羽化できなかったコクワガタのメス

みなさんこんばんは、鷹です!

前回の記事で『コクワガタのオスの羽化』についてご紹介させていただきましたが、実はそれよりも前にさなぎになっていた幼虫が1頭いました。

コクワガタの幼虫がさなぎになりました!
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ここでお察しいただけると思いますが、『いました』というのはつまり過去形で、誠に残念ながら成虫に羽化することができず☆になってしまいました。

そこで今回は『ブリードの失敗例』として、コクワガタのメスが成虫に慣れなかった理由について考えてみたいと思います。

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成長の推移

まずはこのコクワガタのメスの成長の推移を、ご説明していきたいと思います。

この個体は昨年の夏に採集したメスを産卵セットに入れ、10月に割り出しを行った時に回収したうちの1頭です。

コクワガタの幼虫の割り出し
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その後11月に菌糸ビンに投入、

コクワガタの幼虫を菌糸ビンに投入
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そしてほぼ放置状態で飼育を続けていましたが、菌糸ビン投入から3か月が過ぎ、さすがに菌糸の劣化も見られはじめたため2月に掘り出しを行ったところ、すでに蛹室を作り前蛹になりかけていたため、そのままの状態で飼育を続けていました。

コクワガタの幼虫を菌糸ビンからマット飼育へ
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その後2月13日には無事にさなぎへと蛹化しました。

コクワガタの幼虫がさなぎになりました!
みなさんこんばんは、鷹です! ここのところ本当に寒い日が続いていますね。 私の住む大阪でも最高気温が5℃~7℃程度という日がほとんどで、...

しかしこのまま羽化するかと思われた3月9日、動きを止め☆になっているのを確認してしまったのです。

さなぎの変化

それでは次に、さなぎに蛹化してからの変化を見ていきたいと思います。

・2月13日

こちらはさなぎに蛹化して直後の画像です。

体も色がつきはじめたばかりで、まだ目の色も黒くはありません。

・2月23日

蛹化から10日ほどが経過し、体の色もかなり濃くなってきました。また目も黒くなり形がはっきりと分かるようになりました。

・2月26日

さらに目がはっきりとし、体全体の色も濃くなりつつあります。

・3月3日

また一段と体全体が濃くなり、脚にもだいぶ色がついてきました。

・3月4日

今度は赤みがかかってきましたね。

・3月5日

頭部の色が濃くなり、脚もさらにはっきりとしてきました。

・3月6日

頭部の赤がさらに強くなり、少しづつ脚を動かすようになりました。

・3月7日

脚は動いているものの、昨日とあまり変化はありません。

・3月8日

・3月9日

色はさらに濃くなったものの、全く動かなくなってしまいました。

つまりこの日に☆になってしまったのです。

さなぎの状態を検証

『羽化まであと一歩』というところまできておき、さらにすでに脚まで動かしていたのにも関わらず、どうしてこのさなぎは羽化することができずに☆になってしまったのでしょうか?

とにかく蛹室から取り出して、全体の様子を確認してみます。

画像では確認できないと思いますが、白くて小さい『ダニ』のようなものがさなぎの体中にわいています。

さらに腹部背部には、『白いカビ』のようなものまで確認できます。

羽化できなかった原因は?

取り出したさなぎの体から確認できた『ダニのような生き物』『白いカビのような物体』が、いつどのようなタイミングでさなぎに付着したのかは不明です。

しかし元気な個体であれば、このようなものが付着してしまうことはあり得ないでしょう。

ただこれらの物体がさなぎが羽化する体力を奪ってしまったことは、十分に考えられるでしょう。

基本的な部分から考えるとクワガタの幼虫が食事を摂る(栄養を補給する)行動を止め、成虫へと羽化するまでの期間は、蛹室を作る時間まで含めると概ね2か月前後はあるかと思います。

そうすると幼虫時代に十分な栄養を蓄えることができなかったことが、今回、このさなぎが羽化できなかった原因なのかもしれません。

また一連の画像を見て頂ければお気づきになるかもしれませんが、羽化行動の直前からこのさなぎは動いてはいたものの、ずっと仰向けになったままです。

もしかするとそのせいで背部に異常な湿気が溜まり、ダニやカビの発生を誘発したのかもしれません。

そう考えると今回のように蛹室を壊してしまった場合には、そのままの場所で飼育を続けるより人口蛹室に移動させた方が良かったのかもしれません。

ただ今回のケースを体験して学んだことは、

『色々なことを経験及び注意深く観察し、常に考え次の教訓とすること』

これが次の成功につながるんだと、つくづく思い知らされた感があります。

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