みなさんこんばんは、鷹です!
ん?
心なしか少しシリアスな記事タイトルになってしまいましたね。^^;
これでパラワンとスマトラの飼育が最後のような印象を受けてしまいますが、全くそんなことはありませんよ。^^
むしろ私は外国産クワガタの飼育に関しては全くの初心者で、ブリードもまだまだこれからの『駆け出し』ですからね。
ここで言う『最後』の意味は、以前産卵セットから取り出した卵から孵化した幼虫のうち、いまだ菌糸ビンへ投入していなかった『最後の数頭を菌糸ビンへ投入』という意味です。
というこで少し紛らわしくなってしまいましたが、早速ご紹介していきたいと思います。
目次
産卵セットと菌糸ビン
さて、今回最後の菌糸ビン投入を行う幼虫たちは、こちらの産卵セットから得られた幼虫になります。
いずれも割り出し時は卵の状態だったためプリンカップで保管・孵化させ、その後ブロー容器に移してマット飼育を行っていた個体になります。
数は全部で6頭になりますが内訳は、
- パラワンオオヒラタクワガタ=1頭
- スマトラオオヒラタクワガタ=5頭
になります。
そして今回も菌糸ビンはこちら、
今回の産卵セットのパラワンとスマトラには、全てXL−POT 800ccを使っていますので、もちろん成長に合わせてサイズは大きくしていきますが、成虫までこちらの菌糸ビンを使用してみたいと思います。
パラワンオオヒラタクワガタ
まずはパラワンになりますが、こちらはもうすでにほとんどが菌糸ビンへの投入が終わっており、残すは1頭のみとなりました。
実は少し放置気味だったため、横から見るとマットがかなり減ってしまっています。^^;
とりあえず掘り出してみると、
もちろんのことですが、すでに2齢幼虫に加齢しています。
菌糸ビンに幼虫が潜り易いように少し穴を掘ってあげ、
頭を下向きにして入れてあげます。
スマトラオオヒラタクワガタ
続いてスマトラオオヒラタクワガタです。
ブロー容器で管理していたのは4頭なのですが、この産卵セットでは以前にもブヨブヨ病が多発していたため、少し不安がよぎります。
とは言ってもこのまま放置していても仕方ありませんので、とりあえずは幼虫の姿が確認できているブロー容器から掘り出してみます。
こちらのブロー容器も横から見てみると、
これは幼虫がマットを食べていたという何よりの証拠ですので、このような状態を確認することができれば少し安心ですね。
早速掘り出してみると、
先程のパラワンより大きくなってしまってる、、、^^;
とにかく菌糸ビンへ、
ちなみにパラワンの幼虫と並べてみると、
(左がパラワン、右がスマトラ)
うーん、どちらももう少し早く菌糸ビンに入れてあげた方が良かったかもしれませんね。
とりあえず次に行きます。
こちらはマットの減りはそこそこなんですが、横からしっかりと幼虫の姿が見えています。
何と言っても、動いている幼虫の姿が確認できることが一番安心できますね。
ということで掘り出して菌糸ビンへ投入です。
こちらは先程の幼虫と比べると少し小さめですね。2齢初期といったところでしょうか?
これぐらいの大きさになれば幼虫もかなり丈夫になっており、今後の成長を考えても菌糸ビンに投入するにはベストな時期なのかもしれません。
またしてもブヨブヨ病発生
で結局、幼虫が無事だったのは上記の2頭のみでした。
残りの2つのブロー容器はと言うと、
こちらは幼虫の姿も形も見当たりませんでした。
そしてこちらは、
ブヨブヨ病によって死亡してしまった幼虫です。
やはりこの産卵セットでは、かなりの確率でブヨブヨ病が発生してしまいました。詳しい原因は不明ですがマットや水分など、今後のブリードでは少し改善していった方が良さそうです。
最後に
それでは最後にパラワンオオヒラタクワガタとスマトラオオヒラタクワガタのブリード状況をまとめてみると、
パラワンオオヒラタクワガタ
- 3月15日割り出し=幼虫7頭・卵2個採集
- 5月25日時点=幼虫9頭、菌糸ビンへ投入
スマトラオオヒラタクワガタ
- 3月15日割り出し=幼虫3頭・卵6個採集
- 5月25日時点=幼虫4頭、菌糸ビンへ投入
ということで、パラワンに関しては採取した幼虫・卵共にすべてが生存しており、スマトラは半数以上がブヨブヨ病によって死亡してしまいました。
パラワンに関しては予定通りの数ですがスマトラはさすがに少なすぎるため、実は少し前にペアリングを行い、別の産卵セットを組んでありました。
既にゴールデンウィーク中にメスを取り出しているため、6月初旬に割り出しを行う予定です。
こちらの産卵セットにも期待したいと思います。
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