みなさんこんばんは、鷹です!
いやぁ~、本当に暑くなって参りました。^^;
まさに『夏本番!』といった気候で、本格的な『カブトムシ・クワガタムシのシーズン到来』といったところですが、それにしても今年は少し暑すぎるような気もしますね。
気象予報では例年以上の猛暑も予測されているため、くれぐれも体調管理、特に熱中症には注意して下さいね。(かく言う私も今年はちょっと身構えてしまいます^^;)
ところで本格シーズン到来ということで21017年のカブトムシ・クワガタムシ採集ですが、ちょくちょくブログ記事内で触れてはおりましたが、5月の下旬ごろから採集ポイントへは出向いておりました。
しかし採集ポイントの木が伐採されていたり、新規採集ポイントの探索をしたりで、6月14日にカブトムシのオスを1頭採集した以外は、コクワガタにしか遭遇していませんでした。
しかしカブトムシ・クワガタムシ採集において一番大事なことは、
『根気よく通い続けること』
この考えだけは大人になって採集をはじめた当初から持ち続けていますので、7月12日の夜、仕事が終わったその足で一人採集ポイントへ出向いてきました!
目次
今回の採集情報
今年は昨年までと違って、夜間、比較的遅い時間に採集ポイントへ出向くようにしています。
これは例え同じ場所でも時間を変えることによって、例年とは違う種類のクワガタムシに出会えるかもしれないとの考えからです。
この日は仕事場から直接採集ポイントへ向かったため、現地に到着したのは概ね22時ごろでした。
日中は30℃を超える猛暑でしたが、この時間の現地の気温は約23℃。
それでも少し蒸し暑い感じです。
ノコギリクワガタ祭り
さて、残念ながらカメラを持っていくのを忘れてしまったため、今回は採集の様子の画像はございません。(ゴメンナサイ<m(__)m>)
で、現地に到着し採集ポイントの木に近づいた瞬間、思わず自分の目を疑ってしまいました。
『なんじゃこれ!?ノコギリクワガタだらけやん!』
先週まではコクワガタすら見られなかった木で、何とノコギリクワガタが宴会を開いているではありませんか?
一人で、しかも採集の準備をしながら懐中電灯で照らしたためはっきりとした数は確認できませんでしたが、見たところオス・メス合わせて10頭前後はいたんじゃないでしょうか?
長年採集には通っていますが、これだけのノコギリクワガタが一か所に集まっているのを見たのもはじめてです。
とりあえず網を構えて数頭確保しましたが、その中で厳選した6頭のみを持ち帰りましたので、ご紹介させていただきます。
オス 約62㎜
まずは今回採集した中で最も大きなオスです。
と言っても62㎜ほどしかありませんが^^;大顎はなかなか立派な『水牛』です。
実際、このサイズですとお世辞にも大型とは言えませんが、とても元気が良く形も整っており個人的には好みですので数枚画像を撮ってみました。
こうしてアップで見ると、なかなか迫力がありますね。^^
この『威嚇スタイル』が、いかにもノコギリクワガタです。
オス 約52㎜
次も同じく大型歯(水牛)ですが、こちらは体長が約52㎜とさらに小型です。
すごい威嚇っぷりで、まともに写真も撮らせてくれません^^;
小さくても大顎は立派な『水牛』です。
この個体、大きさはそれほどでもないものの、喧嘩っ早さはピカイチです。
相当短気なようですね。
オス 約50㎜
こちらは上のオスと約2㎜しか体長が変わりませんが中型歯で、大顎が少し湾曲しているだけでほぼまっずぐに近い形状をしています。
これらの角度で見るとより分かり易いですね。
オス 約42㎜
こちらはさらに小さくて約40㎜です。
そこらへんにいるコクワガタと同等ぐらいの大きさです。
またこれぐらいの大きさになると、『水牛』とは全く雰囲気が異なり、まるで違う種類のクワガタかと思ってしまいます。
オス 約38㎜
で、オスの最後がこちら。
もうこうなればほとんどコクワガタですね。^^;
脚を縮めて固まっています。
大顎はさらに真っ直ぐなだけでなく、かなり小さいです。
ただその性質はやはりノコギリクワガタで、威嚇もするし攻撃もしてきます。そこはやはりコクワガタとは全く違うところですね。
メス 約32㎜
で、採集個体の最後がこちら。
採集時メスは数頭確認できたのですが、結果的に採集できたのはこの1頭のみとなりました。
他のメスは網を構えた途端、自ら落下して行方不明になってしまいました。^^;
今回の採集の目的
今回はお持ち帰りした以外にも数頭のノコギリクワガタのオスを確保していたのですが、厳選してオス5頭、メス1頭のみをお持ち帰りしました。
これには少し理由がありまして、
一つは『ブリードに使えるオスを採集したかった』こと。
もう一つは『ノコギリクワガタの大きさによる比較画像』を撮りたかったということです。
ブリードに関してはこちらのメス、
今年はどうしてもこのメスのお婿さんを確保したかったのです。
これは今年の目標の一つでもあったのですが、
今回、採集した62㎜のオスをお婿さんにと思い、早速同居生活をスタートさせました。
これで今年の目標の一つはなんとか達成できそうですので、頃合いを見て産卵セットを組んでみたいと思います。
そして今回は偶然にも大小さまざまなノコギリクワガタのオスを採集できましたので、
『これは是非とも比較画像を撮ってみたい』
との思いから、他のオスたちもお持ち帰りしたわけです。
というわけでブリードに使わないオスたちは次回採集時に元の場所にリリースする予定ですが、これはもちろん『放虫』にはなりませんよね?
