みなさんこんばんは、鷹です!
先日の記事でご紹介したコクワガタの幼虫に用意した菌糸ビンですが、4日程経過したためガス抜きも問題なく終了しているかと思います。
そこで昨夜(11月7日)、コクワガタの幼虫たちを菌糸ビンに投入しましたので、今回はその様子とコクワガタの幼虫についてご紹介させて頂きたいと思います。
目次
コクワガタの幼虫の現状
今年取り出せたコクワガタの幼虫は8月16日に4頭(うち2頭が☆に、、)、そして10月19日に行った割り出しでは、16頭の幼虫を取り出すことができました。
がしかし、昨夜菌糸ビン投入前に確認してみると、10月19日に取り出した16頭のうち10頭が☆になっていたということが判明してしまいました。
ブヨブヨ病が原因?
ほとんどの個体は跡形もなく消えていましたが、1頭だけはその姿を確認することができました。
お分かりいただけますでしょうか?
そうです。体が半透明になっているのです。
以前ネットを検索していて、このような現象についての記事を見た記憶があったため、再度検索してみるとありました!
これは『ブヨブヨ病』と呼ばれるクワガタの若齢幼虫がかかってしまう病気で、致死率は何と100%という病気だそうです。
この病気について詳しく書かれている『クワガタ工房 虫吉』さんの記事によれば、
朽ち木やマットの劣化に伴うバクテリアの環境バランスの悪化で、完治が難しい摂食障害が起こっている事が推察されます。
とのことです。
これが起こる原因としては、
- マットや朽ち木、産卵木の劣化
- 加水のしすぎ(水分過多)
などが考えられるそうです。
そこで今回の私の飼育過程について振り返ってみましたが、マットや産卵木などは購入してすぐの物を使っていたため、劣化はあまり考えられません。
しかし心当たりがあるのは『加水のしすぎ(水分過多)』です。
実は10月19日に割り出しを行った時はほとんどが1齢幼虫だったため、プラスチックコップに産卵時に使ったマットと産卵木の破片を入れて幼虫を保管しておりました。
しかしここのところ空気が乾燥しておりマットの表面が頻繁に乾いていたため、頻繁に加水していたのです。
ただ昨夜幼虫の様子を確認しようとプラスチックコップをひっくり返してマットを出したところ、『少し湿り過ぎかな?』とも思ったのです。
産卵木を割り出して幼虫を取り出すまでは無事に成長していたことから、幼虫が☆になってしまった原因はプラスチックコップに移した後だと考えられます。
つまり『小さい容器での飼育であるのに、大量の水を与えてしまった』
幼虫たちには非常に申し訳ないことをしてしまいましたが、二度と同じミスを繰り返さないよう今後の教訓にしていきたいと思います。
コクワガタの幼虫を菌糸ビンへ
少し残念な結果となってしまいましたが、気を取り直してコクワガタの幼虫を菌糸ビンへ投入していきます。
まずは菌糸ビンの蓋を開け、少し穴をあけて幼虫が潜り易いようにしてあげます。
ん?よく見ると、きのこが少し生え始めていますね?
菌糸ビンは気温や衝撃などにより、きのこが生えてしまうことがあるようです。(特に気温15℃~18℃が生えやすいようです)
まあこれは取り除いてあげれば使用には問題ありませんので、取り除いて穴を開けていきます。
少しわかりにくいかもしれませんが、画像の赤丸の部分です。
そしてこちらに投入するのは8月16日に取り出し、既に3齢に育っている幼虫です。
この時取り出した2頭は当初マットでの飼育を予定していましたが、購入した菌糸ビンが余ってしまうため急遽予定を変更!今後は菌糸ビンで飼育することにしました。
で、先程の菌糸ビンの穴を掘った部分に置いてあげます・
続いては同じ日に取り出したもう1頭の幼虫です。
そして10月19日に割り出した幼虫も。こちらは2齢ですね。
そしてこちらは1齢。
という感じで合計8頭を菌糸ビンに投入しました。
そしてしばらく観察していると、
あっという間に潜っていきます。
それどころか勢い余って1回転。
顔が出てきてしまいました。^^;
そんな感じで合計8頭を菌糸ビンへ投入しました。
1日後の様子
そして1日が経過し、菌糸ビンの様子を見てみると、
既に食痕が見られます。(幼虫のお尻も見えていますね)
さらにこちらにも食痕が。
もう一つこちらにも。
正直、たった1日でここまで掘り進んでいるとは思っても見ませんでした。
最後に
これでコクワガタの幼虫は無事菌糸ビンへ投入完了です。
来年の羽化に向けて大事に育てていきたいと思います。
ただある程度狙った時期(4月ごろ)の羽化を目指すとなると、どうしても温度管理が必要になってくるようです。
またきのこの発生を防ぐに為にも、温度管理が必要になってきます。
『簡易温室、作ってみようかな?』
只今、検討中です。^^
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