。

ビンの側面に沿って穴を開けたのは、潜って行く幼虫の様子を少しでも確認し易くするためです。

こうすることによって幼虫は、ビンの側面に沿ってビンの奥深くへ潜って行く可能性が高くなります。

菌糸ビンへ投入

それでは幼虫を投入していきます。

今回、菌糸ビンに投入するのはこちらの3頭です。

割り出しから1週間も経っていませんが、一回り大きくなったような気がします。

ちなみにこれはヒラタクワガタの幼虫、全般に言えることなのですが、

『とっても狂暴です』

移動させようとスプーンを近づけただけで威嚇してきます。さらにそれだけではなく、すくい上げようとするとスプーンに噛みつく有様。^^;それに加えて頭部もかなり大きいです。

まあ、これだけ元気があれば1年後が楽しみですが、とりあえず菌糸ビンへ投入していきたいと思います。

本土ヒラタクワガタを菌糸ビンへ投入した時もそうでしたが、パラワンオオヒラタクワガタの幼虫もすごい勢いで菌糸ビンの中へ潜って行きます。

そして体全体が見えなくなれば、これまで幼虫たちが過ごしていたマットを少し入れてあげます。

これはこれまでに何度か触れてきましたが、幼虫が卵から孵化して過ごしていたマットにはバクテリアが住んでいて、幼虫の消化吸収を助ける役割があると言われています。

そのためこのように、それまで幼虫が過ごしていたマットを一緒に入れてあげるという作業は、多くのブリーダーの方が実践されているようです。

幼虫の糞を見つけることができれば、それを一緒に入れてあげるとさらに効果的なようですが、今回は幼虫がまだまだ小さいため糞を発見することができませんでした。そのためできるだけ幼虫が住んでいた近辺のマットを入れるようにしています。

次回、菌糸ビンを交換する際にはそこそこの大きさまで育っていると思われますので、その時には糞を取り出し一緒に入れてあげることができるかと思います。

最後に

さて、いよいよ本格的な幼虫飼育の始まりです。

この先順調にいけば、約1年間にわたる幼虫飼育になるかと思われます。

まずは

「元気できれいな成虫に育て上げる』

というのを第一目標として、頑張って飼育していきたいと思います。

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