で、今回は唯一採集できたメスもお持ち帰りしたわけですが、このメスは採集時の状況から交尾済みであることが十分考えられますので、後日、産卵セットに投入してみたいと思います。
WD採取の個体で父親も未確認のため、どんな個体が生まれてくるのか?
これもブリードの楽しみの一つでもありますね。^^
最後に
さて、今回はいきなり『ノコギリクワガタ祭り』に出くわしてしまった訳ですが、考えてみれば気温の上昇と共に一気に地上に出てきたような感じもしています。
もちろん同じ大阪でも早い地域では5月下旬から見られるようですが、私が採集に出向いているのは山間部のため、平野部に比べれば若干、時期が遅いのかもしれませんね。
また今年もまだまだ採集には出かけるつもりですが、これまでのように大量にお持ち帰りはせずに、必要な個体だけをお持ち帰りしたいと思います。
以前は捕れるだけ捕って近所の子供たちにも配っていたのですが、子供たちも大きくなり昨年あたりから貰い手がほとんどいなくなったため、ブリードに必要な個体だけを採集していきたいと思います。
他の飼育種とも合わせ、あまりに数が増えすぎても管理しきれませんからね。
最後に、今年から飼育道具を少し新調しましたのですが、使ってみると非常に便利だったため少しご紹介したいと思います。
まずはこちら、
USB充電式の懐中電灯(LEDライト)です。(上のタバコの箱は大きさの比較用です)
こちらは手の平サイズの大変コンパクトなLEDライトなんですが、いざ使ってみると驚く程明るくて照射距離も十分です。
20~30m先の木だと全く問題なくカブトムシ・クワガタムシを確認することができます。
さらに本体を伸ばせば照射範囲を変えることもでき、
スポット的にポイントを照らしたり、広範囲に足元を照らすこともできます。
さらにリチウム電池が付属しており、充電は電池を取り出すことなく本体に内蔵のコネクターへUSBケーブルを挿すだけで行うことができます。
今回、私は『Amazon』で購入しましたが、もっと早く買っとけばよかったです。^^;
そしてもう一つがこちら、
折り畳み式の虫網と伸縮式のポールです。
ポールは何と245㎝まで伸びるので、これなら少々高いところにいるカブトムシ・クワガタムシもゲットできますね。
さらに網はこんな感じで、
使わないときはかなりコンパクトに折りたたむことができます。(横は比較参考のための約92㎜のパラワンオオヒラタクワガタです)
で、広げるとこんな感じ、
実は今回ノコギリクワガタを採集する際にも使用したのですが、この網をクワガタたちの下に構え、一気に気を揺らして網の中に落ちてきたところを捕獲といった感じです。
網の大きさも十分で、今回のような採集方法にはうってつけの網ですね。
カブトムシ・クワガタムシの採取道具にも様々な物がありますが、採集方法や採集場所、さらには人それぞれの好みもありますので、よろしければ参考にしてみて下さい。
ちなみにこちらは『楽天市場』で購入です。
昆虫採集 虫捕り網 Bタイプつけかえ用 マジカルヘッド42cm
皆さんも色々工夫してみて、この夏のカブトムシ・クワガタムシ採集を楽しんで下さいね。
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