コクワガタの幼虫をマット飼育へ

コクワガタ

みなさんこんばんは、鷹です!

冬の間は外国産クワガタの飼育記事ばかりでしたが、国産クワガタもしっかり飼育していますよ。^^

ただ昨年とは違い今年はワインセラーを使って低温(20℃以下)で管理しているため、成長速度が遅く、また飼育環境の変化も少ないことから小康(放置?)状態が続いています。^^;

ただその中でもコクワガタの幼虫に関しては、菌糸ビンへ投入したのが昨年の9月中頃ということもあり、菌糸の劣化や幼虫が食べたことによる食痕の大きな広がりが目に付くようになってきました。

そこで先日、菌糸ビンの交換をすることにしたのですが、今回からは菌糸ではなくマットで飼育することにしてみました。

目次

マット飼育への変更

元々昨年のブリード開始時点から、コクワガタの幼虫に関してはマットでの飼育も考えていました。

というのも私がいろいろ調べた限りでは、コクワガタに関してはマット飼育でもそこそこ大型に育つ事例もたくさん見られ、逆に菌糸で育てたからと言って、必ずしも全てが大型になるとは限らないようなのです。

そのため割り出し時にはマットでの飼育も考えていたのですが、ちょうどその頃は本土ヒラタクワガタの幼虫でブヨブヨ病が多発していたことや、それ以前にもスマトオオヒラタでブヨブヨ病が発生していたこともあり、若齢幼虫をマットで飼育することを躊躇していたということがありました。

そのため結局使うマットが定まらず、ちょうど菌糸ビンに余裕が出たこともあり、割り出し時に菌糸ビンに投入し現在に至ったというわけです。

ただ最近産卵セットに使っている月夜野きのこ園さんのくわMat』や、DOSさんの3次発酵クワガタマットではブヨブヨ病は全く発生しておらず、さらにマット飼育しているスマトラオオヒラタの幼虫も順調に大きくなっていることから、今回からマットを使ってみることにしてみました。

コクワガタの幼虫をマットへ

現在、コクワガタの幼虫は2ライン、合計8頭を飼育していますが、今回はその中でも早急に菌糸の交換が必要と思われるこちらの5頭をマットへ移動させたいと思います。

それでは早速1本目から。

こちらは底に幼虫の姿が確認できますね。

こうして幼虫のいる場所が分かっている場合は、掘り出すのも気分的にかなり楽です。

ということで幼虫とご対面。

かなり小さいですが、とりあえず体重を計っておきたいと思います。

 

やはり3gほどしかありませんね。

とりあえずマットに投入です。

卵巣のようなものが見えるような気もしますが、こちらはメスでしょうか?

コクワガタの幼虫は5gを超えるとほとんどがオスのようですが、この大きさですと微妙ですね。

コクワガタの成虫はオスでも30㎜に満たない場合もありますので、特に大きくなければ幼虫時に雌雄の判断をするのは難しく感じます。

とりあえず蛹化してからのお楽しみですね。

続いて2本目。

こちらはかなり幼虫が掘り進んだ跡が見えますね。そして反対側を見てみると、

少し大きめの幼虫の姿が確認できます。

で、早速掘り出すためにフタを開けてみると、

ここまで変色してしまっています。^^;

これは完全に交換タイミングが遅すぎましたが、とりあえず幼虫を、

ビンの外側からも確認できましたが、この幼虫はそこそこ大きそうです。

これは体重が気になるところですが、

やはり6gありました。

こちらはオスだと思われますが、思い返してみると昨年のコクワガタの幼虫飼育では、幼虫時の最大体重が7gでした。

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なんとか親と同等までは育ってくれているようですね。

では続いて3本目。

こちらも底の方はほとんど食べられていますね。

こちらもそれほどは大きくないようです。

あれ?

偶然でしょうか?またしても3g、1本目と同じですね。

さらに4本目。

この菌糸ビンもかなり酷い状態です。反対側は、

食べる所が無くなって、幼虫が暴れてしまったようにも見えます。

やはり全体的に少し交換タイミングが遅かったようですが、とりあえず幼虫を取り出して体重を計ってみると、

え?

またしても3g

なぜか同じ体重の幼虫が多いようです。

それでは最後、

こちらも底に幼虫の姿が確認できますが、今まで以上に小さいような気がします。そしてそれ以上に嫌な予感が、

やはりきのこが生えてしまっていました。

菌糸ビンはきのこが生えてしまうと、菌糸の栄養分をきのこに吸い取られてしまいます。そうするとクワガタの幼虫が栄養不足になってしまうので、早急にきのこを取り除くか菌糸ビンの交換が必要になってきます。

ところで幼虫の様子はと言うと、

なんと1g

やはり『ミニマム』でしたね。^^;

というわけでとりあえず5頭をマットに投入完了です。

最後に

少し昨年のコクワガタの飼育を振り返ってみると、昨年の今頃にはすでに数頭が羽化しており、4月には飼育していた全てが羽化を完了していました。

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これは管理温度の違いによるところが多いのでしょうが、昨年は冬の間は23℃~24℃で管理しており、今年は19℃~20℃の環境で管理していました。

昨年とは違った環境で飼育しているため、今年の幼虫たちはひょっとすると秋ごろに羽化してくるかもしれません。

もしそうであれば狙い通りなのですが、できればもう少し大きくなって欲しいので、これからはもっとこまめに観察及び管理をしていきたいと思います。

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